Bar Scotch Cat ~女性バーテンダー日記~

Bar Scotch Catへご来店ありがとうございます。
女性バーテンダーScotch Catの独り言&与太話です。

天使のおっぱい

2009-12-31 13:28:51 | おいしいモノ・お店


ミニスカサンタで一年を締めくくるのは何だから、虹色のバラでも・・・
と、キレイにまとまったと思ったのに。ここはやっぱりscotch_cat。

お客様Uさんからいただきました!湘南台、「かゆの木」のいちご大福!
Uさんいわく、「ほんとはそんな名前じゃないんだけど、僕は天使のおっぱいって呼んでるんだ」とのこと。
箱を開けて納得!!・・・ぷぷぷ。ほんとだ。天使のおっぱい・・・

天使のおっぱい、やわらかなお餅の中に、苺がまるまる一粒と、控えめにあんこが入っています。甘すぎなくてジューシーで、とっても美味しい!!
今まで食べたおっぱい・・・いや、いちご大福の中で間違いなくNo.1です。
って、そんなにたくさんいちご大福食べたことがあるわけではないのですが。

しかし、紳士でオシャレなUさんが「おっぱい」って言っても全然イヤラシクないからいいよなあ。キャラ勝ちですね。ww
「中学生くらいの、成長期の女の子のおっぱいってちょうどこんな・・・」
いやいやいや!!そこまで説明せんでええから!Uさん!!www

家に持って帰ったら早速、うちの彼氏、チワワの大福君が飛んできました。
君は食べられないの!!
・・・ぷぷぷ。いちご大福とちわわ大福・・・
大福ツーショット。

・・・一年の締めくくりが結局「おっぱい」。
まあ、それもscotch_catらしくていいかな。

何はともあれ大晦日。いろんなことがあった一年でした。

皆様、今年もお世話になりました!来年もBar Scotch Catをご愛顧のほど、よろしくお願いいたします!!来年も、来年こそ、大きく飛躍!!





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scotch_cat七変化

2009-12-30 10:55:40 | 日々の徒然

いよいよ年の瀬も押し迫ってまいりました。
ミニスカサンタの記事で一年を締めくくってしまうのもなんだかどうなの・・・
と思っていた矢先、素敵なプレゼントをいただきました。

○ントリーさんが開発して話題になった世界初の青いバラ。
いつか青いバラ、scotchちゃんにあげるよ~!と言っていたお客様からのプレゼント。
てことは、お!ついにきた!青いバラだ~!とシャレオツな箱を開けると・・・
あれ?青じゃない・・・?

おお!?なんだこれ!?レインボーカラーのバラ。
すごい!花びら一枚一枚が全部微妙に違う色をしてるのです。
もちろん吸い上げで色をつけているバラなのだけど、どうやってこんなキレイなグラデーションにするのか謎です。

キレーやわあ。
この間、バラ、カラー、カサブランカというscotch_catの好きな花ばかりの
ゴージャスな花束いただいたばかりなのに。
scotch_catは幸せもんだなあ。

不思議なレインボーカラーのバラ。ちょっぴり遅いクリスマスプレゼントでした。
よし。来年はナナイロのscotch_catで。変化自在、七変化。

そんなに器用か?scotch_cat。






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ミニスカサンタよりご報告

2009-12-28 17:04:31 | to the bar


クリスマスも終わりましたね。皆様、素敵なクリスマスをお過ごしになりましたでしょうか。
去る12月23日。先だってもお知らせしましたとおり、scotch_catの勤めるバーの8周年&クリスマスパーティーでした。

その結果報告・・・なのですが。
えーー、まずは先にお詫び申し上げて起きます。
scotch_catのミニスカホワイトサンタという物騒な画像が多数出てまいります。
顔がわからぬように加工が施されておりますが、その他は無修正wwですので
ご気分悪くされませんようにwww

と、今回のパーティーでscotch_catにめちゃくちゃからまれた&強制ハグに遭った皆様、この場を借りてお詫び申し上げます。え?嬉しかった?そうでしょそうでしょ。
・・・と思いたい・・・

えっと、前置きはこれくらいで。上の画像は宮川酒店様からのお祝いにいただいたダブルマグナムのスプマンテ!ありがとうございます。いつもお世話になっております。0時のメリークリスマスの乾杯はこれで!

