Mooの雑記帳

日々の感想などを書いていきます。

10月19日(水) 京都大山崎町 町長選挙、町議選挙の教訓

2022-10-19 17:20:28 | 日記

どんどん月日が過ぎていきます。
この間、13日には第30回の行革委員会があり、それから3日間は議事録の文字起こしで終日時間を取られ、その後は畑の片付けなどで追われる日々を過ごしていました。

今日も午後から妻と畑に出かけていましたが、気がつくと白馬山系の頂上付近が雪模様で白くなっていました。
夏なら、そろそろ涼しくなったから畑に出かけようかという時間には、もう日が傾いて寒くなり、時計を見ると3時半。何とも日の出ている時間が突然短くなったような気分に襲われました。

午前中から畑仕事に出かけたいのはやまやまなのですが、どうもこの頃身体がついて行かず、グズグズしているうちに時間だけが過ぎていく。何だか、まともに何かに集中している時間がほとんど取れないうちに1日が終わるようで、根本的な対策が必要になっているようです。

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政府が信用できないので、マイナカードは持とうとは思わないうちに、河野さんが健康保険証と合体させたカードにすると打ち出した。これには医療機関を含めて猛烈な批判が起こっており、下手をすると支持率が更に下がる気配。
まだ普及率が50%に行くか行かないかの根本原因は、別になくても不便ではないし、そもそも現行で持つ理由がわからないということでしょう。それに加えて統一協会などの不祥事も重なって、政府の信用度は最悪状態。仮にカードを持たせるとしても、読み取り機器の整備をはじめ準備も何もないのですから、余りに強権的な方針化。要するに、最終的には徴税と紐付けたいという魂胆がミエミエです。

円安は1ドル150円が目前にもかかわらず日銀は為す術もなし。仮に金利を引き上げた瞬間に、国債の利払いのために日銀の財務状況はにっちもさっちもいかないことになるから、引き上げたくても引き上げられない。
テレビでは、海外からの旅行客が増えて、爆買いしている様子をことさらに放映しているけれど、それで経済がよくなるわけでは全くありません。物価の高騰は留まるところを知らず、これから冬にかけて電気代などの値上げや、輸入に頼る食料品などはさらに値上げが続くのでしょう。

その一方で、北朝鮮、ロシア、中国の「脅威」を前面に押し出して軍事力の強化や憲法改正には前のめりの姿勢。ミサイルを撃ち込まれたらどうする、攻めてきたらどうするという話ばかりです。
なぜ、誰に向かってミサイルを撃つのか、何のためにそうするのか、ミサイルを向けさせないためにはどうすればよいのかという話は一切抜きで煽られる脅威に引きずられるならば、もはや底なしの軍拡しかない。それがどんな状況を生み出すかはすでに経験済みであるのなら、ここいらで踏みとどまって冷静な情勢分析を行い、今後の進むべき道を探るべきでしょう。

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何かとお騒がせ池田町は、来年に迫った町議選挙、その次の年の町長選挙に向けて、改革の方向を定めることができるかどうか、まさしく分岐点に立っています。

今後の地方行政の進むべき道は、先の京都大山崎町長選挙、町議会選挙の結果が大きな教訓を与えてくれているように思えるのですが、どうでしょうか。
京都新聞は「京都・大山崎町議選、共産公認候補が1、2位独占 得票率は過去最高、自民焦り」の見出し。

この町では、前回の町長選挙の前に前職の町長が公立保育園の廃止を打ち出し、それに反対する住民世論が高まり、保守系の町議(元自民党員)だった前川氏を共産党が推して当選。その際の対立候補山本氏の推薦支持政党は自民党、立憲民主党、国民民主党、公明党。
今回も同じ組み合わせ(対立候補の推薦団体から立憲が抜けただけ)で、共産のみ推薦の前川氏が圧勝したという構図。
産経新聞は、「共産は現町政に異議を唱える市民団体と連携するなど、「市民共闘」を前面に出し、同時に行われた町議選でも善戦。同様の戦い方は4月の知事選でも成果を上げており、来春の統一地方選にも影響を与える可能性がある」と書いており、異例の高い注目度でです。
井上さとし参院議員は、その勝因について「この4年間、自公による様々な妨害の中でも保育所を守り、学校の改修やコロナ対策での14か月にわたる水道料の基本料金免除などを続けてきました。「子育てするなら大山崎」と人口が増え、町財政もよくなる好循環となってきました」と書いていました。

大山崎町は人口1万5千人、予算規模歳入84億円、歳出81億円です。議員定数12人(立候補15人)、議員報酬月額29万円、どんな町政かを見てきたいものですね。

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午後11時の池田町の気温は5°C。明日の朝は霜が降りるかもしれません。

白馬の友人から送られてきた写真。今朝白馬岳で初冠雪だそうです。偶然とはいえ、私が午後に見た雪は、今日が初めてだったんだ!!


