日本遺族会(会長古賀誠自民党選挙対策委員長)が今、厚生労働省の委嘱を受けて
海外にある「民間建立慰霊碑整理事業」を行っている。この事業を平たくいえば、かっ
て激戦地であった地に、戦後戦友や遺族の建てた慰霊碑を”整理”つまり壊そうという
のである。日本遺族会といえば、戦争で家族を犠牲にされた方々の会なのに、なんと
も無神経である。
数日前、知人のところへ遺族会の調査団の二人が、現地を調査したという報告書を
持ち、”整理”したいと了解を求めにやってきた。戦争末期、激戦地であった地に戦後、
日本、豪州、現地のの関係者が集まって慰霊祭までやって建てた碑である。たまたま
三基ある一基が台座だけになっているのを見つけ、これを海中に投棄するか土に戻そ
うというのである。
この三基の碑は、現地の方の私有地に建てた碑である。ところが現地調査団は了解も
なく敷地内に入り、報告書にはなんと、所有者”死亡”と死亡年月まで記している。
報告書を受けて、日本の関係者が早速、所有者の家族に連絡したところ、毎日元気で
働いています、とのこと。こんな報告書に基づいて”整理”したら大変なことになるところ
だ。豪州からも毎年、巡礼団がやってくるとのこと。日本政府がこれを壊したとなれば国
際問題にもなりかねない。
何故、厚労省がこのような民間の慰霊碑を整理するのか解らない。どこの地の慰霊碑
も生還できた戦友や遺族たちが、犠牲者の慰霊のために心をこめて建てたものである。
まだ当時の関係者も沢山元気でおられる。もともと、この地の慰霊碑の所在は知人が
一覧にして厚労省に提供したものだ。言ってみれば、建立者も現地管理者もはっきりし
ているものだ。なぜ高い調査費を支払いこんなズサンな調査をするのか。税金の無駄
使いだ。
調査団の報告で聞き捨てならないのは、慰霊碑の一つが現地政府の博物館で保存して
頂いているが、”入場料を支払ってまで入れるか”と現地まで行きながら参拝しなかった
とのこと。先日のテレビ対談で日本遺族会の古賀会長は、政治から手をひいたら妻と海
外慰霊碑の巡拝するのが夢だと語っていたが、早く政治から手を引かれないと慰霊碑は、
自分の会によって壊されてしまいますよ。
海外にある「民間建立慰霊碑整理事業」を行っている。この事業を平たくいえば、かっ
て激戦地であった地に、戦後戦友や遺族の建てた慰霊碑を”整理”つまり壊そうという
のである。日本遺族会といえば、戦争で家族を犠牲にされた方々の会なのに、なんと
も無神経である。
数日前、知人のところへ遺族会の調査団の二人が、現地を調査したという報告書を
持ち、”整理”したいと了解を求めにやってきた。戦争末期、激戦地であった地に戦後、
日本、豪州、現地のの関係者が集まって慰霊祭までやって建てた碑である。たまたま
三基ある一基が台座だけになっているのを見つけ、これを海中に投棄するか土に戻そ
うというのである。
この三基の碑は、現地の方の私有地に建てた碑である。ところが現地調査団は了解も
なく敷地内に入り、報告書にはなんと、所有者”死亡”と死亡年月まで記している。
報告書を受けて、日本の関係者が早速、所有者の家族に連絡したところ、毎日元気で
働いています、とのこと。こんな報告書に基づいて”整理”したら大変なことになるところ
だ。豪州からも毎年、巡礼団がやってくるとのこと。日本政府がこれを壊したとなれば国
際問題にもなりかねない。
何故、厚労省がこのような民間の慰霊碑を整理するのか解らない。どこの地の慰霊碑
も生還できた戦友や遺族たちが、犠牲者の慰霊のために心をこめて建てたものである。
まだ当時の関係者も沢山元気でおられる。もともと、この地の慰霊碑の所在は知人が
一覧にして厚労省に提供したものだ。言ってみれば、建立者も現地管理者もはっきりし
ているものだ。なぜ高い調査費を支払いこんなズサンな調査をするのか。税金の無駄
使いだ。
調査団の報告で聞き捨てならないのは、慰霊碑の一つが現地政府の博物館で保存して
頂いているが、”入場料を支払ってまで入れるか”と現地まで行きながら参拝しなかった
とのこと。先日のテレビ対談で日本遺族会の古賀会長は、政治から手をひいたら妻と海
外慰霊碑の巡拝するのが夢だと語っていたが、早く政治から手を引かれないと慰霊碑は、
自分の会によって壊されてしまいますよ。
日本の為に死んでいった人たちの慰霊碑を整理するとは、いかなる発想でしょうか?
日本国内においても、年々平和教育をしなくなっていますし、戦争のことをまるで忘れようとしてる動きしかありません。
その反面、変に自虐的で中国や韓国に関してだけは、未だに加害者意識しか持っていず、実に日本の戦争教育、戦争の歴史検証は歪んでいます。
日本は過去の戦争をなかったことにしたいのです。
戦争大好きなアメリカですら、戦死した兵士の骨は1本残らず回収するという話ですが、日本はそういう面の戦後処理は表面的にしてしていません。
日本人の思考はどうなってしまったのでしょうか?
戦死した人たちの思いはいったいどうなってしまうのか。
まったく言葉がありませんよ。
まったくひどい話です。激戦地を一緒に逃げまどい、九死に一生を得たタイピストの女性は、慰霊碑巡礼に14回も現地を訪れています。現地政府が放棄されていた慰霊碑を博物館内に持ち込み,再建してくれた好意に対して、感謝の気持ちをもてない日本人にはあきれ果てるというより怒りを感じます。しかも遺族会の職員です。
厚労省と関係団体との癒着がなければよいのですが。