「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

日本軍慰安婦をなぜ讃えるのか ポンペイの娼館の壁画

2018-08-15 06:48:17 | 2012・1・1
昨日、8月14日、韓国では「日本軍慰安婦被害者を讃える日」の行事が、国内100か所以上あるといわれる慰安婦像の前で行われた。文在寅大統領夫妻もその一つに参加、”(慰安婦問題は)人類普遍な問題だ。韓日の外交的な紛争にならないこと望む”と述ベる一方で、”外交的方法で解決される問題ではない”と訳の分からないことを言っている。僕が知る限り、古今東西、イタリアの古代都市、ポンペイの娼館の壁画以来、一国の大統領が娼婦を讃えた話は聞いたことがない。

慰安婦問題は2015年12月の日韓合意で”最終かつ不可逆的に”両国政府間で解決済みである。いくら政権が変わったからと言って、僅か3年たらずでホゴにするとは国際的には通じない。文在寅大統領は”外交的に解決を図る”問題ではないと言っているが、それではほかにどんな方法があるのか。日韓合意で、日本が支払った支払った10億円を返済しているが、これは”弁償金”をt釣り上げるための手段だと想いたくなる。

8月11日が「日本軍慰安婦讃える日」なのは1991年、元慰安婦の一人が自分が日本軍の慰安婦だと初めて名乗りあげた日だという。韓国が独立してから70年余り、1965年の日韓基本条約締結からでも50余年たっている。いってみれが、この問題はここ30年足らずの問題である。最近資料を整理していたら「アジア女性基金」(理事長村山富市元首相)のパンフが出てきて読み返してみたら、当時の橋本龍太郎総理がパンフの中の「総理の手紙」で、”元従軍慰安婦”という言葉を使っていた。当時の対韓慰安婦歴史戦は、この程度の認識だった。”最終、不可逆的な合意である。妥協してはいけない。