「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

          夏休ラジオ体操 朝の社交場

2009-07-24 04:44:37 | Weblog
町内会主催の夏休みラジオ体操が今週から始まった。もう半世紀も前から続いている
伝統行事だ。住宅街の道路を閉鎖して行われている。もちろん、警察の許可をえて近
隣の同意を得ている。僕もこの期間は、年中開催の地域のラジオ体操はお休みにして
こちらへ参加する。子供たちを中心に100人ちかい参加があって会場はいっとき町の社
交場となる。

今年は会場の元町会長宅のブロック塀を利用して町内の有志の人が書いた絵手紙展が
催されている。四季折々の草花、町で見られる鳥や虫、漫画など、絵心のない僕にはど
れも驚く出来栄えのものばかりだ。誰が書いたのか書いてない。これは筆者への配慮か
らなのだろうかー。

昨年は同じ会場で町の今昔の写真展が開かれた。僕は昭和20年から、この町に住んで
いるが、昔ここが農村時代だった時代はしらない。町のニューカマーにとっては、こういっ
た企画は町への親しみを増す。住めば都である。

町内会というと、町のボスの集まりのようにみられるが、熱心な世話人がいると、このよ
うな楽しい集まりとなる。町が成熟してきた証拠かもしれないが、最大の理由は第一種
住宅地で、けんぺい率など建築上の規制があるからだ。町内には3階以上の高層建築
がない。最近、都会での人間関係の疎遠化が問題になっているが、やはり住宅の高層
化と関係があるのかもしれない。