10月11日(火) 「ひろゆき」暴言

2022-10-11 23:15:06 | 沖縄

MNEMOさんが「ひろゆき」暴言問題を取り上げて、私や妻が怒り心頭だろうと書いて下さっていた。ちょうど私もこの問題を取り上げて記事を書いている途中のことでしたから、有り難かった。

「ひろゆき」氏が何者であるのかは、つい最近まで知らなかったし、気にしたこともなかった。2チャンネルの創始者で実業家でもあるこのお方、本名西村博之氏は、YouTuberとしては若者の層を中心に、それなりの影響力を持っているらしいことはWikiでもうかがい知ることができる。

その彼が、辺野古へ行き、座り込み現場に掲げてある掲示板を見てツイートした件が、話題になっている。
誰もいない時間に現場に行き、にやけ顔でピースサインをしている写真とともに「座り込み3011日」と書かれた看板の前で「誰も居なかったので、0日にした方がよくない?」とツイッターに書き込んだというのが問題の発端。普天間基地の暴言と合わせて、話題というよりヘイトクライムとして指弾されているといった方がいいかもしれない。

わずか20分の座り込みを3回やるだけなら単なる抗議行動ではないかとも言う。
過去に、お金をもらって抗議行動に参加しているというデマがまことしやかに流されたことといい、今回の件といい、辺野古での新基地建設計画の推移や抗議活動の全容について、ほとんど関心もなく知識もない人々に、さもありなんという印象を植え付ける狙いミエミエの悪質な言動に他ならない。

それに輪を掛けて、11日にはツイッターで「普天間の周りってもともと何も無かった」とやった。さすがに、これには多くの厳しい批判が相次いで、「たしかに言い過ぎですね。失礼しました」と謝罪せざるを得なかった。

しかし、これは「言い過ぎ」どころか、全くの誤りであり完全な事実誤認だ。そんなことは沖縄では常識に属するが、この言説も繰り返し表れてきている。2015年には、百田尚樹が「普天間は田んぼの中にあった。周りには何もない」と暴言を口にしたこともあった。
これは、銃剣とブルドーザーで住民から土地を奪い基地をつくった米軍が、己の行為の合理化のために持ち出してきたのが、「サトウキビとパイン畑だけの原野だった。基地が出来てから周辺に集落ができた」という強弁だと、2009年に宜野湾市の基地対策部長だった山内繁雄氏は述べる
事実がどうであるかは、宜野湾市の戦前・戦中の地図を調べれば簡単にわかる。

問題は、これだけには留まらなかった。沖縄の人々の語り口について、「文法通り喋れない」「綺麗な日本語にならない」など、品性のカケラもない「論評」を振りまいていた(自分のしゃべり方が「綺麗な日本語」だと思っているのか?プ)。実際の映像はこちら。本当に何様かと言いたい。これは、沖縄県民に対する侮辱であり、誹謗中傷であり、明白な差別発言だ。断じて許されない。

※ 画像はYouTube「ひろゆきのマインド【#ひろゆき #hiroyuki】《切り抜き》2022/10/08付より=影書房さんのツイッターより。

新型コロナの流行のために、座り込み抗議行動自体も影響を受けざるを得なかったり、毎日の抗議行動への負担の大きさから数が少なくなったりすることが増えている昨今、それでも、現地では粘り強い活動が続けられている。
つい最近のこと、隣村に住む友人(沖縄出身)が郷里に帰り、辺野古に通うのだと語っていたほどに、今なお、多くの県人が辺野古の基地建設の強行に怒りを深めている。

数年前に、私が何度も通ったときには、午前中から午後遅くまで、テント小屋で待機しつつ、本部で採取した土砂を積んだダンプが来る前には、キャンプシュワブの前で機動隊に排除されるまで整然と座り込んだり、グルグル歩き回ったりしていた。当時のブログ記事に詳しく書いたが、当時は座り込みを含む抗議行動が毎日のように終日延々と続けられてきた、こうした経過に少しでも目を向ける気があれば、根も葉もないヘイト暴言は口にできない。


10月10日(月) 柔道の思い出

2022-10-10 20:46:07 | 日記

柔道の世界選手権女子63キロ級で優勝した堀川恵さんは、松本市の出身。決勝の決め技は得意の内股だというニュースがあったので、ネットで試合を見ておりました。
なるほど、胸のすくようなとは言えないけれど、相手を完全に背中から落として一本勝ちしています。決勝でこうした技が繰り出せる実力は世界一に相応しいでしょうね。

