「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

今村前復興相と比例代表ブロック選出議員

2017-04-27 05:57:00 | 2012・1・1
今村雅弘氏が”(東日本大震災)は東北でよかった”と発言、復興大臣を辞任させられた。今村氏は先日も、大震災で自主避難されている人たちに対して”避難行動は自己責任だ”と失言、被災地の怒りを買っていた。こうなると、失言というよりは、今村氏が復興大臣としての資質そのものである。安倍総理が、任命責任は自分にあるとして大臣を辞めさせたのは当然だ。

大臣の経歴など、あまり関心がないのだが、あまりのお粗末な発言なので、ウィキペディアで調べてみたら、衆院九州比例区選出の当選7回の議員、東大卒、旧国鉄(JR)出身で、いってみればエリート官僚である。

今村氏だけでなく、安倍内閣閣僚の失言がこのところ目立つ。先日は山本幸三地域担当大臣が、博物館などの学芸員が観光振興のガンになっている。辞任させるべきだ”意味の失言をしている。ウィキペディアの知識によると、山本氏もかって九州比例区から選出された当選7回のベテラン議員。東大卒、財務省出身の超エリート官僚である。偶然だが、今村氏も山本氏も昭和22,23年生まれの団塊世代である。

二階俊博自民党幹事長が大型連休を前に、党内の比例代表区選出の1,2回当選議員に対して、連休中は海外旅行を慎み、選挙区にとどまるよう”おふれ”を出した。数重なる所属議員の不祥事に対しての緊縮令なのだろう。が、それにしても、比例区選出議員だけにこんな”おふれ”を出すのであろうか。与野党を問わず、比例区制度自体に問題があるように思われるが、どうだろうか。