Mooの雑記帳

日々の感想などを書いていきます。

5月30日(日) いつまで続く霜注意報

2021-05-30 22:23:36 | 日記

今日の午後、またまた霜注意報が県下全域に。例年なら大型連休明けの10日頃までで終わるのに、今年は異常です。もっとも、全く霜が降りるような寒さではないのですが。

今日は1日草刈りデー。朝7時過ぎから集落センター周辺の草刈りの当番で草刈り機を持って出かけ、そのあと直ぐに若者3人組のチョロギ見習い実習生が畑に来て草取りをするというので、一緒に昼前まで作業をしました。何しろ畑仕事は全くのシロウトなので、そもそもの手ほどきから。すぐに要領を理解し要領よく作業をしてくれていました。彼らが除草にあたっている間、草刈り機で周辺にはびこった草を退治。

作業は1時間ほどで終わり、あとはイチゴ摘みをしたり四方山話をして、楽しいひとときを過ごしました。

早起きしたせいか帰ったら眠気に襲われ、少し仮眠。そのあと夕方また残っていた法面の除草で草刈り機を起動。やっと全部終えることができました。
この時期は、雨も多いので草の伸びる速さが桁違いです。晴れた日にはしばらくの間、草刈りが続きます。

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午前中から、昨日駐車をした左肩周辺に痛みが出て重たい。気分はどうということはないので放っておいたら、夜にはかなり軽くなりました。2度目の駐車は来月の19日。多少熱が出たり倦怠感があったりするらしいので、2度目のときはちょっと用心しようと思っています。


5月29日(土) ワクチン接種

2021-05-29 21:12:45 | 日記

朝早くハルちゃんに起こされて、外をみると西は小雨、東は晴れ。ひょっとしたら虹がでるかもと思っていたら、ほんの少しうっすらと現れました。

このところハルちゃんの鼻の頭はさらに症状が広がって、カサブタが家のあちこちに散乱。気になると自分で引っ掻いて取ったりしているので、治る暇もない状態です。赤むけした傷口が痛々しく、時々息苦しくなるようで可哀想です。

定期的に医者通いをして抗生剤の注射をしており、今日も午前中約30分ほどかけて出かけました。治療をすると言っても注射だけですから、それ以外に何ともしてやれないのがもどかしい。それでも、今日は久しぶりに温かい戸外に出て長い間帰ってきませんでした。よく食べて夕方からはぐっすり寝ているので、まずは一安心です。

午後は今度は私の注射の番。第1回目の新型コロナワクチンの注射予定日です。
予定の時刻より10分ほど早く会場に着くと、戸外のテント下の椅子にもう40人ほどが待機。接種そのものは次々と行われるので、人数の割にはスムーズに流れていたようです。

注射まで、受付、室内での待機、第1チェック、第2チェック、医者の問診とあって、その後ようやく接種。あと20分ほど様子見の待機があって、都合1時間ほどかかりました。
夜になって、注射した部分のまわりが少し痛い程度で、体調は問題なし。

夕方から、子どもじゅくの生徒一人とZoomで勉強を行い、もたもたしているうちに1日終了しました。

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以下は、今朝の新聞各紙の昨日の報道です。たいしたことは書いてありませんでした。


5月28日(金) 第1回行財政改革委が終了

2021-05-28 22:06:01 | 池田町行財政改革委員会2021

第1回委員会が終わりました。ふ~~。
まず、池田町町長が行った委員会冒頭の挨拶を紹介しましょう。

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池田町は近年大変大型事業が集中し、またそれにともなう経常経費の増をふまえ大変厳しい財政状況となってまいりました。これに直面している状況であります。動きの激しい時代でありますので、常に行革に取り組んで行かなければならないわけでありますが、この財政難という大きなきっかけをいただきましたので、これを機会に皆様方のご意見をいただき、町政に生かしてこの財政状況の改善をはかっていきたいと考えております。
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いったいこの挨拶は何なのか。池田町の財政状況に対する、またそれを如何に克服するのかを議題に集まった委員に対する行政トップの認識がこの挨拶です。何なんですかねえ。

第1。行政の責任のカケラもみられないこと。
「大型事業が集中し」たのではありません。町長が集中させたのです。この財政危機は町長が作り出したのです。本来「申し訳ない」の一言があってしかるべきなのに、あっけらかんとして上記の挨拶です。前途が思いやられます。

町は「大型事業では継続事業が中心のように描いていますが、全く違います。町の資料でも、継続事業は社会資本総合整備事業を中心として34.6億円、新規事業は18.1億円。継続事業の中心である社会資本総合整備事業も、当初の計画13.5億円が20億を超える額に膨らみ、そのまま実施するのかどうかを委ねられた現町政が結局20億を超える額で実行に踏み切り、その検証も行っていないという事実があります。

こうした大型事業がすべて継続事業であるかのようにして問題をそらし、しかも、18億円近くの新規事業で膨らませた公債費の増加、人件費の増加などを「大型事業にともなう経常経費の増」などと自然にそうなったかのように描き、自分の責任を完全に棚上げにしたのですから、開いた口が塞がりません。

