※昨日は臨時休業してしまいましたが、
本日は通常通り１７時～０時で
営業しております。
「スピリット・オブ・スコットランド
アードベッグ （1996年‐2005年10月5日）」
700ml、54.8％
開栓日:2020年10月13日 1ショット:3,600円
ラベル上ではスペイモルト・ウイスキー・デ
ィスティラーズ社と表記されていますが、
GM社が手掛ける１シリーズで、このボトル
はジャパン・インポート・システム向けに詰
めたシングルカスクです。
カスクナンバー９０２のバーボンバレルから
２２９本が瓶詰されています。
瓶詰から１５年も経っているので、かなり優
しく変化しているのかと思いきや、相当ヘビ
ーでスモーキーです。
重厚感のあるピート、スモーク香に、古びた
倉庫のような香りや土っぽさ、挽きたての胡
椒のような力強さを感じます。
アタックから舌にピリピリと来る刺激、強い
塩気、ＢＢＱの煙、海水。一瞬微かな甘みも
感じるが、直ぐにまたスモーキーで重厚な味
わいが覆いかぶさり、そのまま長い余韻へ。
久しぶりにとんがったアードベッグを飲んだ
気がしました！
「アードベッグ5年
ウィー・ビースティー」
700ml、47.4%
開栓日:2020年7月15日 1ショット:1,000円
アードベッグの新定番商品です。
ウィー・ビースティーとはゲール語でリトル
モンスターを意味するそうです。
定番としてはかなり若めな５年という年数で
アルコール度数はやや高めの47.4%。
ネーミングからしてよっぽど凶悪な味わいな
のかと思ったら、意外にもこなれてました。
スモーキーというよりはピーティな香り。
アタックはやや甘みが強く、その後ヨード、
スモーク、ベーコンと、だんだん若いアイラ
モルトらしい個性が上がってきます。
もっとニューポットよりなのかと思っていま
したが、すでにしっかりとアードベッグして
ます！
「アードベッグ ”BlaaacK"」
700ml、46％
開栓日:2020年6月1日 1ショット:2,000円
今年のアードベッグ・デイ・ボトルでもあり、
アードベッグ・コミティ20周年記念ボトルでも
あります。
今回はニュージーランドのピノ・ノワール・カ
スクで熟成をしています。
色合いはやや濃いめ。ヨードやタールの香りが
先にきますが、その奥にどこか甘さと重たさを
感じさせる要素があります。
味わいは非常に複雑で様々なフレーヴァーが次
々に現れます。
最初はアメリカンチェリーのような甘み、スモ
ーク、タンニン、再びシロップ、ブドウの種。
加水されているので優しく感じますが、カスク
ストレングスだったら結構な暴れん坊だった、
っぽいですね。
ニューポットのような粗さとは印象が違うので
そこまで短熟というわけではなさそうです。
最近のデイボトルは興味深い樽を使用したもの
が多いですが、個人的にはバーボン樽のアード
ベッグがやはり好きだな、と思います。
本日は快晴ながら非常に風が強い一日でしたね。
今日はお店の掃除をして、お店からの投稿です。
家とか部屋って、放置してると容易に廃墟化して
いくから不思議ですよね。使ってる方が傷みやす
そうなのに。
営業再開に向けて、今は出来ること、やるべきこ
とを淡々とこなすのみです。
「ザ・モルトマン
キルダルトン10年(2008年10月-2019年3月)」
700ml、53.9%
開栓日:2020年2月14日 1ショット:2,000円
信濃屋さん向けにザ・モルトマン・シリーズから
リリースされたシェリーカスクのA〇〇〇〇Gです。
キルダルトンは２００４年にオフィシャルで1980
ヴィンテージ、２０１４年にノンヴィンテージが
リリースされており、蒸留所名の代わりにその名
を使用しているようです。
１０年のシェリーカスクで２９０本を瓶詰。
色合いからして濃厚で、シェリー感を期待させま
す。香りは磯と焦げた木炭。ややひねたシェリー
、微かな乳酸。
アタックはチョコレートのような甘さがあり、ド
ライフルーツやシロップの甘さも。中盤から舌に
アルコールの刺激が伝わり始め、ゆっくりとスモ
ーキーな味わいが広がっていく。
甘さも、スモーキーさもどちらも分かりやすく、
上手く調和していて満足感のある１本です。
話題の新商品、入荷しました！