こんなことを書き出したのも、柔道とその技の一つ「内股」では忘れがたい思い出があるからです。
高校3年生になってから柔道部に入部した私に稽古をつけてくれたのは、同学年の猛者たち。その中にはいろんな技の持ち主がいて高3ともなれば全員黒帯。
練習は、定型の受け身とか体操、打ち込み、かかり稽古、それに相手を変えて組み合う乱取りがあります。そのうちの1人と乱取りをしたときのこと。彼は内股が得意技だとは聞いていたけれど、実際の技は見たことがなかった。ところが組んでまもなく、私がアッといういう間に投げられてしまった。本当に一瞬の出来事です。太ももに相手の足がかかり身体がフワッと浮いたかと思ったら、背中から畳にたたき付けられて、しばらく息が止まった。何が起こったのか全く分かりませんでしたからね。柔道の「技」のすごさを身体で教えるものとなりました。
それ以来、相手の技をどう避けるか、またどう返すのかも練習し、背負い投げを得意技とすべくさらに猛特訓を重ねたことでした。
おかげで、数ヶ月の特訓で昇段試験に臨んで、めでたく初段の黒帯をいただくことができました。そうした日々がなつかしい。

大学でも、体育で結構柔道をやっておりましたが、今度は小柄な年配の指導者がいて、何度か稽古をしてもらったことがあります。この方は、技ではなく人間の身体の不思議を身をもって教えてくれた人でした。
組み合って、技を掛けようと努力するものの、足が地に釘付けになっているように、身体がびくとも動かない。どんなに技のきっかけをつくろうと右に左に動いても、びくともしない。別に相手が硬直しているという訳ではないのです。小さいおじさんが自然体で立っているにも関わらず、そうなのですから、これまたスゴイ人がいるものだと、驚くやら敬服するやら。
それ以来柔道とは縁がなくなりましたけれど、結構有意義な体験を積むことができた若き日の思い出です。

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さて、話は、全く変わります。
昨日午後から今日にかけて雨が降り続いていましたが、昨日の午前中は幸い晴れていたので、妻と畑に。一昨日に続いてイチゴの植え付けを全て終えることができました。
妻は、サツマイモの収穫に専念。

イチゴ苗のの植え付けをしているときに、珍しい生き物に遭遇しました。その昔、見たことのあるコウガイビル(ウズムシ目コウガイビル科コウガイビル属)です。子どもの頃、石の下などに結構たくさんいた。公害ヒルか?それとも郊外ヒル?と思っていたら、昔の髪結いの「笄」なのだそう。畑を始めてから10数年になりますが、これを見かけるのは初めて。ひっそりと生き延びていたのですかね。

プラナリアなら、まだ可愛いのですが、10センチほどのコイツは、ナメクジとヒルをかけ算したようなヤツでいささか気色が悪い。付き合う気はないので、しばらく眺めたあと、畑の隅っこに放り投げておきました。プラナリアの仲間なので、分割しても再生能力は高く、何匹にもなってしまっては困りますから。


10月6日(木) 議会らしい池田町議会に

2022-10-06 21:04:23 | 日記

寒くて雨がポチポチ降っていたけれど、さほど気にはならない程度だったので、久しぶりにバラ園へ。このところ、行革委員会が水曜日か木曜日に開かれているので、なかなか出かけられず、ついご無沙汰になってしまっていたのです。

集まるメンバーも数人程度なので、除草もはかどらない。私は例によって刈払機で一気に園内をまわって、それなりに綺麗にすることができました。まばらではあるけれど、秋のバラが咲いてメンバーは帰りがけに花束をお土産に。
狭い園内の管理だけれど、こんなことを12,3年延々とやってきたのですね。ふと感慨深く園内を見回したことでした。

午後は、雨がちょっと強くなってきたので、一休みしながら待機。雨が止むのを待って妻と畑にでかけました。妻はニンニクの植え付け。私は、これまで何とか仕上げたイチゴの畝4本に、マルチをかけて穴開け。肥料が馴染むのを待って、2,3日後には苗を植え付けます。多分、250株くらいは植えられるんじゃないかなあ。昨年よりは少ないけれど、何とか無事定着してくれることを願いましょう。

ニンニクも植えた種は300個くらいありますから、来年は出荷しようかしらね。植えればそれなりにちゃんと出来るのですから、何故国産ニンニクがこれほど高いのか、どうも私には納得出来ません。来年は、希望される方にいくらでもお分けできるようにしますからね(ただし「さび病」の対策のためにニンニクだけは無農薬とはいかない・・・)。

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昨日は、交流センターで開かれた、池田町議会が呼びかけた議員定数を考える集会に出席。出席者は少なかったものの、参加者はこもごも自分の考えをしっかり伝えたので、一定の意義はあったのではないでしょうか。

