バーテンダーの艶

scotch_catが猫大好きなことは以前にも書いたような気がします。
scotch_catの名前の由来についても。

昔集めたポストカードが出てきました。猫ちゃんのがいっぱい。
あんまりねこねこって言うと彼氏の大福君に怒られそうですが。

そしてこれも昔大好きで集めたマリリン・モンローのポストカード。
ちゃんとマリリンの映画観た事ないけれど何だかやたらと好きだったのです。

二つとも。今思うと、しなやかで可愛くてセクシー。
色気たっぷりに媚びるけれど芯は強い。
姿態の限りを尽くして甘えるけれど実は賢くて。
ふたつに共通するのはそんな感じ？

カワイイもん。女の私でも「ずるいよ～っ！！惚れてしまうやろ～！！」って思いますもん。

昔、先輩バーテンダーが言っていたのです。
「バーテンダーはいやらしくてはいけないけれど。バーテンダーに必要な資質としては、『色気』というより『艶っぽさ』だよ」って。
なるほど、とすごく納得したのです。第一線で活躍する先輩バーテンダー方は、
男女問わず、みなさんとても「艶っぽい」のです。
容姿の良し悪しだとかではなく、たとえお腹の出た中年バーテンダーさんでもとても「艶っぽい」。

何なのでしょう、あのバーテンダー独特の色気、いや、「艶」。
長年この仕事を続けると自然と身に備わるものなの？？
うらやましいけど、努力して何とかなるものでもない気がする～！

scotch_catも頑張ります・・・
どうやって頑張っていいか分からないですが。
猫ちゃん、マリリンモンロー、不二子ちゃん。どれでもいいから近づきたい！！
惚れてしまうやろ～！！



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自信喪失中（主観！）

芸術とか味覚とか。主観的な基準でしか評価できないものって
その優劣を決めるのは本当に難しい。
いや、そういうものに優劣を付けること自体、間違っているのかもしれないけれど。

学生時代、美術部長だったscotch_catはよく絵画展を観に行っていた。
すごく好きな画家の一人、「アルフォンス・マリア・ミュシャ」。
ミュシャは、アールヌーボーを代表する画家の一人。この画風、みなさん一度くらいは見覚えがあるのでは？
お酒やタバコのラベル、ポスターなどで広く活躍していた画家だ。
写真はそのポストカードとブランデー「カミュ」のミュシャラベルバージョン。

たくさんの絵画展、美術展に行ったけれど、好き嫌い、は分かるけど、
結局どれが優れてて、どれがダメで、なんてscotch_catには判断付かない。
数学みたいに一つ間違いない答えが出るわけじゃない。
こういうものって優劣、順位なんて決められない。
分かるのは、「私はミュシャが好き」。それだけ。

カクテルの世界だってそう。もちろん、お客様に美味しい物を飲んでいただくために
日々悩んで努力しているつもりだけれど。
自分が良しと思ったものが他人には酷評されたときのあのショック。
それが風の噂だとかで聞こえてきたときはさらにショック。

私、いいバーテンダーではなかったのかな。
独りよがりの自己満足、お客様からは冷ややかな目で見られていただけ？とか。

難しいですね、主観的な世界。自分の仕事を客観的に眺めてるつもりでもやっぱり分からない。
でもくじけている場合ではない。周りは常に流れ続けている。立ち止まったら流れの中に取り残されてしまう。

結局、正解なんて分からないけど今日も精一杯お客様が喜んでくれるよう
努力し続けるしかないのです。

1000人お客様がいたら、1000人に100点満点をもらえるバーテンダーなんていないかもしれない。
だけど・・・出来ることなら。出来ることなら何とか80点くらいはもらえるバーテンダーになれるように、と思うのです。

コンペティションのレシピ締め切りが近いです。何かにヒントをもらおうとジタバタ中。
いつものことですが、こうなるとしばらくscotch_catの苦悩の日々が続きます。

誰か！100点の取り方教えて！！Help me！！

沈まない海月

久々に行きました。近くにあるけど意外と行かない、「えのすい」。
scotch_catはクラゲの水槽の前に張り付き。不思議、この生き物。癒される～。
写真はシーネットルとミズクラゲ。

これはシーネットルのアップ。このクラゲ、足がまるでレースのフリルのようなのです。
ほらほら、みて。レースのリボン。さ、触りたい～！金魚鉢の金魚を眺める猫のようにscotch_catは水槽のクラゲを狙う。

「クラゲ」。英語だと「Jelly Fish」。ジェリーのお魚。カワイイですね。
漢字だと「海月・水母」。海月は分かるけれど、水母は何で？水の母？
イメージとしては海のお月様の方がピンときますね。

