森喜郎元総理はどうも失言癖の多い人のようだ。2020年東京五輪組織委員長でありながら、先日、フィギュア.スケートの浅田真央選手について”大事な時に、よく転ぶ”と発言した。僕らが同じような発言しても、どういうこともないが、これから6年先の五輪の成功に当たって、組織をかためて行くトップの発言だ。あまり好ましいとは思えない。森さんは現職の首相時代”日本人は神の子”発言で問題になったが、口がどうも災いの人のようだ。
その森組織委員長のソチでの記者会見が外国人記者の間で評判が悪かったようだ。昨年、東京五輪誘致のさいの「オ.モ.テ.ナ.シ」発言などで日本人は皆英語をしゃべれると誤解されたのだろうか。森さんの通訳を通じての会見は評判は悪く、さらに、その言い訳として、自分たちの世代は英語が敵性語だった時代に教育を受けたから、英語ができない”と言い訳したようだ。が、この森さんの言い訳は事実と違っている。森さんは昭和12年(1937年)生まれで、戦争中は幼児であった。英語を初めて習ったのは戦後の25年で、その時代、日本はNHKの平川唯一さんの”カム.カム.イングリシュ”の全盛期で英語ブームの時代であった。
僕は昭和18年4月、中学(旧制)に入学したが、英語は第一(読本)第二(作文)とあり選択で英習字まであった。19年には従来の英語読本は禁止され、新たに文部省編纂の教科書になったが、その中には”General Isoroku Yamamoto"で始まる文章もあった。戦争が激化して20年1月から僕らは軍需工場へ勤労動員されたが、2年生の2学期までは英語を勉強していた。友人が今でも所有しているが昭和19年版の三省堂コンサイス英和辞典の口絵には”撃ちてしやまむ”と書いた航空兵の絵が載っている。
確かに、森さんが言うように英語は敵性語であったかもしれないが、何故五輪の組織委の会見で”敵性語”が飛び出したのか。多分ご本人が英語で会見できない言い訳のつもりなのだろうが、かえって何も知らない外国人記者には、変な誤解をよぶことになる。
その森組織委員長のソチでの記者会見が外国人記者の間で評判が悪かったようだ。昨年、東京五輪誘致のさいの「オ.モ.テ.ナ.シ」発言などで日本人は皆英語をしゃべれると誤解されたのだろうか。森さんの通訳を通じての会見は評判は悪く、さらに、その言い訳として、自分たちの世代は英語が敵性語だった時代に教育を受けたから、英語ができない”と言い訳したようだ。が、この森さんの言い訳は事実と違っている。森さんは昭和12年(1937年)生まれで、戦争中は幼児であった。英語を初めて習ったのは戦後の25年で、その時代、日本はNHKの平川唯一さんの”カム.カム.イングリシュ”の全盛期で英語ブームの時代であった。
僕は昭和18年4月、中学(旧制)に入学したが、英語は第一(読本)第二(作文)とあり選択で英習字まであった。19年には従来の英語読本は禁止され、新たに文部省編纂の教科書になったが、その中には”General Isoroku Yamamoto"で始まる文章もあった。戦争が激化して20年1月から僕らは軍需工場へ勤労動員されたが、2年生の2学期までは英語を勉強していた。友人が今でも所有しているが昭和19年版の三省堂コンサイス英和辞典の口絵には”撃ちてしやまむ”と書いた航空兵の絵が載っている。
確かに、森さんが言うように英語は敵性語であったかもしれないが、何故五輪の組織委の会見で”敵性語”が飛び出したのか。多分ご本人が英語で会見できない言い訳のつもりなのだろうが、かえって何も知らない外国人記者には、変な誤解をよぶことになる。
浪花節政治の時代は終わったのですから、もっと教養や知性を身につけて欲しいものです。
なんであの、人が今だに政界で力を持っているのか不思議でなりません。
ああいう世代の政治家が、悪しき習慣を若い世代に引き継いでいるので、政治家のレベルが上がらないのです。
この時代に敵性語などの発言が出る事態、レベルが低くて呆れてしまいます。
日本の政治家の低レベルぶりが世界に発信されてしまうのかと思うと情けない限りです。
外交とか貿易交渉とかいった公式な席では通訳は必要ですが、日常的な会合には、どうでしょうか、今や国際語になった英語ですべきだと思います。しかし、英語になれていない人に限り、表現が”日本的”で通訳泣かせです。
安倍総理をはじめ若い政治家は最近、日常的には英語で話をしているみたいですね。趨勢なのでしょう。森さんは僕より若いのに”浪曲的”に見られます。早稲田時代ラグビー部に所属していたそうですが、行動思考が体育会的にみられるますね。時代は変わっています。財界に顔があるそうですが、おカネだけでは、メダルの数はふえません。
ましてや全く、記者の質問と無関係な趣旨で、異様な発言をするのは、ブロガーの言われるように、赤坂の料亭で派閥の駆け引きをする役回りだけを担当したらよいと思います。
今後、IOC委員、理事、副会長、会長メンバーの経験者を欧米なみに多数輩出できるような、オリンピックに対するロビイング人材育成を日本政府も国策として注力しては、どうだろうか?
浅田真央さんが帰国後の外国人記者クラブとの会見で森発言について聞かれ”私は何も思っていません。森さんが後悔しているのでは”と答え、会場が爆笑に包まれたという。浅田真央さんは若いけれども国際経験が豊富であり、これに対して森さんは、昔ながらの日本人体質から離れられない違いかもしれませんね。浅田真央さんの活躍を日本人皆が期待していたのに、森さんの発言はそれを逆なでするものです。スポーツマンのくせに、明るさがないですね。森さんは後悔しているかどうか解りませんがー。