東証一部企業上場会社の時価総額が591兆300億とバブル期を越え、過去最高になったと新聞に出ていた。景気のよい話である。と、いっても数字があまりにも多きすぎて、すでに年金生活24年になる僕には、まったくその実感がない。大相撲をテレビ観戦していたら、結びの一番で懸賞が40本もつき、旗をもった呼出しが土俵を何周もしいていた。一本6万円だそうだから、勝ち力士は一瞬で240万円手にしたわけだ。この景気は僕にも解かる。
たしかにアベノミクスの三本の矢の効果で、数字を見れば雇用は改善され、賃金も上がってきている。しかし、僕ら老人にはその実感がない。何故なのか。年金という一定の所得しかなく、可処分所得が限られているからだろう。ネットで東京発ロイター電が、日本の景気が今一つ回復しない原因は、年金生活者の増加が足を引っ張っているからだと指摘していた。
ロイター電によると、1990年には2627万人だった年金生活数が2013年には、団塊世代の加入により一挙に3950万人に増加。さらに増え続ける傾向にある。日本の総人口の13パーセントが年金で生活している勘定だ。家の近くに5階建てのスーパーがあり、時々昼間買物に行くと、高層階のロビ―には、僕と同年配のお爺さんが、食品売り場で買ってきた、おにぎりを黙々と食べている。夏は夏、冬は冬、家にいては冷暖房費がかかるから、無料のバスを使ってきているのだ、
平成27年度から年金支給額が、物価の上昇に伴って引きあげられた。しかし、僅か0,9パーセントにすぎず、物価の上昇率3パーセントに追い付かず実質的な減額だ。景気の足を引っ張らないよう、時には豪華な料理を食べたいと思ってもこれでは無理である。
たしかにアベノミクスの三本の矢の効果で、数字を見れば雇用は改善され、賃金も上がってきている。しかし、僕ら老人にはその実感がない。何故なのか。年金という一定の所得しかなく、可処分所得が限られているからだろう。ネットで東京発ロイター電が、日本の景気が今一つ回復しない原因は、年金生活者の増加が足を引っ張っているからだと指摘していた。
ロイター電によると、1990年には2627万人だった年金生活数が2013年には、団塊世代の加入により一挙に3950万人に増加。さらに増え続ける傾向にある。日本の総人口の13パーセントが年金で生活している勘定だ。家の近くに5階建てのスーパーがあり、時々昼間買物に行くと、高層階のロビ―には、僕と同年配のお爺さんが、食品売り場で買ってきた、おにぎりを黙々と食べている。夏は夏、冬は冬、家にいては冷暖房費がかかるから、無料のバスを使ってきているのだ、
平成27年度から年金支給額が、物価の上昇に伴って引きあげられた。しかし、僅か0,9パーセントにすぎず、物価の上昇率3パーセントに追い付かず実質的な減額だ。景気の足を引っ張らないよう、時には豪華な料理を食べたいと思ってもこれでは無理である。
庶民の生活をしらず、富裕層ばかりを見る政策にとらわれています。
これからは、益々格差が広がり、庶民や年金生活者にはツラい時代が来ると思います。
労働人口の増加以外に方法はありませんね。超高齢化のの時代です。60歳定年で、年金生活では悪循環です。70歳まで働ける社会環境を早急に整えるべきです。一部の大手企業の数字だけでは景気判断はできません。安倍内閣のアキレス腱です。
「日本は立派な?年金制度があるのに高齢者貧困率が高いのはなぜか?」
ドイツや英国の高齢者の貧困率は10%だが日本は20%と倍以上の貧困率の高さとなっている。これは先進国ではもっとも貧富の差が激しい米国(23%)に近い水準だ。
高齢者における人生の選択肢に関する満足度は、他の先進国に比べてかなり低い。先進諸国が軒並み90%近くの満足度になっているにも関わらず、日本は71%となっており、これは中国(79%)より低く、なんと韓国(67%)に近い水準である。両国の社会が日本よりずっと息苦しいというのはこれまでの常識だったが、状況は必ずしもそうではないらしい。
http://www.huffingtonpost.jp/2013/10/07/annual-pension_n_4060838.html
