Mooの雑記帳

日々の感想などを書いていきます。

10月31日(月) 相続手続きで最後の富山行き

2022-10-31 22:08:42 | 日記

昨日朝から、叔母の家屋の売却に関わる所得税対策のための証明書を作成してもらうために富山に出かけました。昨日は、日曜日なので勿論役所は休み。娘の嫁ぎ先に行き、散髪をしてもらいました。
先日こちらに来たときに娘に刈ってもらうはずがハサミを忘れて不発。わざわざこちらから富山に出かけて刈ってもらったという次第です。丁寧にやってくれて、これから3ヶ月ほどは大丈夫そう。また3ヶ月たったらお願いしますと予約をしてきました。
散髪料は、野菜などで現物払い。

今朝の富山は快晴。立山連峰の全景を久しぶりに呉羽山から遠望してきました。まだ早い時間で日は山の方にあるため、随分遠くに見えて、しかもくっきりとはいきませんでしたけれど、夕方にはさぞ美しい山並みを見られるだろうと想像しておりました。
昨日は散髪の帰りがけに、呉羽山の展望スポットに古くからある喫茶レストランで、しばし休憩。ちょっと値段は高いし、年月を感じさせるけれど、中の雰囲気は今でも最高です。

今日は富山市役所で用事を済ませて、すぐに帰路につきました。山々の紅葉は今がピーク。白馬の界隈は山の姿も紅葉も素晴らしいものがありました。景色は最高なのに、昨日も今日もハロウィンの関係なのか、飲食店はどこも結構な人で、なかなか食事にありつけず、コンビニ弁当で過ごす羽目に。家に帰ってから、黒部のいつもの店で仕入れてきた魚を刺身で食べて、ようやく満足しました。しばらくは魚三昧です。妻には申し訳ないけど。

妻からの連絡では、コロナの感染にピリピリしているようで、十分リハビリができないと嘆いていました。一週間経って自分の足が戻ってきたよう。あとは、辛抱強くリハビリに励むしかありませんね。家に戻ったら、三度の食事の支度をよろしくと念を押されています。


10月25日(火) 妻の元気な声

2022-10-25 19:47:16 | 日記

長野県は、昨夜からの冷え込みであちこちで降雪が見られたとのこと。
池田町のわが家からも、北アルプスの雪化粧が急速に進んでいるのでビックリ。真正面の有明山の上1/3ほどが白くなっており、後の嶺々も同様。当然ながら白馬山系の方はもう完全に冬化粧でした。
北アルプスが雪に覆われるようになると、山から冬が降りてくるように思えます。

夕方、手術後初めて妻から電話がありました。初めは滅入りそうな暗い声で話し始めるものだから、思わずどうしたと聞くと、部屋から掛けているので声が低くなっているというだけで、別に何かあったわけではなさそう。まず元気な声を聞けたのでよかった。

何しろ身動きが出来ないのが最も堪えると言い、動かすと痛いし、昨夜は寝られなかったと話していました。「試練だと思って耐えるしかないね。必ず良くなるのだから我慢我慢」と、軽くいなして話題を他に。
もう少し落ち着いたら、何か差し入れに行ってこようと考えています。

一昨日の夜から来ていた娘が、午後4時過ぎに帰って行きました。大きい車で来たのは、わが家から大量の食料を積んで行くためだったのかと合点したのもすでに時遅し。タマネギ、ジャガイモ、サツマイモ、里芋、冬瓜、ニンニク、沖縄から友人が送ってくれたシークワーサー、バナナ、お菓子など、家にあったありとあらゆる食材を大量に載せて、「これでしばらく飢えなくて済む」との声を残して帰路に。何とも逞しい娘です。

私は明日の午後から町の行革委員会。第五次答申を町長に渡し、その後は残りの諮問事項について話し合う予定になっています。ほぼ大詰めに近づいており、これからは、それほど根を詰めて議論を重ねなくてもよいのではないかと思われます。

私見では、池田町の行財政は、いままさに岐路にある。このまま沈没するのか、それとも独自のユニークな施策を打ち出して魅力ある町づくりに踏み出せるのか・・・の分かれ道です。それには、町長を先頭にした行政や議会の真剣な取り組みが必要であることは勿論ですが、何よりも町民がこのことをどう捉え、どう行動を起こすかです。

行革委員会の最終答申に向けた話し合いが始まるわけですが、私としてもそうした意識を持ちながら審議に臨みたいと思っているところです。


10月24日(月) 妻の入院

2022-10-24 14:30:06 | 日記

妻が膝の治療のために22日から入院。今日午前中が手術でした。
新型コロナのために、入院から退院まで本人には面会できず、今日も自宅待機。
娘も富山から昨夜遅くにやってきて今日は2人で家でおとなしく病院からの連絡を待っていました。

昼過ぎに病院から、「ほぼ予定通り無事手術が終わり、麻酔からも覚め、痛みもなく落ち着いている」との連絡が入りました。ホッと一安心です。午前9時開始で約3~4時間と言われていたのに、1時をまわっも連絡がないので、こっちから聞いてみようかと思っていた矢先の連絡。「ずいぶん長くかかったんですね」と聞くと、「終わったのは今から30分くらい前。大体予定通りの時間だ。今は部屋に戻っている」ということでした。「よく頑張った。娘も来て心配していた。ゆっくり静養してほしいと伝えてほしい」と伝言して電話を切りました。

