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「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

               韓流ブームの崩壊

2012-08-27 05:14:37 | Weblog
円高ドル安ユーロ安で海外への観光業界は受けに入っているようだ。昨日の読売新聞を見ると一、二面を通じた全面広告欄と一面全面広告それにさらに四段広告と三面も海外観光広告欄があった。でも、さすがにブームだという韓国観光は小さな囲みが一つあっただけだ。観光業界は敏感のようだ。李明博大統領の竹島上陸以来の韓国の反日言動を見れば、普通の日本人なら韓国旅行など行きたくなくなる。

韓国への日本からの観光客は2009年以来の円高ウオン安の追い風に加えて”中年おばちゃん”たちの韓流ブームの再来と、美容整形ブームもあって年間300万人を超えている。今年8月のお盆の時でも昨年比、7万8千人も増加している。韓国の観光業界は政治と観光とは別だといっているが、果たしてそうだろうか。天皇陛下にまで土下座して謝れという国に、わざわざ出かけてゆくだろうか。

観光業界に比べて日本のテレビ業界は鈍感である。8月15日、韓国本土から竹島リレーで泳いで渡った韓流スターの出演する番組は放映中止措置をとったそうだが、依然韓流番組が多すぎる。地上BS番組のうち常時どこかのチャンネルで”韓流”番組を放送している。昨日も済州島への豪華船での観光紹介をやっていたが、しらけて、とても見るにたえない。

戦前、日本人はキムチを食べなかった。焼肉などの韓国料理が一般の日本人の間で食べられるようになったのは昭和30年代後半からではなかっただろうか。首都圏でいえば、上野御徒町か川崎の朝鮮人街の食堂しか食べられなかった。その時代から、僕は韓国料理好きだが、今回の騒ぎで、わざわざ食べる気がしなくなった。昔は韓国料理といえば、安くて量も多かったが、最近はそうでもなくなった。ここ数年、日本の社会に根づいてきた韓流ブームも一政治家の無思慮の言動で、元の木阿弥、崩壊してしまった。