「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

       人 人 人 で賑わう東京の神社仏閣

2011-05-05 08:30:38 | Weblog
昨日、老妻と娘が新緑の東京都内の神社仏閣をバスで巡り、その後、夜、歌舞伎を観劇してお一人様5,500円也という格安旅行企画に参加してきた。帰宅しての第一声は"まるで人を見に行ってきたようなものだ”-。といってもけっして不満ではなく二人とも大万悦の様子だった。

新聞社の販売店が企画した、なにか”いわくつき”の企画のようだが、朝早く最寄のJRの駅をバスで出発、江戸時代からの名園、六義園の新緑をかなで、そのあとこれまた江戸時代から続く根津神社(権現さま)のつつじを観賞、亀戸天満宮(天神さま)の藤柵を見て浅草の観音さまで昼食休憩し、歌舞伎を観劇するという内容である。昼食は自前だが、明治座の歌舞伎の席は、本来なら1万円もしそうな席だったという。多分、東日本大震災で突然キャンセルが出た穴埋めなのかもしれない。

老妻の話だと、六義園はそれほどではなかったが、根津神社、亀戸天満宮、浅草寺はどこも参詣客でいっぱい。根津神社は権現造りの本殿まで行けず、参道脇の乙女稲荷を代わりに拝んできたという。亀戸天神も参拝するのがやっとで、浅草の観音さまは本堂前に警備の繩がはられ、安全のため参拝制限がされていたそうだ。しかし、この中には外国人の観光客の姿は見られなかったという。

テレビを見ると、東日本大震災の後、神社仏閣を参拝する日本人は、東京だけではないらしい。やはり、あれだけの大震災だ。人々が神さま、仏さまに祈る気持ちは自然である。
(写真は根津神社のつつじを観賞する人の波)


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2 コメント

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観光業界 (chobimame)
2011-05-06 17:26:35
観光業界は大変でしょうね。
今年のGWは、やはり自粛ムードがありますから。
でも日本国内でお金を落とすのは大事なことですけどね。
根津神社は数年前につつじを見にいったことがあります。
やはりすごい人でした。
ここまで日本も不安定な状態になったのは戦後初めてかもしれません。
神頼みをしたい気持ちもわかります。
それにしもてすごくお得なツアーですね。
なかなかそのお値段でないと思います。
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もっと楽しんで (kakek)
2011-05-07 09:38:56
chobimame さん
やはり、なんとはなく遠出はしたくないですね。結局、僕は大型連休中、どこへも行かず外食もしませんでした。しかし、若い人たちは、震災にめげず、もっと楽しんでもらいたいものです。浅草の観音さまの人出は、今までにない異常な多さだったそうです。
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