猫のアソビバ

2002年8月25日開設
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退院の日

2009-01-23 | Weblog

たまたま巡ってきたのか?
『めでたい』という意味でなのか?
病室での最後の食事には『鯛』が出ました。

・・・さて、ここからは
あの日あったことを書くつもりです。

病気の話について目にしたくない方は
ここで読むのを止めて他のサイトへジャンプして下さい。






あの日は何だか夕方頃からおなかがジクジクと痛んだんですネ、
病院からは強い痛み止めももらっているので
とりあえずはそれを飲んで・・・でも良くならなくて・・・
アタシ、「お風呂で温まったら治るかも!」と思いつき
熱いお風呂をわかして入ったんですね。

そしたら余計に気持ち悪くなり、、、
「あ、、、ダメだ、、、」と思って
洗面所へ行けば寒くなり
寒いからとお風呂場へ行けば気持ち悪くなり
っていうのを2往復やりました(T-T)

あげくにだんだんひどくなった腹痛のあまり
動けなくなってしまい
もう それはそれは、、うめいてました。
でも、それでもしばらくは我慢しようとしました。

そのうち、手術前に先生から
「腫れている卵巣が破裂したら腹膜炎を起こして死にますから
とにかくおかしいと思ったらすぐに119番してください」
と言われた事を思い出したんだけど、、、
(↑腫れたところは手術して治ったので現在は腫れてませんが。^^;)
痛すぎて動けなくて、とにかく気持ち悪くて
電話のある場所まで歩けない。

子供に119番をたのんだ。

長男には知らんぷりされて
次男が「でも救急の人が来たら自分達はどうなるの?」
「どうしよう、急に家の住所がわからなくなった」
などとパニックを起こしている。

「とにかく119って番号だけ押してきて、お願い」
そう言ったら、何とかかけてくれた。
住所は電話のそばに置いてあった郵便物の表書きを見て
伝えているみたい、少しカサカサって紙の音がしてた。

次男は「来るっていうてるからこれ着て」と言って
長袖のTシャツみたいのを持って来たみたいだけど
着れるわけない。
その時のアタシったら・・・
体中の力が抜けてダランダランだった。

次男は服を頭からかぶせようとする。

気持ち悪い。

ものも言えず、ふりはらってしまった。

救急の人が到着した。
次男が床に敷いた毛布にくるまって運ばれた。


救急車はすぐに動いたが
病院が遠かった。


自分がどこにいるかっていうのは
だいぶ経ってから知ったのだけど
運ばれた先は西淀川区の千船病院っていうところだった。

(帰る時にわかったことには
入院病棟の建物と外来診療科の建物とは道をはさんで
向かえ側に別にたっている病院でした。
本当にお世話になりました。有難うございました。)


やっと病院に到着、まずは先生の話が耳に入らない程の
耐え難い痛みで「とにかく痛み止めの注射を打って下さい」と
手近にいた看護婦さんの腕にしがみついて懇願していた。


先にアタシが飲んだ“病院でもらった痛み止め”って
普通の薬店では扱ってないようなランクのキツイ薬らしい。
「それが効いてない」ってことで
「キツイのうちますからね」と前置きして注射する先生。


体液が頭の方へじわじわ~んと上がって来るような
何とも言えない恐怖感。
涙が出ないんだけど目が洪水になってるみたいな
変な感覚。
脳はもう・・すんごくぼや~んとしてきたが
痛みがいっこうに引かない。


「かなりキツイ注射うってますからね、
同じ種類の注射は続けてうてないから
違う種類の痛み止めを点滴から入れます」


ここまでで、薬の効き目をみている合間にCTに行ったり
腹部レントゲンを撮ったり、血液検査にまわされたり
車椅子で移動しているとはいえ、もうだいぶフラフラ。
生きてる心地はまるでしない。


結局、点滴に2回分投入したところで
やっとゆるゆると効きだして痛みがおさまったみたい。
その時点での時刻は夜中の2時だったらしい。
オサワガセシマシタ。。。


すごい腹痛とすごい吐き気だったので
自分では「きっと胃腸の具合が悪いのだわ」って
思っていたのですが、入院させられたのは産婦人科病棟。



胃腸の話を全くしない先生に
落ち着いてから聞いてみると
「あぁ」と笑って・・・
「人間は痛すぎると吐きますよ」
「・・・・・・・」




『痛すぎて嘔吐』


そんなんしたことある方おられます?



少々元気が出て友人とのメールなどで
わかった?ことには
どうしても激しい痛みが治まらず
苦しそうに吐いてばかりのアタシに最終的に使われた薬は
『モルヒネ』ではないか?とのこと。

なんだか聞いてはいけない気がして
本当のところは聞けなかったです。
(先生は使った薬品名まで言わないし)
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