「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

80老人 ささやかな忘年会の幸せ

2016-12-22 08:07:47 | 2012・1・1

昨日冬至の日、東京首都圏は最高気温が19℃まで上がり、小春日和のような陽気であった。この陽気に誘われて近所に住む70年来の友人から突然電話があり、3人で砧(きぬた)緑地公園へでかけてきた。(写真)広葉樹はすでに落葉し、その落ち葉が絨毯(じゅうたん)のように足元が心地よかった。野鳥観察台の横の山茶花(さざんか)は真っ盛り。ハーブ畑の緑が目にまぶしかった。

普段は三人、持ち寄りの弁当をベンチに座りながら食べるのだが、昨日は年末、忘年会の季節であり、奮発して公園に隣接する美術館のレストランで赤ワインで乾杯、今年1年、お互いに元気で暮らせたことを感謝した。隣席には、やはり、近くの老人施設から車イスで介護士の世話を受けたお年寄り(と、いっても僕らと同年配だが)が、忘年会なのだろうか食事を楽しんでいた。

友人二人は介護も支援の認定を受けていない。僕は膝人工関節手術を受けたため介護認定を受けているが、サービスは受けていない。三人とも連れ合いも元気で家族と一緒に生活している。老後の生活はこれが一番幸せだ。夕食には冬至にならって、家族が料理したカボチャを食べた。四分の一切れ254円もしたが、ささやかな幸せ感があった。