「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

難問山積の臨時国会と大臣の資質の追求

2018-10-22 06:06:05 | 2012・1・1
安倍晋三総理が昨日、8月以来、2か月ぶりに秘書官とゴルフを楽しんだあと記者団に”時差ボケもなく体調は十分”と語った。総理は欧州歴訪から帰国したばかりだが、24日からは臨時国会、そのあとすぐ25日からは中国、まさに南船北馬の忙しさだ。ご苦労さまだが、身体だけは気を付けて頂きたい。その臨時国会だが、天災続発による補正予算の成立が第一だが、政府与党側は、「入管難民法」など重要法案の審議を望んでいるが、マスコミを通じて聞こえてくる野党側の声は、依然として”モリカケ”問題に絡む大臣の資質の追求である。

そのやり玉の第一に上がっているのは麻生太郎副総理兼財務大臣である。一般の国民感情としては、安倍総理がなんとはなく”モリカケ”問題に幕を引きたいのはある程度理解出きるが、あれほど騒がせた財務省高官の不祥事に対して監督責任のある麻生大臣が不問にふされたのは納得できない。十年一昔というが、10年前の今頃は、麻生内閣が発足したばかりであったが、麻生総理が毎晩のように高級ホテルのバーに通っているとか、国会での”未曽有”の漢字誤読が追及されていた。

野党六党首は臨時国会審議を前に結束することで一致しているそうだ。一致とは”安倍おろし”に過ぎない。国の将来を決定づける「入管難民法」の審議ではない。”モリカケ”問題がまたぞろ持ち出され、それに絡んで麻生大臣の追求、新閣僚の週刊誌報道スキャンダルが始まるかと思うと、この国は大丈夫かと“老爺心”ながら心配だ。