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「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

        鳴った鳴ったサイレン 陛下の喜寿のお祝い

2010-12-23 07:12:28 | Weblog
昭和8年12月23日の明け方、日本国内津々浦々に高々とサイレンが鳴り渡った。皇室に全国民待望の皇太子がお生まれになった。当時皇室には4人の姫君はおられたが、皇太子はおられなかった。それだけに国民の喜びは多きかった。昨年秋の皇室園遊会のさい、女優の森光子さんがこのサイレンの話を天皇陛下にされていた。サイレンはご誕生の奉祝歌の歌詞にもなった。当時僕はまだ2歳10か月だったが,うら覚えながら知っている。
       ♯ 「皇太子さまお生まれになった」(作詞北原白秋 作曲中山晋平)
   日の出だ日の出に 鳴った鳴ったボーボオ サイレンサイレン ランランチンコン
   夜明の鐘まで お喜びお喜び みんなみんなかしは手 嬉しいな母さん
   皇太子さまお生まれになった。

天皇陛下は今日、77歳の誕生日を迎えられた。民間でいえば喜寿のお祝いである。僕らと同じ昭和の一桁世代である。皇室といえども戦中戦後の困難な時代を生きてこられた。戦中は日光に学習院の級友と一緒に学童疎開されている。当時天皇陛下と疎開先で共に暮した僕の旧友(故人)は、よく当時の食糧難の話をした。

77歳の誕生日に当たっての記者会見によると、陛下自身、最近お耳が遠くなってきたという。テレビを見ていてもアナウンサーの声は聞こえるが、そうでない人の声は、時々お聞きとれないこともあるという。僕もそうである。でも陛下それはお耳が遠くなったのではないのです。若い人の日本語がおかしくなってきたからなのです。ご安心を!