Mooの雑記帳

日々の感想などを書いていきます。

6月27日(日) MNEMOさんの励まし

2021-06-27 22:55:20 | 日記

道をはさんで向こう側、雨上がりの田んぼの法面には夜になると10匹ほどのホタルが飛び交っています。すぐとなりの集落で例年なら行われるはずの「ホタル祭り」も中止。そこから飛んできた何匹ものホタルがわが家の庭にも立ち寄っていってくれます。

今日は夕方に、学生の支援団体の係の若者が来てくれて、彼に先導されて松本まで昨日収穫したグリーンボールを軽トラで届けてきました。学生たちに配るのは少し先になるようなので、痛みがでないか心配ですが、無事届けてもらえることを願うだけ。支援にあたる彼らも、案内の準備やら物資の調達やらで結構体力をすり減らしているようでした。受け取ってくれた若者たちも、いずれ今度は手を差し伸べる方になってくれたら嬉しいですね。

***

MNEMOさんが、私の活動を紹介しながら「身体をいたわりつつ」と励まして下さいました。

MNEMOさんのブログ「Songs of the 'World'」

つい先日には、ご自身のブログを訪問してくれる人たちの中には私のブログを見てくれている人もいるはずだと書かれていました。私自身は、彼の音楽のことも将棋のことも縁遠い人間なので、コメントを書くこともできず、もどかしく思っているのに、いつも私のブログを見ては励ましてくれているMNEMOさんには感謝しかありません。
ビートルズ、ロック、海外の音楽に関心のある方は是非MNEMOさんの曲に触れてみてくださいね。

***

現在の私は、町の行財政の問題から逃れられず、畑と子ども塾以外は、ほとんどの時間をそれに費やさなければならず、相当に神経を使います。行財政については、ある意味、この10年の総決算のようなものですし、一緒に奮闘してもらえる「行財政のプロ」もいるので心強い。有意義な結果が出せるように、この2年間全力を注ぐつもりです。

計画策定や事業展開には、ビジョンだけではなく実証的かつ論理的なアプローチが必要です。同時に、役場組織(役場だけではありませんが)には、合わせて職場規律、行政に関わる人間としてのプライドといった倫理面が不可欠なのです。そして、それを維持し深める深部の力となるのが、民主主義や人権についてのしっかりした意識・感覚です。そうした感覚を培うのは、いろいろな人の書物から学ぶこともあるでしょうが、何といっても社会的な活動=多様な人々とのつながり=の場においてなのです。

ところが、最近の町の動きを見ていると、それがかなり欠けてきているのではないか。一生懸命にやっているのでしょうが、狭い枠の中だけで動き回り、外の世界から学ぶことが少なくなっているような気がしてしかたがない。行革委員会の議論を受けて、役場の内部から自らの変革を志向する動きが大きくなってくれることを、是非とも期待したい。

***

町のホームページでは、これまでの第1回委員会、第2回委員会の資料などがアップされました。第1回委員会のコーナーには、この日私が提出した意見書、第2回委員会には、町の資料として、私が部会報告として説明した資料が含まれています(カラーのグラフや表を多用して「7つのポイント」を収録している)。

これは、すべての町民に方々に是非とも見ていただきたいものです。近く、私が委員会で説明した「説明文」の概要もアップされる予定です。

第1回委員会関係 資料

第2回委員会関係 資料


6月27日(日) 朝日村でグリーンボールの収穫

2021-06-27 13:36:08 | 日記

昨日は午前中から昼過ぎにかけて朝日村まででかけ、グリーンボールの収穫をしました。
グリーンボールはキャベツの一種で、1つの銘柄なのだそう。玉が丸く、固く葉が巻いていて柔らかく美味しいという「キャベツの万能型」と言われる品種。

妻のボーリング友達の畑に規格外となって潰すしかないグリーンボールが大量にあるというので、潰される前に貰いに行ったのです。
何しろ朝日村までは1時間以上かかるし、最近はほとんど行ったことがないので、地図をたよりにまず塩尻北まで高速で走り(もちろん軽トラですよ)、そこから松本空港の南を通って西に30分ほど。途中、道を1回聞いただけで、ほぼ時間通りに着くことができました。