「アードベッグ19年・トリーバン・バッチ1」
700ml、46.2%
開栓日:2019年9月4日 1ショット:2,800円
昨日発売となったアードベッグの新定番商品。
毎年スモールバッチでボトリングされ、ヴィン
テージに加えてボトリング時の天候も記載され
るという面白い試みです。
記念すべきファーストリリースのボトリング時
は嵐だったようで、Bottled:During a storm と
記載されています。
トリーバンとはゲール語で「歌う砂」の意味で
アイラ島にある鳴き砂で有名な美しい海岸がそ
の名の由来だそうです。
樽はアメリカンオークとオロロソ・シェリー。
色合いはやや濃いめのゴールドカラー。穏やか
なピートの香りとチョコレート。もう少しフル
ーティな香りが出るのかと想像していましたが、
意外としっかりスモーキーな香りが強いです。
ラベルにあるスモーキーなパイナップルは、私
にはよく分かりませんでした。
口に含むと始めはチョコのような甘み、とハー
ブキャンディ、塩キャラメルなどを感じ、中盤
からは塩気とともにスモーキーフレーヴァーが
強くなってきて、最終的には口の中でキャンプ
ファイヤーが行われているイメージでフィニッ
シュ！
個人的にこれは好きです！
価格面に関しては高いけど安い！オフィシャル
の長熟ですからね。1本2万越えは高いですが、
昨今の相場を鑑みるとリーズナブルに感じます。
まだ開けたばっかりなので、今後の変化も楽し
みです。
今年の「アードベッグ・デイ」ボトル、入荷しました！
「アードベッグ・ドラム」 46％ 1,800円
バーボン樽で熟成の後、アメリカ大陸産のラム
カスクで熟成させてあります。
今年はラムカスクということもあるのでしょう
ラベルがかなりポップな印象を受けますね。
パイナップル、バナナの香り、潮気のある味わ
いが表現されています。
先入観もあるとは思いますが、確かにパイナッ
プルを思わせる甘酸っぱい香りを感じます。そ
してその奥に木炭や燃えさし。口に含むとアタ
ックが不思議なホワイトラム感。甘さが引いた
後にスモーキーさが出てきますが、そこまで力
強い感じではありません。
アイラフェスを意識した、お祭り用の陽気なア
ードベッグという印象でした！
今年のデイボトル入荷しました！
「アードベッグ・グルーヴス」 46％
開栓日:2018年6月1日 1ショット￥1800
毎年5月末から6月初旬にかけて行われるアイラ
フェスに合わせて、各蒸留所が特別なボトルを
リリースしています。
アードベッグは正規品が入荷するので、ここ数
年購入出来ていますが、最近は年数表記無しで
特徴のある樽を使用したリリースが続いている
印象です。
今年のボトルはしっかりとチャーを施したワイ
ン樽熟成のアードベッグ。
色合いはやはり濃いめでやや赤みがかっていま
す。香りからは強いスモーク香とともに、タン
ニンやプラムなどのニュアンスを感じます。
アタックはやや焦げたメープルシロップの様な
甘みを感じますが、中盤からは強烈なスモーキ
ーフレーヴァーがこみ上げてきて、口の中が燻
製で満たされるような感じです。
割と好きな仕上がり具合でしたが、加水タイプ
だし、もう少しリーズナブルだと嬉しいですね。
「ザ・スコッチ・モルト・ウイスキー・ソサエティ
33.133(アードベッグ)8年(2007年5月24日蒸留)」
開栓日：2016年4月1日 ワンショット価格：1,800円
ソサエティから久々にアードベッグのリリースです。
今回のは若い上にセカンドフィルのシェリーバットで、シェリー樽の
影響がかなり色濃く出ています。アウトターン654本。
8年という熟成ですが、グレンドロナック15年を思わせるような濃い
色調をしています。チョコレートと薬品臭が混じり合ったような独特
の香り。最初にレーズンや黒蜜のような甘みを感じた後にやってくる
強いスモーキーフレーヴァーと高いアルコール度数。
非常に強い個性同士のぶつかり稽古が口の中で行われているような
イメージのアイラモルトです。変な表現ですが、個人的には好きな味わいです(笑)
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「アードベッグ・ケルピー」 
