友人の主宰する(財)スペイン協会の集まり「ドンキホーテ」の会に、門外漢ながら
出席させてもらっている。参加者が3分の持ち時間で、広い意味での「スペイン」に
関係ありそうな話をする。3分ではもったいない話ばかりだ。昨日の会でも世界の
鐘の研究をされている方の話は面白かった。年寄りの好奇心を満たしてくれた。
僕もこの会に触発されて童謡「金魚の昼寝」に出てくる”赤いべべ”の"べべ”の語
源について話をした。”べべ”は、ご存知、赤ちゃん言葉で着物のことだが、なぜ、
"べべ”というのかの推論である。
先日、この会の話を用意するため、インドネシア語の中のポルトガル語からの借用
語を調べてみたら”bebe 赤ん坊、人形”とあった(「インドネシア日本語辞典」谷口
五郎編1982年)別の「インドネシア語大辞典」(インドネシア政府教育文化局編1986
年)には”ヨーロッパ女性の衣装”とある。一方手元にあった「西和辞典」(高橋正武
編1958年)には"赤ん坊、お人形”とあった。
これからは僕の推論だが、16世紀から17世紀にかけてスペイン、ポルトガルの船が
東南アジアの島々に渡航してきて、日本でも長崎を中心に鎖国までの約一世紀、南
蛮文化がもたらされた。その名残としてカステラ、パン、タルト、ボーラなどの南蛮菓子
の名前が今でも使われている。こういった菓子は、大名などへの贈物として使われて
いたようだが,Bebeーお人形あるいは着物として贈られていても不思議ではない。
高齢者の長生きのコツは絶えず好奇心を持つことだそうだ。
出席させてもらっている。参加者が3分の持ち時間で、広い意味での「スペイン」に
関係ありそうな話をする。3分ではもったいない話ばかりだ。昨日の会でも世界の
鐘の研究をされている方の話は面白かった。年寄りの好奇心を満たしてくれた。
僕もこの会に触発されて童謡「金魚の昼寝」に出てくる”赤いべべ”の"べべ”の語
源について話をした。”べべ”は、ご存知、赤ちゃん言葉で着物のことだが、なぜ、
"べべ”というのかの推論である。
先日、この会の話を用意するため、インドネシア語の中のポルトガル語からの借用
語を調べてみたら”bebe 赤ん坊、人形”とあった(「インドネシア日本語辞典」谷口
五郎編1982年)別の「インドネシア語大辞典」(インドネシア政府教育文化局編1986
年)には”ヨーロッパ女性の衣装”とある。一方手元にあった「西和辞典」(高橋正武
編1958年)には"赤ん坊、お人形”とあった。
これからは僕の推論だが、16世紀から17世紀にかけてスペイン、ポルトガルの船が
東南アジアの島々に渡航してきて、日本でも長崎を中心に鎖国までの約一世紀、南
蛮文化がもたらされた。その名残としてカステラ、パン、タルト、ボーラなどの南蛮菓子
の名前が今でも使われている。こういった菓子は、大名などへの贈物として使われて
いたようだが,Bebeーお人形あるいは着物として贈られていても不思議ではない。
高齢者の長生きのコツは絶えず好奇心を持つことだそうだ。