東京にも久しぶりに雨が降りましたね。
昨年末からカラカラの毎日でしたのでまさに恵みの雨のように感じました。
さて、本日ご紹介する山崎ですが、
原酒確保の為に新規の受付が止まってしまったオーナーズカスクではありません!
オーナーズカスクが始まるよりも前、私がまだ信濃屋食品に所属していた2004年に、
信濃屋食品オリジナルボトルとして瓶詰めしたものです。
信濃屋食品時代にはオリジナルボトル第一弾、第二弾として軽井沢蒸溜所の樽をシ
ングルカスクで詰め、第三弾でこの山崎を詰めたように記憶しています。
この山崎までは樽の選定に関わらせていただいておりました。
はっきりとは覚えていないのですが、確かロットが1000本からと大きく、シングルカス
クではなく3樽くらいをヴァッティングして詰めた様な気がします。
そして、第一弾、第二弾の軽井沢が個性の強い樽だったので、このボトルについては
ストレートのみならず水割りにしても美味しく飲める、というのを一つのポイントにしてい
たように思います。
今年に入ってから開封したばかりなのですが、やはり山崎蒸溜所は人気が高いのか
すでに残量が3分の1程に減ってしまいましたので、慌ててご紹介させて頂きます。
琥珀色をしています。
アタックでは穏やかながら溶剤系の香りが
若干鼻につきますが、その奥にオレンジや
密の香りも見え隠れします。
やや攻撃的な香りとは裏腹に味わいはどち
らかといえば柔らかく、麦の甘みが出てきま
す。そしてマーマーレードを思わせる爽やか
なフィニッシュ。
思い出したように1対1に加水すると香りから
も刺々しさは消え、すいすいと飲めてしまいま
す。
バーでもなかなか見かける機会が無いボトル
だと思いますので偶然出会ったら是非お試し下さいませ。
開栓日:2011年1月7日
ワンショット価格:1,200円