あたりの田んぼは、田起こしが終わって水張りが始まり、日が落ちると越冬したカエルたちの大合唱が始まりました。明かりを求めて家に侵入してくるヤツから、窓に張り付いて虫を待っているヤツまでいろいろ。油断すると外に出られなくなったカエルの干物ができあがるので、室内でカエルとの追っかけこが始まる季節です。
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昨日は1日雨が降り続き、しっかりお湿りが行き渡り、農作物には有り難い雨でした。今日は、朝方はまだ昨日の続きでしたが、昼前から青空が広がって、すっかり5月の陽気。関東から西では暑いくらいの日差しになったようでした。
今日は、バラの会をお休みにして、筑北村の農作物加工場に出向き「味噌づくり」。妻は所用で別の場所に行かなければならなかったので、知人と二人で約40~50分かけて山の中の加工場に向かいました。
8時20分頃に着くと、もう指導員の方々を含めて数人が集まって豆などの仕込みを終えており、すぐに作業開始でした。
以前、隣村で作ったときの手順とはかなり違って、蒸した豆と麹はすぐに混ぜないで、豆は豆で固まりをつくっておき、蒸したコメに麹菌をかけて明後日までおき、そこで混ぜ合わせるという手順。今日はひたすら蒸したコメを冷ましたり、豆を機械にかけて潰し、冷ましたあと団子状態にする作業。待ち時間も含めて3時間ほどかかりましたが、立ちっぱなしのときが多く、私には結構辛い作業でした。
12時ちょっと過ぎにはすべての工程が終わり、きれいに片付けて一旦終了。
明後日は妻と知人が行って最後の仕上げをすることになっています。
加工場は、餅づくりなども含めていろいろな加工食品を作ることが出来る設備を備えていて、村が委託する指導員がついて、丁寧に教えてくれます。衛生状態にはとても気をつかっていて、専用の長靴やエプロン、軍手なども用意されていて、指示通りにやっていればスムーズに作業が進みます。
味噌づくりも5月まで地元の皆さんが利用しているとのことで、農村地帯ならではの使いかってのよい作業場です。
池田町でも、加工場は作ったはずなのに、今は全く使われておらず、住民の要望も強いはずなのに、改善しようという意欲も見通しもありません。他の町村のこうした実情をしっかり調べて、健康づくりにも寄与するこうした施設を完備し、住民の意欲を引き出す努力が求められていると強く思わされました。