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ウェイブマーケティングコンサル、ホームページ製作及び、作り方をお教えする(株)ブレインアソシエイツ社長の日記

ヒットする法則はあるのか?

2011-02-22 20:35:13 | Weblog
つい最近幻冬舎がMBOにより上場を取りやめたのは記憶に新しいですが、上場を取りやめた理由の一つに、株主の監視を避けて思い切った経営をしたいという事を言ってました。

社長自身が何がヒットする分からない世の中で、思わぬものがヒットする可能性がある為自由裁量でやりたいというような事を言ってました。いちいち株主の顔色を見ながらやっていてはチャンスがなくなるという事でしょう。

この社長が言うように何がヒットするかわからないというのが、本当のところだと思います。商品でも事業でもヒットすれば、それが論理的に組まれたように道筋が後から出来ます。でも実のところ当たるかどうか分からないという部分はあるんだと思います。


良く言われるのが、製菓業界の商品です。本当に何が当たるか分からないそうです。
ヌーボとかガリガリくんとかヒットしましたが、これとて偶然性が濃いものだったそうです。マーケティングの結果と言われていますが、その裏にはヒットしない無数の商品もあったわけですから、それもマーケティングがなされなかったわけではありません。

書籍で言うとバトルロワイヤルも、出版社の会議では没になる作品だったところを、一人の思いつきとごり押しで世に出したらヒットしたものらしいです。


何がヒットしヒットしないか本当のところマーケットに出さないと分からないという事が大半だと思います。

面白いのは誰もが賞賛し、絶対いけると思われた商品、事業と言うのは大方ヒットしないという法則見たいのがあります。

だいぶ古い話ですが、アサヒからZというビールが新発売になった時、関係各位誰もがのど越しがよく、キレがあってコクがあり、スーパードライを凌ぐものだとヒット必至と思ってました。ところが世に出したら、史上最低の売上で、すぐ生産中止になりました。

誰もが100%大丈夫だと思うところに、実は抜けがあったり、思い込みだけで見えなくなっている部分があるということでしょうか。

本当に世の中何がヒットするか読めない、法則なんてものはないのでは。



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アイデアだけでは

2011-02-02 00:12:01 | Weblog

本屋のビジネスコーナーに行くと、よくもまあこんなに人に指導したがる人がいるものだと感心します。

「~しなさい」とか「~の法則」とか「~力」とか「~脳をつくる」とかやたら売る為に題名が凝ってるのが多いですよね。

「~しなさい」というのは個人的に上から目視線なのでほとんど無視しますが、立ち読みでぱらぱら確認はします。

しかし、ほとんどが似たりよったりです。ほとんどのものはアイデアだけを羅列している、それもオリジナルならまだいいですが、ひどいのになると世の中に既に出たものを分析、解説しているだけじゃないのというものもあります。

アイデアや発想を伝えるというのが悪いというわけではないですが、ほとんどの評論家(本を書いた人) が書いたものは、実効性があるのか疑わしいものです。

アイデアがよくても、それを生かすまでが大変です。机上の論をたくさん並べても、そのほとんどが実践するまでに潰れて行きます。

あるマーケティング本で、逆の発想ということで、季節物を逆の季節に売るというアイデアがありました。これは自分も考えたことがあるんですが、発想としては面白いものです。

しかし実効性となるといろいろなハードルをクリアしなければならず、かなり難しいです。
一番問題になってくるのは仕入です。通常は季節が過ぎる手前でバーゲンなどで在庫を処分するため、季節外れは手に入れにくいというのがあります。手に入れようと無理をすると金額が高くなり意味がなくなります。

また季節を外すとなると、先取りではなく、一昨前のものになります。女性物はアウトでしょう。

実際にはこの本が出る前に既に大手のリサイクルショップがやりました。在庫を豊富に抱えている、しかもターゲットが新品を望んでいない顧客だったので、派生的な事業としては成り立つようです。

このマーケティング本のターゲットは起業家、サラリーマン(でないと部数が上がらない)
なので、実効性という点では疑問でしょう。

ではなぜ、アイデア、発想だけ出す人が後を絶たないのでしょうか? 思うに頭脳的でカッコいいし、その後に機能するまで実践するよりはるかに楽だから、ではないでしょうか?





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