「母子の餓死は人ごとか? じりじりと増える日本の貧困率」
失われた20年と「1票の格差」がもたらしたもの
http://business.nikkeibp.co.jp/article/opinion/20130520/248261/
バックアップ.データー感謝します。周囲の友人、知人は皆厚生年金受給者で、貧困から遠いため実感がありません。しかし、国民年金だけでは老後は送れません。川崎の簡易宿泊所の犠牲者がまだ6人引き取り手がないそうです。高齢者の生活保護受給はこれから増えていく一方です。家庭が崩壊した結果ですね。欧米の高齢者福祉の実態が知りたいです。
1996年4月27日、東京・豊島区池袋のアパートの一階の角の部屋で、無職・A子さん(77歳)と、寝たきりの長男・Bさん(41歳)が死んでいるのが発見された。死後20日が経過しており、死因は餓死だった。
2012年2月、 埼玉県さいたま市北区のアパートで3人の遺体が死後2ヶ月発見された。遺体は夫64歳、妻63歳、息子39歳の親子3名。病院通いで貯蓄を食いつぶし家賃は2年前から滞納、昨夏からは電気、ガス、水道も代金未納状態。昨年12月中旬には奥さんが面識のない近所の老夫婦に借金を申し込んでいた。
OECDの指標の貧困率は相対値ですが、このような公的扶助には、むしろ絶対的貧困を基準にすべきと思います。OECD統計では、1年間で食物を買うお金が不足した比率の方が、相対的貧困率よりも大事だと思います。
OECD not enough money to buy food 2011
USA 21.1%、Greece 17.9%、Korea 16.7%、OECD 13.2%、Italy 13.2%、Spain 11.8%、Sweden 6.2%、
Germany 4.6%、Japan 4.5%
(残念ながら高齢者だけの食べ物を買えない比率は不明)
65才以上の高齢者の自殺率は、多くの国で警察統計ですので比較的信頼性があると思います。2011年、65歳以上高齢者の自殺率は、韓国で10万人当たり81・9人、Sweden21.5(2014年)、日本が17・9人、米国が14・5人。
ブロガーのご指摘通り、
もともと、生涯現役で高齢になっても収入が得られる個人事業者と農業漁業者を対象としていた「国民年金保険」に、正社員ではない、日雇い労務者・臨時工、未亡人や離婚した女性のように、非正規の被雇用者も、国民保険対象に入りましたが、基礎年金だけでは、とても老後の暮らしが立ちません。これが、年金加入率は高いのに、相対的貧困高齢者が多い理由だと思います。厚生年金や公務員の年金者ならば、若い時に汗水流して苦労して積み立てた貯金を取り崩しながらも、なんとか暮らせるのだと思います。生活保護を受ける高齢者が今後もうなぎ登りに増えると思いますが、まだしも、高度経済成長時代の正社員世代が多いので、上限があると思います。
ところが、昨今のように、新興国へと中流雇用が流出して、現役世代に非正社員が増え続けて、一方で、欧米のような突出した富裕層は日本にいないのに、勤労者全体が、低収入化が進行するばかり。数十年後、現役の非正社員の比率が半分以上のまま高齢化となれば、高齢者への生活保護福祉体制は、確実に破綻する可能性が高いと思います。国内の現役中流雇用を真剣に産み出す努力(稼ぐ力を増やす)が最重要課題だと思います。
「下流老人」という本で、下流老人になる要因として(1)病気や事故(2)特別介護施設に入居できぬ者(3)子供がワーキング.プアー(4)熟年離婚(5)認知症ーをあげているそうです(本を読んでいない、ネット情報)。老後の貧困の直接の原因はたしかにこういっ田者かもしれません。しかし、ご指摘のような日本の社会構造が問題ですね。一方、僕の目には、アリとキリギリスの寓話が、日本の若い世代にみられる気がしてなりません。”タマゴが先か、鶏が先か”にばりますが、昔に比べて、働かなくなってきたように思います。昨日も日中、盛り場に行ったら、平日なのに何をしているのかブラブラしている若い男女が多かったです。