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「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

     大相撲の打ち出し時間、遅くしてみては?

2010-05-10 05:41:00 | Weblog
大相撲夏場所が昨日から両国の国技館で始まった。初日は日曜日ということもあり、
「満員御礼」の垂れ幕は下がっていたが、協会のHPをみると、千秋楽を除き、平日は
たまり席以外はまだ空席がめだつ。戦前、大相撲が年二場所、春(1月)夏(5月)開
催の頃,徹夜で切付を求めて行列したのを知る世代には考えられない。

大相撲の人気がなくなってから、もう久しい。第一の原因は横綱、大関の上位陣が外
国人によって占められてからだが、他に大相撲の興行時間、とくに打ち出し時間が早
過ぎるのではないかという指摘がある。

現在、大相撲は年六場所とも朝の取組み開始から始まって夕方六時に終わっている。
これは多分NHKのテレビ放送にあわせてものだと思うが、テレビ中継以前は、打ち出し
時間はフレキシブルであった。昔の記録を調べて見ると、70年前の昭和15年5月9
日も夏場所初日だったが、この日の打ち出しは午後8時10分であった。双葉山が70
連勝を阻まれた14年春場所4日目の打ち出し時間は6時半であった。

確かに午後6時打ち出しでは、一般の勤め人では土日や休日以外は相撲を見に行け
ない。野球やサッカーでもナイターであり、競馬でも夜間開催がある。相撲協会は打ち
出し時間を遅らせ、勤めが終わった後も観覧できるようにしてはどうかー。戦前の相撲
全盛時代でも、場所前触れ太皷が"江戸八百八町”を回っていた。興行努力をしていた。


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2 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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娯楽 (chobimame)
2010-05-10 16:38:48
国技といっても庶民の娯楽ですから、観覧出来ない時間に取り組みをしても意味はないですよね。世の中はだんだん夜型になってきていますから、せめて夏場所だけでも遅い時間から始めても良いと思います。夕飯時に一杯やりながら相撲を見たいお父さん方もいると思います。
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企業努力 (kakek)
2010-05-11 08:54:32
chobimame さん
戦前、昭和10年代は年二場所、それも14年春場所までは13日興行でした。それだから協会は地方巡業や花相撲(スポンサーに買いとらせる)に力をいれていました。また、企業努力もしていて、本場所前には"触れ太皷”が東京中を回り、タニマチの家には番付を配っていました。花相撲では棧敷に造花を飾り場所をひきたてたりしました。
時代は変わり、相撲を格闘競技とみているファンも出てきました。ナイター場所をやるべきだと思います。
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