かなり前から膝の痛みで歩行にも支障をきたす状態だったけれど、本人は「麻酔から覚めなかったらどうしよう」とか、人工関節にする不安とかで、なかなか踏ん切りがつかなったのです。私は、幾度となく全身麻酔をしているので、「麻酔はあっという間だし、麻酔から覚めたらもう手術は終わっている。終わったら、どこにでも自由に行けるようになるぞ。楽しいことだけを考えていればよい」と言い聞かせて、思い切って手術に踏み切ったのでした。

22日は、朝病院まで一緒に付き添い、荷物などを運んで手術時の連絡方法などを聞き、そのまま帰ってきました。下着類はすべて病院で用を足せるので、私がすることは何もありません。出来ることといえば、携帯で連絡し合うことぐらい。時々は差し入れに行こうとは思っていますが(病棟入り口で職員に渡すだけ)。ま、しばらく(約3週間)一人暮らしですが、当然ながら、妻は私の暮らしについては全く心配していないので、至って気楽なものです。

予定では、待機しながら、娘に私の髪を切ってもらうはずだったのに、「慌てていて忘れた」とガッカリさせる返事。毎日、美容院の立ち仕事で忙しかったでしょうから、今日一日ゆっくり過ごしてもらうことにしましょう。息子にも連絡をとり、「無事終わってよかった」という返事が届きました。

ただ、妻は入院を知人に知られくない、沖縄に出かけることにするなどとしきりに言っていたので、今日までここでは書きませんでしたけれど、今後のこともあり、わが家の出来事の一つですから、妻には断りなくありのままを記録しておくことにしました。


10月21日(金) とぜんそう

2022-10-21 12:59:23 | 日記

私の旧ブログにも一部頂戴した「つれづれ」は、勿論兼好法師の徒然草を意識したものです。
「明け暮れのつれづれ」とでも言えば、物寂しさという意味にもなるのでしょうが、私にはどうせ安曇野暮らしでは時間を持て余して、手持ちぶさたを何か書いて暇をつぶすかという思いが込められていました。実際には全然そうはならなかったのですが・・・。

この「つれづれぐさ」は実は「とぜんそう」という薬草の雅名であり、乾燥させると強い芳香を発して幻覚作用がある。兼好は、家の中で吊したこの芳香による心地よい幻覚の中で、夢とも現ともつかぬ間をさまよう状態を「つれづれなるさま」と呼んだ。当時の文人墨客の書斎にはなくてはならぬものとされ、平安から鎌倉、室町にかけての文学はこの影響を抜きにしては語れない。

劇作家の別役実氏(2020年没)「道具づくし」の中の一文「とぜんそう」の書き出しの概要です。全文はここでは紹介できないので、紹介しているサイトがあるのでごらんいただきましょうか。これはもちろん、別役氏一流の博識と機知に富んだ「専門家を装う」ウイットであって、何も知識のない年頃なら「へェ~~」と信じ込むかもしれませんね。

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最近、政治的なものばかり読んでいるのに疲れて、布団に入ってから眠り薬にしているのが、筑摩書房「高校生のための文章読本」です。上の別役氏の一文は、これに収録されていたものです。同種の一般人向けの教養書として「近代の文章」とか「現代の文章」などが多数刊行されています。(「文章読本」は絶版かな?メルカリなどでは出品されているようです)
私が高校生の頃にこのような本に出会っていたなら、随分と考え方が鍛えられ、思慮深い人間になっただろうにと思うほどの、私にとっては大切な一冊なのです。

編者によって精選され吟味された短文の一つひとつが、味わい深いだけではなく、人間が自己の内面に湧き出た思いや伝えたいことを文章として創出するとはどのようなことなのかを、いろんな角度から照射し気付かせてくれる。決して高校生だけではなく、年を重ねた私のような人間にもこうした導きの本は必要なんじゃないかなあ・・・。
もっとも、大町で教えていた高校生たちに、何度か紹介したことはあったけれど、余り興味を示してくれなかったっけ。


10月20日(木) 霜が降りた

2022-10-20 16:45:36 | 日記

朝6時に目が覚め、ゴミを出しに行こうと外に出ると、寒い!見ると、車の窓にはびっしり氷が張り付いて、草の上が所々白くなっていました。放射冷却によるすさまじい冷え込みです。

北アルプスは朝日に照らされて快晴の空にくっきり浮かび、これまでにないようなお天気。昼にはきっと暑くなるのでしょう。

午前中はバラ園で草刈り。分厚く繁った草を刈払機で刈っていると汗ばむほど。いつもの数人が集まって、作業に集中し、とても綺麗になりました。残念ながら薔薇たちは例年通り葉が落ちて寂しい状態。他のバラ園のようにはいきませんが、それでもいくつかの木はまだ多くの花をつけていました。作業後は例によっておしゃべり会。

帰りがけに高台からは北アルプスが一望でき、久しぶりの全景を満喫しました。稲刈りは全て終わって、あとは冬支度の安曇平です。