「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

こうして煙草をやめた

2006-05-31 05:24:04 | Weblog
きょうは世界禁煙デーである。今年のシンポジュームのテーマは
「やめたい人を手助ける禁煙支援」だそうだ。そこで、ささやか
ながら自分が”こうして煙草をやめた”体験談。

昭和58年の、ちょうど今ごろの季節だったと思う。自転車に乗って
”セブン・スター”を買いに行った。多少二日酔いだったのかも
しれない。前の買い物籠に置いたはずの煙草が家に帰るとない。
とたんに喫煙が馬鹿らしくなった。前から周囲の家族から”ワイ
わい”喫煙をとがめられていたこともあったが、これをかぎり
プツリと煙草をやめた。三日に二箱程度の平均的スモーカーだったが
やはり最初の数日間はきつかった。しかし、マラソンと同じである。
禁煙継続日時を何時間、何時間と時間単位で数えいるうちに、逆に
それが面白くなって、いつか平気になった。


厚生労働省の昨年度の記録によると、まだ男性で43・3%、女性の12%が
喫煙しているという。これだけ煙草の害、とくに最近は受動喫煙の
害が叫ばれているのにである。僕の周囲の若死にした友人、知人は
まちがいなくスモーカーであった。なかでも”ピース”の両切愛好者は
100%早逝している。