焦点は、現在12名の議員定数をどうするのかという点。来年の議員選挙に向けて議会としては、12名を11名に減員するという提案をしているのです。理由は3つ。
1つは、議員のなり手がなくなりつつあり、定員割れこそないものの、ここ2回選挙がない状態になっていること。このまま放置すれば、定員割れの可能性もあるのです。
2つは、財政問題。行革委員会は先日の答申で、財政ひっ迫の現状から、定数を見直すべきだという報告を出していました。ただし、報酬に関しては一定の引き上げが必要であることも指摘しており、全体としてのバランスをとるために、削減しても1名もしくは2名という幅を持たせた意見を出していました。
3つは、人口減少問題。あと10年もすれば人口が8000人近くになることが予想されており、将来の規模に見合った定数にするというもの。

とはいえ、議会は行政を担う首長と並んで、地方自治を支える土台ですから、安易な定数削減は地方自治にとって自殺行為です。民意をくんで行政に反映させるためには、それだけの議員が必要なのであり、Ⅰ万人くらいの自治体なら全国的に見ても12名から14名は普通です。

しかし、残念ながら、我が町の現状は「議員が何をやっているのか分からない」「今のような議員なら数名程度にしても構わない」などという、自らの町民としての責任を棚に上げたような意見も多数見受けられるのですから深刻です。

私は、今の池田町の議員の皆さんとは、随分いろんな話もするし、いっしょに勉強もするし、もちろん苦情も言うし、サポーターの一員であることを自認しているほどですから、池田町議会の様子はかなり深く理解しているつもりです。

議員個々には、それぞれ様々な弱点はあるかもしれないが、少なくともここ2年間ほどは、今までとは見違えるように議会らしくなってきているのです。これをさらにどのようによい方向に発展させるのか。一方でのなり手不足や無関心という傾向をいかに克服するかが現在の最大の問題です。

誰でもすぐに議員に立候補できるわけではないことは自明のことですが、それだけの意欲と時間があれば、立候補は可能。このような要望をこうして実現したいという志があれば、仲間たちと語らってその具体化を図ればよいのです。

私が願うのは、誰が議員になるのかは勿論大事だけれど、それ以上に、池田町の住民が広い意味で町づくりに関心を寄せ、自分たちの力で何とか現状を変え、よい町にしていこうという意識を持つこと。行政であれ、議会であれ、「オレがオレが」という意識ほど邪魔なものはない。住民が対等に隔てなく話ができ、議論ができ、批判し合える、そんな空気を作りたい。

年齢と体力が、だんだんそうしたことを難しくしつつありますが、可能な限り努力していきたいものですね。


10月5日(火) 安曇野さんの帰化の実現を

2022-10-05 00:21:33 | 日記

例えば、どこか他の地に住まいを定めたくて場所を選ぼうとするときに、選択の基準はいろいろかもしれないが、その土地の呼称の響きも1つの魅力だろう。私も今から20年ほど前、東京から富山への行き帰りの途中で偶然通りかかったこの地に居を定めたのも1つには安曇野の語感があたことは間違いないのですから。

MNEMOさんが今日注目すべき動画を紹介してくれている。
ある日本大好きロシア人女性が帰化を申請する際の日本名として「安曇野」を選んだというのだ。その顛末を語るYouTube動画を見ながら、私も驚いたのなんのって。
初めは、私なら「野」はつけない(「安曇」だけでいい)だろうなと思って見ていたら、”「あづみ」さんは日本ではありふれている。野が付いている人は調べたところ1人もいないから。アニメでもみんな野がついているし。3文字の日本名はかっこいい”という説明を聞いてうなってしまいましたね。

MNEMOさんのブログ

この記事には、その女性の動画のURLも紹介されていますので、是非ご覧あれ。ビックリすること請け合いです。

実際に安曇野を訪問して、北アルプスを遠望する田園風景の美しさに直接触れて、より自分の名前に意味を見いだしたということなのかな。ボーッと北アルプスを見ている私などより、よほど深く地理や歴史を観察している。

日本で様々な情報に触れていれば、ロシア国内と違ってプーチンの蛮行への批判を持たざるを得ないでしょうし、とりわけ弟さんが兵役の経験もないのに徴兵されたと帰化されて、国外に脱出するように告げているという話もMNEMOブログには紹介されていた。

私の住む地域の名前を帰化名にしようと決めた彼女の見識に感服しつつ、ロシアにもこうした知的な女性がいるということを多くの人に、とりわけ安曇野に住む皆さんに是非知っていただきたいですね。こちらに来ることがあれば、多くの仲間たちと心から歓迎しましょう。