本屋のビジネスコーナーに行くと、よくもまあこんなに人に指導したがる人がいるものだと感心します。
「~しなさい」とか「~の法則」とか「~力」とか「~脳をつくる」とかやたら売る為に題名が凝ってるのが多いですよね。
「~しなさい」というのは個人的に上から目視線なのでほとんど無視しますが、立ち読みでぱらぱら確認はします。
しかし、ほとんどが似たりよったりです。ほとんどのものはアイデアだけを羅列している、それもオリジナルならまだいいですが、ひどいのになると世の中に既に出たものを分析、解説しているだけじゃないのというものもあります。
アイデアや発想を伝えるというのが悪いというわけではないですが、ほとんどの評論家(本を書いた人) が書いたものは、実効性があるのか疑わしいものです。
アイデアがよくても、それを生かすまでが大変です。机上の論をたくさん並べても、そのほとんどが実践するまでに潰れて行きます。
あるマーケティング本で、逆の発想ということで、季節物を逆の季節に売るというアイデアがありました。これは自分も考えたことがあるんですが、発想としては面白いものです。
しかし実効性となるといろいろなハードルをクリアしなければならず、かなり難しいです。
一番問題になってくるのは仕入です。通常は季節が過ぎる手前でバーゲンなどで在庫を処分するため、季節外れは手に入れにくいというのがあります。手に入れようと無理をすると金額が高くなり意味がなくなります。
また季節を外すとなると、先取りではなく、一昨前のものになります。女性物はアウトでしょう。
実際にはこの本が出る前に既に大手のリサイクルショップがやりました。在庫を豊富に抱えている、しかもターゲットが新品を望んでいない顧客だったので、派生的な事業としては成り立つようです。
このマーケティング本のターゲットは起業家、サラリーマン(でないと部数が上がらない)
なので、実効性という点では疑問でしょう。
ではなぜ、アイデア、発想だけ出す人が後を絶たないのでしょうか? 思うに頭脳的でカッコいいし、その後に機能するまで実践するよりはるかに楽だから、ではないでしょうか?
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体系化不可能なのかも知れませんね(笑
絞り込めば体系化はある程度可能と思いますが、
確かに汎用的なことに体系化は不可能と思います。
とするなら、一般を対象としているような
ビジネスアイデア本を読みまくってもあまり効果がないということでしょう。
本を開いてあっ面白いと言うだけで大半は
終わってしまう。
もっともおもしろという事で脳を刺激する
効果があると言われれば、それまでですが。
個人的には生き方の哲学というか、仕事へのスタンスとかそういうものから自分の人生を構築するという「ニュアンス」を感じる方が大事なのかなと感じてます。まぁそれすらも、割と普遍でみんな薄々思ってる事の繰り返しなんでしょうけど(笑