秋の短い北海道では、場所によっては街路樹のナナカマドの葉や実が赤く染まり始めてきたかもしれない。30年ほど前、10年ほど札幌に在住した僕は、この季節が懐かしい。作家の渡辺淳一氏の東京生まれのお母さんは、札幌のこの季節が,うら寂しくイヤだったそうだが、僕も同感だった。しかし、一方では、実りの秋を実感でき、心に豊かさを感じるシーズンでもあった。
今年の北海道は夏以来何回かの台風による豪雨で、農作物が大きな被害を受けている。この余波を受けで東京首都圏でも野菜が高騰を続けている。例年なら、この季節になると、デパートやスーパーが競って「北海道物産展」が開かれ、その派手なチラシが入って来るものだが、今年は少ない。昨日やっと大手ス―パーの”北海道秋のたまらないうまいしょ”展のチラシを目にした。例年なら出来秋の目玉商品の農産物や水産物の扱いが小さい。トーモロコシ(真珠)1本178円、大根半分袋入り95円、カボチャ四分の一138円、秋刀魚一匹198円、秋鮭一切れ198円などなど。
チラシで多かったのは道内各地の駅弁空弁の類。珍しかったのは”ザンギ”だ。”ザンギ”といっても北海道以外では通じないが、鶏肉の唐揚げのことだ。多少造り方に違いはあるが、生鮮食品に恵まれている北海道では数少ない加工食品である。30年前札幌にいた時は、道内産のお米は不味くて食べられなかったが、今は銘柄品で美味しい。流通面で問題があるのかもしれないが、出来秋の北海道の新鮮な食品を例年通り手に入れたいものである。
今年の北海道は夏以来何回かの台風による豪雨で、農作物が大きな被害を受けている。この余波を受けで東京首都圏でも野菜が高騰を続けている。例年なら、この季節になると、デパートやスーパーが競って「北海道物産展」が開かれ、その派手なチラシが入って来るものだが、今年は少ない。昨日やっと大手ス―パーの”北海道秋のたまらないうまいしょ”展のチラシを目にした。例年なら出来秋の目玉商品の農産物や水産物の扱いが小さい。トーモロコシ(真珠)1本178円、大根半分袋入り95円、カボチャ四分の一138円、秋刀魚一匹198円、秋鮭一切れ198円などなど。
チラシで多かったのは道内各地の駅弁空弁の類。珍しかったのは”ザンギ”だ。”ザンギ”といっても北海道以外では通じないが、鶏肉の唐揚げのことだ。多少造り方に違いはあるが、生鮮食品に恵まれている北海道では数少ない加工食品である。30年前札幌にいた時は、道内産のお米は不味くて食べられなかったが、今は銘柄品で美味しい。流通面で問題があるのかもしれないが、出来秋の北海道の新鮮な食品を例年通り手に入れたいものである。