朝日村の一帯は、どこもかしこも区画整理された広大な野菜畑。いまはレタス、キャベツの出荷時期なのでしょうが、あまり人は見かけませんでした。

ちょっと時間が経つと、野菜も規格外になり、出荷できないというのは何とも不合理な気がしますが、農家の方にしてみれば、畝づくり、マルチがけ、苗植えまですべて機械でやっているわけですから、いちいち規格外を集めて出荷するなんて手間はかけられない。つくったキャベツの半分くらい畑に戻してしまうなんてこともあるようで、私などはとにかくもったいないという気持ちが先に立ってしまいます。

この日は、私たち夫婦だけではなく、こどもじゅくのマネージャーにも声をかけて一緒に収穫。その方は軽トラではなかったけれど、後ろの座席に直接詰め込んで100個ほど運んでいきました。

軽トラ一杯になったこのキャベツ、もちろんわが家で食べるためではなく、信大・松本大学の学生生活支援のためのもの。まもなく、支援団体の若い人たちが池田までとりに来てくれることになっています。

支援のキャベツとは別に、それにも出せないような切り損ねたようなものは、自家用にもらってきました。今日、茹でておひたし風にして食べましたが、やわらかいのでいくらでも食べられる。当分はキャベツとキュウリが主食になります。キャベツは今月は割と安いらしいですが、価格が上昇している野菜もある昨今、ありがたい話です。


6月25日(金) 第2回行財政改革委員会終わる

2021-06-25 07:34:05 | 池田町行財政改革委員会2021

町や部会委員との打ち合わせを繰り返し、資料の準備に長時間を費やし、ようやく終わった第2回委員会。できるだけポイントを絞って的確に現在の町財政の現状と課題を明らかにしようと腐心した結果が、どれほど委員のみなさんに伝わったのか。

説明後の議論では重要なポイントについて深く掘り下げて質疑をかわすこともなく、それぞれの委員の関心がどこにあるのかがかなり不鮮明で、果たして共通理解が得られたのかどうか私には十分つかめませんでした。

昨日の委員会で部会提案として説明した冒頭、まず私が強調したのは、町財政の現状を事実にもとづいてとらえることは今後の議論にとって死活的に重要だということでした。それぞれの認識がバラバラで、財調の枯渇が避けられたことから表面だけを見て「大したことがない」などと見るならば、おそらく再建策など作り得ないだろうからです。

私は次に、まず頭においてほしいこととして、ふたつのことをあげました。
1つは、池田町の人口減少問題です。
池田町は、平成16年までは10900人台で横ばいで推移、H17年から減少に転じ、H27年ごろから急激な減少局面に入ります。
その直線を延長すると、あと4,5年もすれば9000人、そのあと10年を待たずに8000人という状態になるという問題です。財政面でも町の活力という面でも大きな影響を与えずにはおきません。

2つは、池田町自身が作成したH29年度とR2年度の公共施設、インフラの改修・更新計画です。
H29年度の計画によると、施設・インフラを合わせた40年間の費用が704億円にのぼり、R2の公共施設のみの計画でも低く見積もってさえ40年間で184億円、年間平均4.6億円になるという事実です。
町のシミュレーションでは現在の財政状況のままであれば、R7の投資的経費がわずか2.2億円しか取れないという推定ですから、老朽化した施設・設備にはほとんど手をつけることができないということになります。

それらを前提に、町の財政状況を見る必要があると強調しました。これらの2点は、結構委員のみなさんの意識に残ったようでしたから、その点は説明の効果があったのだろうと思われました。

しかし、考えて見ると、一町民に過ぎない私などが、なぜこのような町の財政という問題に首をつっこみ、説明までしなければならないのか。今後のことを考えると、ちょっと憂鬱になってしまいますが、関心を持ってもらえる住民が一人でも増えたら、町の将来に必ずつながると信じて、あと少し頑張るしかないかなと・・・。

いずれにせよ、大変忙しい、目の回るような一週間でした。

6.23沖縄慰霊の日の話題、インパール五輪の問題、赤木ファイルをめぐる問題、いろいろありますが、じっくり向き合うこともできず、今は割り切りが必要です。

畑に行くと、茂った雑草が笑っています。


6月20日(日) ワクチン2回目

2021-06-20 07:41:01 | 日記

一昨日は町の健康診断で、妻といっしょに約1時間でかけて血圧、血液、眼底、心電図など一通りの検査をしました。

続いて、昨日は午後からワクチンの2回目を終了。
1回目より人が少なかったのはどうしたわけか。今回は、打ったのか打たないのかわからないような、痛みもほとんどないような注射でした。

