なぜかメディアが避けて通ろうとしている
原発問題ですが
野田首相が抗議団体のトップと面会したことがあって
今は少しだけ報道されています。
(これ程の問題の大きさのわりには
まだまだ短い放送時間ではあります)
関西電力はまたもやあの八木社長の失言で物議を醸していたところ
(大飯を稼働させた直後に、もう次の原発の稼働準備に入っているという
発言を政府よりも先にスッパ抜いた事で大臣から遺憾表明されていました。
これが悩みぬいたあげくというのではなくて「嬉々として」会見していたから驚きです)
オリンピックが始まり、選手達が帰ってからパレードなどもあり
そこへ、尖閣問題・竹島問題もあって
うまく逃げられたと思っていたことでしょう。
テレビの放送がなくとも
核のゴミの置き場所も処理方法も
ないのに原発を稼働させられている
ということは忘れてはいけません。
関西電力はすぐに
「病院で入院している人が電気が足りないと
困るんじゃないですか」という言い方をする。
日本国民が『返す言葉に困るポイント』を
よく調べていますね。
だからといって、安全の確保ばかりか
ゴミの処理方法すら無いものが
なにかあったときには
病院がどう、入院がどう、という話ではなくなります。
現に福島の山々は除染も出来ずに「山ごと汚染物質」となり果てています。
(↑これは記者の問いかけに地元の方がおっしゃられていた言葉です)
「病院に電気が足りなくなったら困るでしょ?」という
質問の返答に困った人“もろとも”ということですよね。
なにせ、稼動していない原発であんなことになるんですよ。
大飯は稼動させられているんですよね、
あれどころでは済まないということが明白です。
再稼動のタイミングでも、次々と警報が鳴ったり
不具合が見つかったりしましたよね。
そんな原発を安全確認もせずに稼動しているんです。
まだ、私が若い頃です。
留学先の大学で「どうして日本は断層の上ばかりを選んで原発を建てているの?」と
不思議そうに質問されたことがあります。
当時はまだただのお嬢ちゃんで国のやることを信じる率が高かったので、
正直なところ、そんなアホなことはしてないだろうと感じたというのが
本音ですが、今になってみると
あの時言われたあの言葉は100%の真実でした。
20年も前から外国の人はその事実を
知っていたということです。
日本は隠蔽が好きな国ですから
国内でわからない正確な情報は国外へ出てみると
得られます。
震災直後に米領土へ入ってみたら
日本とはまるで違う報道をしていたことは
当時のブログに述べた通りです。
さて、関西電力の話に戻りますが
こういうことを「病院が」という感情論に訴えかけて
答えを得ようとするのは
本当に卑怯なやり方だと考えます。
言い方を変えれば関西電力は
「病気の人は健康な人に対して常に申し訳なさを感じていろ!」
というおしつけをしているということです。
民主党幹部が「原発を止めたら選挙の票集めができない」と
言ったことについては
まるで民意をわかっていない発言だと感じます。
真実は全く逆ですよね。
今すぐ“原発ゼロ”を決断して
今すぐその方向へ動くことこそが
下がりに下がった支持率を上げ
政界に生き残る道なのにね。
なんでそんな簡単なことがわからないんだろう。
まさに裸の王様状態。
真実に早く気が付いてください。