海のお月様といえば、scotch_catのコンペティションの練習を見てくださった
素敵な先輩バーテンダーが作った、オリジナルカクテルが「ルナシー」。
「ルナシー」=海のお月様、ですかね。大会優勝カクテルなのですよ。
とってもキレイなカクテルです。

カクテルコンペ、scotch_catも頑張らなくてはいけないのですが。
次のカクテルコンペティションの書類締め切りまで一ヶ月を切ってしまいました。
やってもやっても結果にはなかなかつながらず・・・
今回こそ何かしらの形にできたらいいな、と思っているのですが。
諦めない。くじけない。

「たゆたえども　沈まず」。
そう、海月のように。迷って、悩んで、海に彷徨っても漂っても、決して沈まず。
負けません。

そしておまけ。江ノ島の参道に置いてある、江の島ネコ募金。
切ないですね。捨てないで～。scotch_catも捨てないで～。頑張るから！
そしてscotch_catにも愛の手を！！

心の処方箋

「レシピ」という言葉。カクテルのレシピ。お料理のレシピ。
もともとは、レシピとは「処方箋」という意味の言葉なのです。

世の中に、絶対にお客様を裏切ってはいけない職業が二つあって、
一つは医者・薬剤師。もう一つはバーテンダー、ってよく言われます。
どちらも、毒にも薬にもなるものを売っているから。
薬だってお酒だって、使い方を間違えれば毒になってしまう。
医者やバーテンダーの匙加減、「処方箋」ひとつで、お客様の身体や心を左右してしまうから、ということでしょう。納得。

写真は「ウンダーベルグ」というドイツのスピリッツ。一本20ml入りの、飲みきりサイズの小瓶です。
40種類以上のハーブが配合されていて、味も香りもまさに「液体ソルマック」そっくりです。かな～り苦いです。そして度数は44度。何気に強い・・・
昔から胃薬として親しまれてきたもの。胃の調子の悪いときや、脂っこい食事の後に飲むと良いとされています。

そしてこれはウンダーベルグのディスプレイ用ガンベルト。
皮製の、かなりリアルなガンベルトです。そこに、ウンダーベルグを弾丸のように差し込むのです。これ口の中に撃ち込まれたら酔いつぶれて死んじゃう　笑。

まさにお薬。40種類以上のハーブの処方箋に基づいて作られた、「身体」のためのお酒、ウンダーベルグ。

じゃあ、心のためのお酒は？
それはカクテル、かな？何もお洒落なカクテルだけでなくても、ウイスキーの水割りでもいい。
そこにバーテンダーの、「人の手」が加わることで「心のためのレシピ（処方箋）」になるのではないでしょうか。
お客様の好みを考えて。その体調や気分を労わって。そうやって作られた一杯は、
きっと心に効くはずだと信じてバーテンダーはその一杯を作るのです。

ちょっぴり胃の調子が悪いとき。そんなときはバーのカウンターでぜひウンダーベルグを。
そしてちょっぴり心の調子が悪いとき。そういうときもぜひバーのカウンターで一杯やってほしいのです。バーテンダーと話しながら。

バーの扉を押して帰るときは、きっと来た時よりも少し元気になっているのでは。
バーテンダーはそう願って止みません。
今夜も素敵な患者さん？もとい、お客様のお顔を見られることを楽しみにしております。

Silver catとCocktail Glass

scotch_cat、新しい趣味発見！！「シルバークレイ」始めました。
シルバークレイとは、粘土のように自由に形作ることができる銀の粘土。
好きな形に切り取ったり、こねたりして乾燥させ、ガスコンロで焼くと、水分やら他の成分が消失して、純銀になるのです。不思議～！面白い。

scotch_cat、今日がほんとに初挑戦。
紙粘土の感覚に似てますね。もたもたしてると乾燥してひび割れてしまうので、
お水を付けながらこねこね・・・

「scotch_cat」だもん。ここはやっぱり猫とカクテルグラス。うふ。カワイイでしょ。
だけど、scotchの悪い癖。ろくに説明書を読まないでスタートしちゃう。
やすりもかけずに焼いたらふちがボコボコ。ん～、でもまあこれが味ってやつよ。

しかも・・・コンロで焼きあがった完成品、なぜか猫のおなかのところだけぽっこり・・・
これなに？？なぜ？？何か不純物でも混じっていたのかしら。
しかし、よりにもよっておなかのとこだけ。
これは、ダイエットさぼってるscotch_catへの神様からの警告？
はいはい、実物scotch_catも確かにおなかぽっこりですが。
・・・ダイエット再開するか・・・