昨夜は少し熱でも出るかと思っていたけれど、結局今朝まで何事もなく推移し、ちょっと拍子抜けでした。注射をしたところは、多少痛いものの1回目より比較にならないくらい軽い。これで、Covid-19はは90%くらい安心か。

都会とは異なって、外を見ても人影はなく、何人かが集まるといっても、それほどの人数にはならない田舎では、普通に生活する分にはこの感染症の影響はほとんどありません。しかし、飲食業や接客を伴う商売をしている人たちには、見えないところで甚大な影響が生じていることは間違いない。都市部であればなおさらでしょう。

「国際公約」とばかり、専門家の警告にも耳を貸さず、有観客のオリンピックに突っ走る菅内閣にはもっと怒っていいのではないかと思うのですが、この国のみなさんは本当にお優しい。

小中学校で、世界レベルの選手たちの生の競技を見る絶好の機会、ぜひ子ども達に見させてやりたいという教員の声とともに、「君たちは何が観たい?」「サッカー」「テニス」・・・などという放送も無批判に流されている現状では、子ども達のいのちを守ることもできません。

東京都議選挙それに続く総選挙で、政治の流れを変えることができるかどうか。強行されるオリンピックに惑わされて、行き先を間違えるようではもうこの国に救いはないのかもしれませんね。そうならないように、心して政治家のみなさんの一挙手一投足に注目しておかないといけません。

***

今日は父の日だそう。昨日息子から、お花を贈ったよと電話がありました。久しぶりに30分ほどあれこれ話ができ、元気で過ごしている様子が確認できて嬉しかった。近々またみんなでZoom家族会をやろうと話しました。楽しみです。


6月16日(水) 池田町の財政 第3回 公共施設・インフラ

2021-06-16 22:10:00 | 池田町行財政改革委員会2021

テーマ これからの公共施設、インフラにどれだけのお金が必要なのか

今回は、ほんの少し前から調べ始め、その問題の深刻さに改めて驚き、まとめておかなければならないと思ってきたことがありました。それは池田町の公共施設、インフラ関係の老朽化対策の財源問題です。

どの自治体でも、今から30~40年前にドッと建設した公共施設や、新設した道路、橋、上下水道設備があり、それが一気に改修、更新の時期を迎えるのです。

計画的に積み立てを行って順次実施していれば問題はないのですが、財政の建前からいって、それらを見込んで積み立てるという仕組みはありません。古くなればそのときの財源で対応するということになります。

政府の指示で、各自治体の社会資本関係の改修、更新計画を立てることになり、池田町でも平成29年度には公共施設およびインフラの管理計画を、令和2年度には公共施設だけの個別計画を作成しました。

それによれば、平成29年度の全体計画で、今後40年間に必要となる財源は704.8億円。1年当たりにすると17.6億円の巨額にのぼります。

令和2年度の個別計画では、公共施設分だけで、約200億円になります。

これにはいくつかのパターンがあり、40年で建て替えるなら256億円、長寿命化を施せば196億円などという試算をしているのですが、いずれにしても年あたりで5億円近くのお金が必要になるのです。(下の資料参照)

このうちの一部は、毎年の計画で少しずつは実施しているものの、将来のためにお金を貯めているわけでもなく、すべては先送りしている状態。いずれ改修するとなれば莫大な資金が必要となることは明らかなのです。

ところが、これを意識的に毎年の予算編成で考慮した形跡もなく、将来計画として着実に実行する意志もなく、輪をかけて現在の財政状況ですから、実際には大変な課題を抱えているのですが、結局は頬被りしたままなのです。

実際、町が作成した令和7年度のシミュレーションでは、こうした投資的経費に使えるお金はたった2.2億円。ほとんど何も実施できないという計画なのですから、驚きです。

このことを地域住民はほとんど知りません。しかし、現実の問題ですから、いずれ私たちの頭上に爆弾が落ちてくる。そのときでは遅いのだと知らなければなりません。このための対策をどうするのか、財政改革の重要な柱のひとつになっているのです。