Bar Scotch Cat ~女性バーテンダー日記~

Bar Scotch Catへご来店ありがとうございます。
女性バーテンダーScotch Catの独り言&与太話です。

生ハム三昧

2006-11-24 14:37:18 | おいしいモノ・お店


先日、お客様に教えていただいた八丁堀の「まる。」さんに行ってまいりました。このお店は酒屋さんが直営していて、一階が酒屋&立ち飲みや、二階が生ハムがウリのバール、3階がフレンチのお店になっております。 今回は2階のバールで生ハムを食べよう!というのがテーマでしたので、2階でさんざん生ハム三昧をしてまいりました。大きいかたまりのままの生ハムが5種類くらい目の前にどーん!と並んでいて、そこから直接ナイフで削って生ハムを出してくれるわけです。 今回は、ハモンセラーノとイベリコを2種類、計3種類を食べてきました。しかし生ハムを一度に大量にってなかなかおなかが膨れますね・・・生ハムくらい軽いかな~、と思ったのですが。私の大好物はイベリコ。ん~、やっぱりうまい!プロシュートもハモンセラーノも好きですが、このイベリコは格別なのです。どんぐりばっかり食べてるとこんなにおいしくなるものなのかしら。しかし、イベリコはおいしいけれどもお値段も高い。メニューにはイベリコ(前足)と、イベリコ(後ろ足)があって、さらに後ろ足にも2種類あったのですが、お値段が後ろ足2種のほうが高いのです。前か後ろかで値段まで変わるのね~。後ろ足のがいっぱい運動してるからおいしいのかしら。店内は撮影禁止だったようなのですが、こっそり撮ってきてしましました。おいしかった。また行きます。

Days of wine & champagne ワインとシャンパンの日々

2006-11-15 09:40:43 | to the bar


私の勤務するバーの店長がつい先日、誕生日を迎えました。
店長!おめでとう~!!
で、常連のお客様が「少々遅めの誕生日祝い」ということで、10月生まれのもう一人のバーテンダーと
店長の誕生日の二人分ということでなんとも豪勢なワイン&シャンパンの数々を開けてくださいました。
すごい!

左からヴーヴ・クリコ、リュリー・プルミエ、シャトー・アンジェリュス’83、ドンペリニョン’96、
シャトー・ブラーヌ・カントナック’78、ドンペリニョン・ロゼ、カロンセギュール’90・・・

こんなワインとシャンパンが一度に開くことなんてそうそうない!えらく贅沢なお誕生日祝いとなりました。
私がお休みの日じゃなくてよかった・・・(涙)。しかしみんなでとはいえ、7本飲むのきつかった(涙)。

しかし、この数々のビンテージワイン&シャンパンの中で、ちょっと改めて驚いたのが
ドンペリニョンの’96ビンテージ。
正直な話、私はあまりドンペリが好きではありません。これは個人的な好みの問題なのですが。
ドンペリニョンももちろん素晴らしいシャンパンだとは思うのですが、コストパフォーマンスを考えると
もっと安くておいしいシャンパンはいくらでもあると思ってしまうのです。あくまで個人的意見ね。
しかし!この’96のドンペリニョンは目から鱗!でした。ビックリ!おいしい!!!
ワインならビンテージによって味に差が出てくるのはよくわかりますが、シャンパンでもここまで
判りやすく差が出るものなんですね。今まで飲んでいたドンペリニョンに比べると、この’96は
ずっと甘味があってフルーティーでした。ドンペリニョン’96は大変良い出来だとは聞いていましたが
なるほど納得でした。

というわけで、おこぼれに預かってずいぶんと贅沢気分になれた一日でした。
お客様と店長ありがとう。こういうときに根っからの酒好きバーテンダーである私は
役得、役得・・・とほくそ笑むのです。

フランス男とイギリス女

2006-11-10 08:24:28 | to the bar



GITANES(ジタン)というフランス煙草をご存知ですか。GITANEとは放浪者、ジプシーを意味する
言葉だそうです。深い蒼のバックにジプシーの女性が舞い踊る美しいパッケージ。
私がここ2年ほど愛飲している煙草です。
と言っても、もともと煙草があまり得意でない私はお酒を飲む時と仕事の休憩時間にしか
吸わないのですが。まあそれだけ吸えば立派に愛煙家なのかもしれません。

この煙草と、大好きなシングルモルトを一緒に写真に収めたいと思ったのですが、
さてどのモルトと撮るか・・・悩みました。
ジタンを愛飲していた著名人といえば ジョン・レノン アラン・ドロン・・・
香りが強く、シガーを思わせるヘビーな煙草であるジタンは、おそらく男性的なイメージ。
しかしそこはフランス男ですからただ無骨で粗野というだけではなく、少々キザな色気も。

そこにどのモルトを合わせるか・・・
私の大好きなアイラ島のモルトと撮りたいけれど、愛飲ナンバーワンの「ラフロイグ」では
フランス男と寄り添わせるには少々荒々しすぎる。そこで「ボウモア」。ボウモアは
きついピート香とヨード臭、潮の香りが特徴のアイラモルトの中では優しく上品でエレガント。
芯の強さは持ちながらスコットランドの大地に気高く君臨する女王のイメージとでも言えばいいかしら。
特にこの「ボウモア22年」は濃紺の陶器ボトルと金色の絵柄が美しい。これで決まり!

画してフランスのキザ男とイギリスの貴婦人のツーショットが収められたわけです。
はい!チーズ!
あ、イギリス流にいうなら「はい!ウイスキー!」だね。


Bar scotch Cat開店です

2006-11-07 09:58:30 | to the bar



さて、以前からやろうと思いつつなかなか手が付けられなかったブログ作成。
Bar Scotch Catこと「女バーテンダー日記」の開店です。
カウンターの中ではなかなか語り尽くせない世間話や酒の肴の与太話、
女性バーテンダーならではの喜びや苦労話もあります。どうかひとつ末永く・・・

第一回目の記事に何を書こうか悩んだのですが、去る9月24日に初のカクテルコンペティション、
「横浜市長杯」に出場してまいりましたので、せっかくですしその記録でも残しておこうと思い立ちました。
バーテンダー経験約6年にして初のコンペティション・・・それはそれは緊張いたしました。
緊張した結果、ステージ上で大失敗をやらかしました。
まあでもこの歳になってこんなに一生懸命初心に還って練習したり、心臓が口から飛び出しそうなくらい
緊張したりという経験はなかなかしない訳で・・・
賞には及ばなかったものの(当たり前だ。大失敗したのだから 汗;)よい思い出になりました。

カクテル名は「Tea for two~二人でお茶を~」。私が勤めているのがジャズバーということもあり、
ジャズの名曲から名前をいただきました。「大好きなあなたと二人きりでお茶を飲みたいわ」みたいな
歌詞の、かわいらしい曲です。カクテルコンペティションではカクテルの名前の理由だとか
創作意図というものも発表するのですが・・・
Tea for twoの創作意図は伏せておきます。恥ずかしいから。いや、ほんっとに恥ずかしいんですよ。
こういうのって必要以上にクサ~イ創作意図を付けて応募するものなので。
どうしても知りたい人は私にこっそり聞いてください。

    <レシピ>
ウィルキンソンジン37°     20ml
フォション ティーリキュール   30ml
ボルス ラズベリー         10ml
フレッシュレモンジュース     1tsp

グラスの縁半分にシナモンパウダーをスノースタイル
ブルーベリーとレッドカラントを飾る