テレビの画面で独り住まい90老(男性)が濁流にのまれて死亡していた部屋が写し出された。老人は自室に濁流が浸水するのを防ぐため入り口に家具類を積み上げていた。それが痛ましい限りだ。西水害豪雨の被害は5日もたっても被害は拡大続けている。しかも行方不明者の数が増え老人が多い。
安倍総理が被災地を視察しているが、野党側からは政府の対策の遅れを指摘するものも出てきた。しかし、問題はそんなものだろうか。
新聞に犠牲者の名前が出ていたが、65歳以上の老人が多い。なかでも被災後数日たって発見された土砂崩れの被害者は圧倒的に多い。これは超高齢化時代の日本の縮図である。高齢者だけの家庭や独り住まいの老人が多く、こういった自然災害に対応できないのである。
猛暑が続く東京だが、昨日、国立病院へ年に1回のCT検査へ出かけた。2回目の大腸手術後、3年目に入った事後チェックである。なんとか独りでも通院出来ると思っているのだが、腰の悪い老妻が同行してくれた。病院内は、僕ら夫婦と同じ老人ばかり,しかも相方を車イスに乗せ、曲がった腰で押している夫婦が多い。
幸い、今回の豪雨被害では、老人介護施設での被害はなかった。しかし、これは逆なことを言えば、在宅介護やその予備軍ともいえる老人が多いことである。介護1、身障者4の僕である。日常生活には支障はないが、自然災害が起きた場合、どうだろうか。地元の包括センターには、高齢者登録してあるが、救援機能があるのか、作動するのか。初動対策の遅れ以前の問題である。
安倍総理が被災地を視察しているが、野党側からは政府の対策の遅れを指摘するものも出てきた。しかし、問題はそんなものだろうか。
新聞に犠牲者の名前が出ていたが、65歳以上の老人が多い。なかでも被災後数日たって発見された土砂崩れの被害者は圧倒的に多い。これは超高齢化時代の日本の縮図である。高齢者だけの家庭や独り住まいの老人が多く、こういった自然災害に対応できないのである。
猛暑が続く東京だが、昨日、国立病院へ年に1回のCT検査へ出かけた。2回目の大腸手術後、3年目に入った事後チェックである。なんとか独りでも通院出来ると思っているのだが、腰の悪い老妻が同行してくれた。病院内は、僕ら夫婦と同じ老人ばかり,しかも相方を車イスに乗せ、曲がった腰で押している夫婦が多い。
幸い、今回の豪雨被害では、老人介護施設での被害はなかった。しかし、これは逆なことを言えば、在宅介護やその予備軍ともいえる老人が多いことである。介護1、身障者4の僕である。日常生活には支障はないが、自然災害が起きた場合、どうだろうか。地元の包括センターには、高齢者登録してあるが、救援機能があるのか、作動するのか。初動対策の遅れ以前の問題である。
いつまでパフォーマンス優先なんでしょうか。
こうした災害に、高齢者が敏感に反応するのは難しいですよね。
若い人でも難しいのですから。
地方は益々高齢者だけのコミュニティになりますから、自然災害時の対応を考えねばなりませんね。
しかし、これからは超高齢化社会ですし、その大半が独居になりそうです。
人とコミュニケーションが取れない人が増えている社会で、避難所暮らしは難しいですよね。
災害に関して色々な問題が出てきそうです。
都会でも老人だけの家庭が増えています。地方でも昔からの集落の助け合いが薄れ来ています。そして、個人の秘密が必要以上に厳しくなっています。これでは、なにかあっても年寄りの安全は守れないし、”行方不明”でかたずけられます。事故から時がたってから不明者が増えていくのは、異常な社会です。一方、国は在宅医療、看護を勧めています。矛盾です
地方の二十代~四十代人口減少は続くので、地元での防災対策の主力を担う中核の人材不足は、被災地が大都市圏以外の地域では、大きな問題だと思います。最新の人口統計でも、全国全体では減少しても、都市圏の人口増加は顕著です。
自衛隊と同様に、従来の消防団員の機能を果たす要員は、民間人ではなく、国家公務員として全国で応募してから、その配備先は、地元ニーズにあわせて、若年・中年層に関して、強制的な地方駐在を任命するような組織の仕組がいるやもしれません。このための予算化が必須です。
敗戦後、一貫して核家族化を推し進め、更に、90年代以降のグローバル競争による企業の新興国への移転が起きて、大都市圏にしか、就職先が少なく、若年層は地方から、首都圏などへと人口移動が進みます。この構造を変えるには、地方での中流雇用の拡大が必要ですが、民主党政権でも自民党政権でも、どちらも、成功していません。
育児に関しては、待機児童の問題を大きく取り上げていますが、一方で、待機老人の問題は、放置状態ではないかと思います。
「在宅介護を中心」から、「公共的施設を中心とした介護」へと、介護政策の大転換を図るべきだと思います。
野党も、次回の選挙の公約で、『介護を社会で』という政策を掲げたならば、高齢層のみならず、四十代から五十代で、在宅介護を担う読簿軍の票も獲得できると思います。
日曜日の地方でのノド自慢の出演者をみると、介護関係の若者が必ず一人はいます。職がないのですね。長野市の遠縁の若者も定職がなく自衛隊にはいりました。これでは、消防団員への成手も少ないようです。
老人の犠牲者の多くは自宅で亡くなっています。
自分の現在を見ても、在宅医療介護は限界があると思います。
日本社会が迎える初めての超高齢化時代です。国を挙げて対策を考える時が来ています。IRの設置など、あまりにも時代とかけ離れています。