さて、今回のパーティー、何しろ初の試み。どうなるか、どのくらいのお客様が集まるか、さっぱり予想がつかない。
scotch_catとI君とで打ち合わせをいたしました。
I君いわく「オーナーとscotchちゃんは、ホールで接客に徹してよ!俺とバイトたちでドリンク作るからさ!scotchちゃんは、何しろお客様とたくさん話して、盛り上げて!」と。
scotch_cat、「うん!!わかった!!頑張る!!」と張り切りました。そして、言われたとおりの職務を完璧すぎるほどに全うしました。というか、それしかしませんでした。結果、ここ数年で一番の酔っ払いになりました。
自信を持って断言できます。あの日、パーティーにいらっしゃったたくさんのお客様、スタッフ、すべての中で、scotch_catが間違いなく一番飲んでる!!
浴びるように飲みました。自分でも信じられないくらいの量を飲みました。私、すげえ。やればできるんじゃん、てくらい飲みました。その代わり、泥になりました。
テキーラやらウォッカやら、スピリッツのショットだけで間違いなく7杯以上は飲んでます。それにワイン、ビール、シャンパン、ウイスキーを浴びるほど・・・
scotch_cat、割とお酒強いほうだな、の自覚はあります。でもこんなに飲んだのは人生で初めてです。

予想を超えるほどの大盛況、たくさんのお客様。ありがたい限りです。
その方たちみんなに挨拶をし、「一杯飲んで!」とのありがたいお言葉をいただき、
その言葉を裏切ることなくすべての杯を受けてまいりました。
結果、とんでもない酔っ払い猫の一丁上がりとなりました。

最初は普通にいつものユニフォームで仕事していたscotch_catたち。
何時間か経ち、ライブも始まり、お客様の中にいらっしゃったボーカリストの女性やアマチュアピアニストのはなちゃんも飛び入り。盛り上がってきたところでスタッフはサンタやらトナカイに変身!
scotch_catの衣装は、お客様が用意してくださいました。「ミニスカサンタ、買ってきてくれたら着ますよ~」なんて豪語していたscotch_cat。あら、ほんとに買ってくれたのね・・・汗
もう後には引けない。しかし、買ってきてくださった白いミニスカサンタ、とても可愛いのですが、犯罪級に丈が短い!!!こんなん絶対着れない!!!バンザイしたらお尻が出るくらい短いのです。悩んだ挙句、違う生地を裾に足して、どうにか逮捕されずに済むくらいの丈に直しましたww

もうすっかりできあがっているscotch_cat。お客様たちとも積極的に記念撮影!
しかし、みんなに抱きついてる写真ばっかり・・・汗
なんかね。楽しくなっちゃったのよ。えー、scotch_catに無理矢理?抱きつかれた皆様、その写真はさすがに自粛しておきます。比較的マシなのを。
しかしscotch、楽しそうだな。いぇーいじゃないよ、まったく。

0時になったら、みんなでメリークリスマスの乾杯!!いぇーーーい!!
すでにべろべろのscotch_cat、乾杯のシャンパンもくぃーーーっと一気。
その飲みっぷりに隣で見ていたお客様は「コワイ・・・」と思ったそうww
そして、差し入れのケーキのキャンドルを吹き消す大役を授かったscotch_cat。
今思えば、誕生日でもないのにどうしてキャンドル?

そして・・・あろうことか、scotch_catライブに飛び入り!!
MCをしていたピアニストの今井氏、マイクで「店長のscotchさんが一曲弾きまーす
!!」
・・・えええええ!!!????聞いてない!!ムリ無理ムリ無理!!
何も練習してないし!今、超酔っ払ってるし!!弾けるわけ無い!!
・・・が、どっと沸く会場。もう、弾かないなんて言える雰囲気では全く無い。
ウソでしょ・・・やるしかないか。
『素敵なあなた』を右手だけ参戦。左手は今井氏が弾いてくれます。そこに片倉氏がハーモニカで参加!すげえ。scotch_catのたどたどしいピアノでも、なんとかセッションになってしまう。これがプロのお二人の技。途中、無理矢理なアドリブもはさみつつ。まあ、盛り上がったからいいか!
皆様、お耳汚し失礼しました・・・せめてこんなに酔っ払う前に弾きたかった。

大役果たしたら、後ははっちゃけて飲むだけ・・・
完全にホスト役に徹します。I君もたくさん飲まされてヘロヘロながらも必死にドリンクを作り・・・
「scotchちゃんは!?」「さっき、あっちで誰かに抱きついてたよ」
「scotchちゃんは!?」「さっき、ショットグラス持ってうろうろしてたよ」
「・・・・・・・・」I君、ここで諦める。そのころscotch_catは、3歩歩くたびに誰かに捕まり「一杯飲みなよ!」攻撃にあっておりました。

だから、いぇーいじゃないっつの。

サンタ仮面も登場。だからいぇーいじゃ・・・

いぇーいじゃないっつの!!

かろうじてI君と撮れた一枚。チョッパートナカイのI君とミニスカサンタ。

・・・お疲れ様でした。

パーティー終わってもなおお店に残っていたお客様たちを連れてscotch_cat先導で焼肉へ!この時点で夜中3時半をまわってる。・・・元気です。
この頃、オーナーM氏はとっくにつぶれてソファー席でぐっすり。

焼肉食べてお腹もいっぱい。気が済んだscotch_cat、お店に戻って片付け放棄して寝ましたww
ぐっすり寝たおかげで目が覚めたときにはすっきり爽快!!
まったく二日酔い無し!やっぱり睡眠って大事・・・

そんなこんなで8周年&クリスマスパーティー。
多数のとんでもない酔っ払いを出し、スタッフ全員が浴びるほど飲み、何とか死人は出さず、大盛会のうちに終了いたしました!
皆様ありがとうございました!!

