SEO(すこし、E な、おやじ)のホームページ

ウェイブマーケティングコンサル、ホームページ製作及び、作り方をお教えする(株)ブレインアソシエイツ社長の日記

日本人を洗脳する本?

2010-10-19 00:11:27 | Weblog
百度の日本法人の責任者陳海騰が、日本のインバウンドビジネスについて本を出しました。
インバウンドは外国人(中国人)旅行者を自国へ誘致することの意。中国人の大半は百度を見ているので、中国人向けサイトを作って、百度のリスティング広告を載せた方がいいという趣旨ものです。

ご丁寧にサイトを作るときは中国人の好みに合わせなければならないので、百度が指定している代理店に製作を依頼するのがいいと書かれてました。

本の半分が広告宣伝です。ですが、統計をおりまぜて上手に書いてあるので、説得力があり、引き込まれます。うまいですね。

ところが統計も出すものと出さないものをうまく使い分けることに恐ろしい結果になるということが分かります。

中国で75%シェアを誇っている百度だから、中国人がみる、だから日本に来る時も、日本のことを百度で調べる と言われると、なるほどそうだなと思っちゃいます。

しかし統計には日本のことを調べる時という条件が載っていません。また属性によっての統計もありません。つまり日本に来る層の人たちが本当に百度だけを調べてくるかです。

主婦や学生、労働者など一般的な人はやはり百度ということが言えそうです。なぜ百度を利用するの、と聞くと習慣だということです。ですがこういう人たちが日本に来るかどうか不明です。

ネット知識の高い人(=富裕層ではないとは思いますが)はグーグルを使うそうです。当然ですが、日本の情報もグーグルの方が多いわけです。百度はエンジン的にいまいちというのもそうですが、上位はほとんど広告で占められてますから、グーグルの方が優れています。

当然中国人もそのことを知ってますから、中国人が日本に来る時は、日本のことを百度で調べる、とういことを真に受けて、それじゃ百度だけに配慮しようというのは片手落ちと言えます。


一方的な情報だけで判断するのは危険だということが改めて分かりました。陳海騰氏の意図は百度を繁栄させるということですから、洗脳させるためのセミナーであり、書籍であるわけです。もちろん荒唐無稽ということではありませんが。

外国の正確な情報は、やはり現地の人に聞く、あるいは現地に行くことに勝るものはなさそうです。



教えるスタイルのホームページ制作
EC-ガレージ
ホームページ支援システム

中国の深い壁

2010-10-12 22:20:31 | Weblog
グレートファイアウォールって聞いたことあるでしょうか? 中国のネットに関心がある人ならおなじみの言葉です。中国のネットの検閲です。国慶節という7日間にわたる連休中にも中国と日本の問題である尖閣諸島、ノーベル平和賞など中国政府にとって不都合な出来事がめじろおしなので、中国政府はネットにはかなり敏感になっています。

中国にいる中国人の何人かとスカイプで話しているんですが、この国慶節の間変なことが起こりました。そのうちの一人が、自分に何度もチャットで書き込みをしたんですが、こちらにはまったく届きませんでした。

7日を過ぎてようやく向こうから、何で話してくれないの? と届きましたので、こちらには一切届かなかった旨を告げました。

それはスカイプの不具合かと聞いていたので、自分はいや恐らく貴方の国の政府の問題でしょうと言いました。中国政府が邪魔をしているとか、中国政府という言葉を何度も連呼しました。

そしたら画像が乱れ、相手がキーボードを叩いても文字が出ないという現象が起こり、とうとう切れてしまいました。次つながったときに、その中国人から、政府の事は言わないでと言われました。

彼女のように7日を過ぎてもしつこくチャットしてくれたから誤解が解けましたが、他の中国人は連絡しているのに返答しないから、いやなやつと思って二度と連絡しないかもしれませんね。ここのところ随分中国と日本の間で友情が崩れてしまったのではないかと思います。

いろんな政府同士の問題がありますが、大半の中国の一般市民は無関心です。それに中国政府の検閲を面倒だと思ってます。こんなこと書くとこのブログも中国側でシャットダウンされんでしょうか?

本当に面倒くさいですね。サイトも見れないのがあるし。YouTubeなんか見れなそうですね。というか中国人の友達はYouTubeの存在すら知らなかった。

日本だけでネットやってるから関係ないと思っている人が大半かと思いますが、将来深くかかわらざるを得ない中国ですから、こういう面倒なことにもいつか関わらざるを得ないかもしれまんよ。




教えるスタイルのホームページ制作
EC-ガレージ
ホームページ支援システム