Bar Scotch Cat ~女性バーテンダー日記~

Bar Scotch Catへご来店ありがとうございます。
女性バーテンダーScotch Catの独り言&与太話です。

大切なお知らせです

2013-12-05 09:59:59 | 闘病日記

2013/12/5

こんにちは、scotch_catです。

何度ブログ復活!!宣言をしても、結局さぼりっぱなしでゴメンナサイ orz

さて、久しぶりの更新なのに、皆様に大きなお知らせがあります。

大事なお知らせですので、この記事は店舗情報についで、しばらくの間、ブログの二番目に表示されるようにしてあります。
それ以外の最新記事については、三番目以降をご覧ください。

こまごました内容は、ながーーーくなるので、以下に書くとして。
結論、一番大事なところからお伝えしますと、

Bar Scotch Catは、2014年の1月から、しばらくの間、お休みをいただきます。

再開は、2月中になんとか、と思っておりますが、お約束はできない状態です。

ええと、私scotch_cat、癌にかかりました。

・・・びっくりした?はい、scotch_cat本人が一番びっくりしております。

11月の初旬、組織検査の結果を受け、「子宮頸がん 腺がん」のステージⅠbとの告知を受けました。
かなり大きな手術が必要となります。手術後の後遺症も、キツイようです。

よって、年内は12月30日まで通常営業とし、大晦日から2014年の1月、丸々一カ月はお休みをいただきます。
営業再開は、体調の回復次第なので、このブログで日程や詳しい病状報告をさせていただきます。

ただ!!!必ず、必ずお約束いたします。
scotch_cat、必ずカウンターの中に戻ってまいります!!!
絶対です!!!だから待ってて!お願い!
・・・いつまでも休んじゃおられんわい!なんたってscotch_cat一人でお店やってるんだから・・・

オープンして間もないころ、「橈骨神経麻痺」を患い、一カ月お店を休んだscotch_cat。
このブログにも「闘病日誌」なるカテゴリーを設け、復活までの日々を綴らせていただきました。
もうこの「闘病日誌」カテゴリーは使うことないだろ!わはは!!くらいに思っておりましたが。
まさかのカテゴリー復活です。

病気だとか、ネガティブなことを綴るのに抵抗が無かったと言ったらウソになりますが、
橈骨神経麻痺を患った時も、今回も、患者本人は不安で不安で、情報を求めて
一生懸命ネットをさまよいました。その時、同じ病気にかかった方たちのブログ等を見て、
情報収集したり、励まされたり。とても感謝したものです。

よって、色々なご意見あるとは思いますが、これからscotch_catの癌克服までの道のりも
バーテンダー復活までの道のりも、ここに記していこうと決めました。

もちろんそれ以外の記事も書きます。ご興味の無い方は、「闘病日誌」カテゴリー以外をご覧ください。

さて、詳しいことを以下に記します。ここから先はお付き合いいただける方のみで・・・


↓まずはここまで!さて、クリックもご協力ください。



そもそもの始まりは約一年前。去年の11月のことでした。
自分の体調の変化に「???」と思ったscotch_cat、婦人科の検診を受けました。
子宮頸がん、子宮体がん、卵巣がん。全部です。
結果はシロ。異常なし。
基礎体温でもつけて、一年に一度は検診を受けましょうね~、とのお医者様のお話でした。

それから一年。今年の10月。やっぱり自分の体調に???と思いつつ、今年も受けたのです、婦人科検診。

その結果。細胞診、クラスⅢb。「高度異形成、初期癌の疑いあり」。
・・・は???・・・はぁ~!!??なにそれ、癌なの?癌なわけ?嘘でしょ?
一年前の検査じゃ、何ともないって言ったじゃない!

先生曰く。まだわかりません、組織検査をしてみないと、癌かどうかの決定はできません。
しかし、あなたの癌は「腺がん」。市民病院では診察できません。大学病院に紹介状を書きます。とのことでした。

子宮頸がん。最近よく聞きますよね。若い女性にとっても増えている癌だって。
でも、早期発見して切ってしまえば、そんなに怖い癌じゃないって。
早期発見なら、開腹手術もしなくて済む。円錐切除術といって、部分切除だけで済み、その後の妊娠も出産も可能。

そのくらいは、scotch_catもテレビなんかで見て知っている知識。
でも、腺がんって?なにそれ?

子宮頸がんの85%は「扁平上皮癌」という、表面にできる癌なのだそう。
scotch_catのかかったのは、残り15%の「腺癌」。これは扁平上皮癌に比べて、始末が悪い。

まず、進行や転移が早い。
腺がんは検査では発見しづらいらしい。
そして、放射線治療が効きづらい。
よって、手術で取らなきゃいけない範囲も大きい。

scotch_catの場合、ステージⅠb。このステージで、腺がんの場合、
「広汎子宮全摘出術」といって、お腹を開けて、かなり大きく切り取らなければなりません。

子宮頚部、子宮体部、卵巣、リンパ節、その周りの組織。全部取ります。
当然、妊娠も出産もできません。術式上、膀胱や直腸の神経に触れるので、
術後に排尿障害等が出る可能性が高いです。
人によって程度も回復時期もさまざまですが、自分でカテーテルを入れて出さなければならなくなることも多いようです。

リンパ節を取ってしまうので、リンパ浮腫が起こりやすくなります。
脚が、像の脚のようにパンパンにむくんでしまうのです。
立ち仕事のバーテンダーですから、余計に心配なところではあります。

卵巣も取ってしまうので、ホルモンバランスが崩れます。
いわゆる更年期障害のような症状が出る人もいるようです。

手術は4時間くらい。出血もしますので、自己血を貯めに、いわゆる「貯血」をしに、今月から毎週
400ml血を抜いて貯めておくわけです。
400ml献血だって、一度やったら3か月できないのに!貧血になってまうわい!!

・・・ここまで書いてて、我ながらヘビーだな、と落ち込みますがww

これは、お医者様の説明や、自分でネット等で調べた知識。
後は、やってみなければわかりません。

もしかしたら、驚異的タフネスのscotch_catは、大した後遺症も出ず、
あっという間に ふんふんふん~♪ とカウンターに復帰してるかもしれません。
その逆の可能性もしかり。

そして、その前に、心の問題。これを受け入れて、これから変わってしまうかもしれない自分の運命を
受け入れ、戦う覚悟。
これがしんどい。みんなそうだと思いますが、女性特有のこの癌の場合、自分の命だけでなく、子供を産める、産めないの問題もです。

なっちまったものは仕方ありません。癌がきれいさっぱり消えてなくなることなんてまずありません。

後は戦うのみ!!

さあ、ちとヘビーですが、scotch_catの戦いは始まっています。

周りの人たちにもたくさん心配かけて迷惑かけて。申し訳ない気持ちでいっぱいだけど、
早く元気になって仕事に復活することが何よりの罪滅ぼし。

これから少しずつ、色んなことを書きます。

お付き合いいただける方はご一読を。

scotch_cat、バーテンダーです。今までもこれからも。戦います。

カウンターより愛を込めて

scotch_cat