BAR CROSSの銘酒事典

BAR CROSSでこれまでに開封してきたお酒達を紹介しています。
豊島区西池袋3-29-3 梅本ビルB1F

The Chess Bowmore1998/2008 700ml,58.9%

2011年01月25日 | ボウモア

昨日の山崎に続き、こちらも信濃屋食品のオリジナルシリーズです。

同社シリーズものの中でも最高峰に位置づけされているのがこの「ザ・チェス」シリーズで、

チェスの駒をモチーフにした斬新なラベルがリリース当初から話題を呼んでいました。

 

本日ご紹介するボウモアは同シリーズの第二弾としてボトリングされたもので、ボトル総数

296本。

ラベルのモチーフは「ポーン」です。

 

「ザ・チェス/ボウモア1998/2008」  700ml、58.9%

 

Chessbowmore1989 色合いは薄めのゴールド。

アタックの香りは柔らかく、穏やかなピート香

の奥にフルーティな要素が感じられます。

口当たりは水飴のように甘く、中盤からジリジ

リと刺激的でドライなボディが立ちあがり、終

盤ではしっかりとしたアルコール感とともに、

イソジン系の薬品や磯の風味が出てきます。

加水すると甘みの部分だけが強調されるよう

な印象でした。

 

開栓日:2010年12月24日

ワンショット価格1,200円


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山崎蒸溜所樽出原酒1993 600ml,54%

2011年01月25日 | J-ジャパニーズ

東京にも久しぶりに雨が降りましたね。

昨年末からカラカラの毎日でしたのでまさに恵みの雨のように感じました。

 

さて、本日ご紹介する山崎ですが、

原酒確保の為に新規の受付が止まってしまったオーナーズカスクではありません!

オーナーズカスクが始まるよりも前、私がまだ信濃屋食品に所属していた2004年に、

信濃屋食品オリジナルボトルとして瓶詰めしたものです。

 

信濃屋食品時代にはオリジナルボトル第一弾、第二弾として軽井沢蒸溜所の樽をシ

ングルカスクで詰め、第三弾でこの山崎を詰めたように記憶しています。

この山崎までは樽の選定に関わらせていただいておりました。

はっきりとは覚えていないのですが、確かロットが1000本からと大きく、シングルカス

クではなく3樽くらいをヴァッティングして詰めた様な気がします。

そして、第一弾、第二弾の軽井沢が個性の強い樽だったので、このボトルについては

ストレートのみならず水割りにしても美味しく飲める、というのを一つのポイントにしてい

たように思います。

今年に入ってから開封したばかりなのですが、やはり山崎蒸溜所は人気が高いのか

すでに残量が3分の1程に減ってしまいましたので、慌ててご紹介させて頂きます。

 

Yamazaki19932004  11年という熟成年数の割にはしっかりとした

  琥珀色をしています。

  アタックでは穏やかながら溶剤系の香りが

 若干鼻につきますが、その奥にオレンジ

 密の香りも見え隠れします。

 やや攻撃的な香りとは裏腹に味わいはどち

 らかといえば柔らかく、麦の甘みが出てきま

 す。そしてマーマーレードを思わせる爽やか

 なフィニッシュ。

 思い出したように1対1に加水すると香りから

 も刺々しさは消え、すいすいと飲めてしまいま

 す。

                   バーでもなかなか見かける機会が無いボトル

                   だと思いますので偶然出会ったら是非お試し下さいませ。

 

開栓日:2011年1月7日

ワンショット価格:1,200円


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