ね、楽しそうでしょ?コワイ・・・と思ったあなた!参加すれば楽しいですからww
次回はあなたも仮装で参加を!

・・・終わったことは仕方ない。もう気にしない・・・





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美しき寝技

2009-12-22 15:55:45 | 日々の徒然


忘年会シーズンですね。街の中には酔っ払いがあふれています。
そんな中、「キングオブ酔っ払い」を進呈したいすんごい酔っ払いを見つけました。

明け方5時半。お店が早く片付いて暗い帰り道をてくてく歩いていたscotch_cat。
と、暗がりに人がにゅっと立っている。おお!!驚いた!と、思わず飛びのいたのだけど・・・
暗がりに立っていたその人、民家の駐車場に停まっていた車のボンネットに寄りかかり、えびぞり仰向け状態で立ったまま眠っていたのでした。
な、なんだこのミラクルな寝技は!

scotch_cat、笑いをこらえながら思わず写メ。
その後?もちろんお兄さんを起こしましたよ。「兄さん!こんなとこで寝ちゃダメだよ!人んちの車の上なんだから!」って。
兄さん、不満気な顔で身体を起こすと、再びボンネットの上で二度寝。
ダメだってば!!!www
しつこく起こすscotch_cat。その後、ふらふらの兄さんは向かいの植え込みの木と戦っておりました。

きっと酔っ払って帰宅途中、力尽きてちょっとよっかかったらそのまま寝ちゃったんだろうね。風邪ひくよ、お兄さん。

街中には今日も酔っ払いが彷徨うことでしょう。
みなさん、忘年会はおうちに着くまでが忘年会です。そのへんで力尽きてscotch_catに起こされないようにね。

人間て、泥酔してても立ったまま眠れるんだなあ・・・





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愛し疲れたら

2009-12-18 16:12:50 | short story


外は雪が降り出しそうにピンと張り詰めた寒さだった。
もう閉店に近いバーのカウンター。彼女のほかに客は一人もいなかった。
窓の外を眺め続ける彼女に、バーテンダーは「もうラストオーダーだよ」と声をかけた。
正面に向き直った彼女は、「そうね、何かウイスキーを」と答えた。
「ウイスキー?優しいもんにしとけよ。もうだいぶん飲んでるんだぜ」
くだけた口調で話すバーテンダーは、彼女の幼馴染だった。
もう他に客もいない。お客様とバーテンダー、から、幼馴染同士、の言葉使いになった。

「今日はデートじゃなかったのかよ?ずいぶん早く帰ってきたじゃないか?」
「・・・まあね。なんだか言い訳して、さっさと帰って行ったわ。他の女から呼び出しでもかかったんじゃない?置いていかれたのよ」
彼女はまたぷいと横を向いて答えた。凛とした横顔に、長い睫毛の影が美しかった。
その睫毛の影が、わずかに淋しげな色を映した。
「いつもだいぶ強気なのに珍しいじゃないか。いっぱしの遊び人を気取る君が、さては本気で恋でもしたか?」
からかうようなバーテンダーの言葉に、彼女は驚いたような顔で振り返り、慌てて顔を伏せた。
「なんだ、からかったつもりが図星かよ」バーテンダーは肩をすくめて、ホットグラスにウイスキーを注ぎはじめた。
その様子をぼんやり眺めながら、「もう諦めなきゃ」と彼女は自分に言い聞かせるように小さく小さく呟いた。決してバーテンダーにも聞こえないように。

やがて彼女の前に湯気の立つグラスが置かれた。
レモンやシナモンが入ったそのグラスからは、ウイスキーの香りが優しい湯気になって立ち昇っていた。
「ホットウイスキートゥディ。あったまるぜ。今日はこのくらいにしておいたほうがいいだろ。」
小さくうなずいて彼女はグラスに口をつけた。
「もうさ、そろそろいい歳なんだぜ、俺ら。君もちゃんと君だけを愛してくれる男を探したほうがいい。ちゃんと君のこと考えて大切にしてくれる男を」
彼女はわずかに眉根を寄せて、「うるさい!偉そうに。おせっかい!」とバーテンダーを睨むと、「遊ばれたんじゃないわ。私が遊んでやったのよ、あんな男!」と舌を出した。
バーテンダーは苦笑いして、背中を向けてグラスを片付け始めた。

彼女は湯気の昇るグラスを両手で包みながら、小さく小さく涙を拭った。決してバーテンダーに気付かれないように。
そのグラスは温かかった。優しかった。
そしてふたたび小さく小さく呟いた。そう、決してバーテンダーにも聞こえないように。
「ありがとう。持つべきものはバーテンダーの幼馴染ね」

愛し疲れた心に温かいウイスキーが沁みた。

明日の夜も冷えそうだ。でももう大丈夫。ここにくれば温かいウイスキーがある。

彼女はバーの扉をくぐると、背筋を伸ばして歩き出した。







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