原発事故でいまだに一部が緊急避難準備地区に入っている田村市の特別養護老人ホームの施設長をされている知人の田中リナさん(インドネシア国籍女医)から多分、ぼくの「敬老の日」のお祝いだろう。地元田村市産の玉蜀黍(とうもろこし)が贈られてきた。老妻と二人だけでは食べられない。早速、孫たちにもおすそ分けして食べた。とても新鮮で美味しかった。
田村市は原発事故から一部が30㌔圏内に入る緊急避難準備地区に指定されているが、田中先生が勤務する「聖オリオンの郷」は圏外のため3・11の大震災の直後から、浜通りの老人施設から避難してきたお年寄りも受け入れている。しかし、一部が避難地区に指定されたため、震災前には4万人あった人口の約1割が避難生活を余儀なくされている。
新聞報道では、この田村市も来年3月下旬をメドに避難地区が解除され、住民もやっと故郷へ帰れるようだ。すでに田村市では、指定解除に向かって、復旧計画案の策定を終えたとのことだ。これに従って市内にある小中校3校の放射能除染作業も完了して来年4月には学校も再開されるようである。
田村市には二度訪れたことがあるが、阿武隈山系の山ふところに抱かれた静かな田園都市である。とくに「オリオンの郷」のある滝根地区は近くに鍾乳洞があり、震災前は大勢の観光客で賑わっていた。原発事故現場からは30㌔と近いが、阿武隈山系の高い山が放射能の拡散防止に役だっているのだろうか。放射能チリの数値は比較的少ないようだ。田村市が一日も早く、昔の静けさを取り戻す日がくるのを祈っている。
(写真は田村市産の玉蜀黍)
田村市は原発事故から一部が30㌔圏内に入る緊急避難準備地区に指定されているが、田中先生が勤務する「聖オリオンの郷」は圏外のため3・11の大震災の直後から、浜通りの老人施設から避難してきたお年寄りも受け入れている。しかし、一部が避難地区に指定されたため、震災前には4万人あった人口の約1割が避難生活を余儀なくされている。
新聞報道では、この田村市も来年3月下旬をメドに避難地区が解除され、住民もやっと故郷へ帰れるようだ。すでに田村市では、指定解除に向かって、復旧計画案の策定を終えたとのことだ。これに従って市内にある小中校3校の放射能除染作業も完了して来年4月には学校も再開されるようである。
田村市には二度訪れたことがあるが、阿武隈山系の山ふところに抱かれた静かな田園都市である。とくに「オリオンの郷」のある滝根地区は近くに鍾乳洞があり、震災前は大勢の観光客で賑わっていた。原発事故現場からは30㌔と近いが、阿武隈山系の高い山が放射能の拡散防止に役だっているのだろうか。放射能チリの数値は比較的少ないようだ。田村市が一日も早く、昔の静けさを取り戻す日がくるのを祈っている。
(写真は田村市産の玉蜀黍)