第2。「財政難という大きなきかっけをいただいた」とは何事か。その後にも、「財政難でもなければ行革には真剣にとりくまない」などと発言していますから、本当にそう思っているのでしょう。歳出カットで町民生活に影響を及ぼし、さらに今後も膨らんだ経常経費を削らなければならないのに、自らつくった財政難を生かして欲しいというような発言は、それだけで町長失格ともいえる発言内容です。

第3。「動きの激しい時代だから常に行革にとりくんでいく必要がある」。平常時なら全くその通りでしょう。しかし、動きの激しい時代だから行革に取り組むのではありません。町長ら行政幹部が作り出した未曾有の財政危機を乗り越えるための議論を必要としているのが、今回の行財政改革委員会の使命なのです。やはり、この人の頭の中は非常時という認識は皆無であり、何とか予算編成が出来れば無事その年度の仕事を終えたという程度なのでしょう。

第4。挨拶では触れていませんが、財政担当者の説明でも、後の話し合いの中でも、財政調整基金が枯渇しかけたことが財政危機の最大の問題点のように見られています。
 財政調整基金は、交付税が思ったより多かったことや新型コロナの影響などで剰余金が多かったこともあって、4億円以上の積み立てをすることができた。うまくいったではないか、という程度の認識がはびこっていることです。

これは、問題の捉え方が完全に間違っています。なぜなら、平成30年頃まで40億円を超えることがなかった経常的経費(人件費、公債費、扶助費などの義務的経費の他、物件費、補助費、繰出金など経常的に支出すべき経費)が、令和元年度から44億、45億円に膨らんでしまったのです。公債費の増は、この間に急増した投資的経費によるものです。この問題が第1。つまり、歳出の中で経常的に支出すべきお金が異常にふくらんでしまったことです。

本来、投資的経費の増加に対応するために、財政調整基金を崩すことはあるにしても、あくまで一時的なもので、普通ならすぐにもとにもどす努力をしてきました。しかし、現町政になってから、経常的経費の増加のために財調を使い始めたために、億円単位の取り崩しをせざるを得なくなったのです。家の増築や自家用車の買い換えのために、貯金を取り崩したというだけなら投資的経費のための取り崩しですが、食費や教育費、光熱費などのために貯金を取り崩し始めたというのが直近2,3年の財調取り崩しの一因だということ。この事実を全く見ていません。

問題は、単に経常経費を減らせばよいという単純なものではありません。
確かに経常経費を削減することは至上命題ではあれ、投資的経費にまわすお金がほとんどなくなったり、将来のインフラ老朽化に対応出来なかったりしては、町が壊れてしまいます。バランスのとれた財政構造にどう移行するのかが問われているのです。

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私は、今後の審議の進め方について、いくつかの提案を行いました。
① 町が今日の財政危機をもたらした原因、問題点などを自ら明らかにすること。
② 財政危機についての共通理解を図るために、次回はそれにあて課題と財政再建の指針をとらえること。
③ 審議の柱立てについても話し合いを深めること。
④ 議論の内容を町民に知らせ、また意見を審議に反映させること。
このなかで、①については次回の議論の中心とすることになりました。

10人の委員の中で、会長・副会長に加えて2人の委員を選び、開催委員会の間で意見の調整と意見の取りまとめの部会を構成することになりました。それには私とM委員が選出され、かなり重い役割を果たさなければならなくなってしまいました。これまた気が重い。

今日の議論では、財政に対する認識がバラバラでしたので、次回の会合では、どう認識を深められるのか、難しい運営が迫られそうです。


5月27日(木) 雨降りでのんびり休養日

2021-05-27 10:56:28 | 日記

昨夜の皆既月食は薄曇りのためぼんやり月が見えた程度でサッパリ。一昨日はきれいに見えていたので期待していましたが残念でした。
今日は朝から雨。予報では小雨程度となっていたのに結構な降り方です。おかげで、朝風呂でも入って畑仕事の疲れをとってのんびりしますか。

昨夜はZoomによる2回目の勉強会。1時間しかないので、対応もなかなか難しい。続いて今日は、土曜日のかわりの対面「こどもじゅく」の日。ただ、昨日のミーティングで「休みます」(後述する行革委員会の準備をしようと思っていた)と届けていたのに、アスパラ農家の知人がわざわざ商品にならないアスパラを「こどもじゅく」用にと大量に持ってきてくれました。せっかくだから、何とか時間をつくって、松本まででかけなければならない羽目になってしまったが・・・ま、なんとかなるか。Kさんありがとうございました。

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明日は「行財政改革推進委員会」の第1回目の会合が開かれます。すでに資料が送付され、委嘱状交付他の次第も連絡されています。
任期は2年間。5月28日から再来年の1月27日答申予定ですから、たいへんな長丁場です。

おかげさまで、何十年かぶりに夏用の背広を新調しましたよ。だいたい、こんな田舎で畑仕事を中心にしていると、スーツを着るなどと言うのは冠婚葬祭ぐらいで全く縁がない。東京時代とは比べようがありません。とはいえ、何かあったときのためには1着ぐらい必要だし、昔のスーツはもはや腰回りが狭くて着用不可。

さて、事前配布された資料を見ると、町からの委員会設置にあたっての見解表明は、①町長あいさつ、②担当課による、「委員会開催の経緯と任務」、③町長の諮問説明のあとの財政係長による「財政状況について」となっており、主要な説明は最後の説明で行われるのでしょう。

私がまず注目しているのは、池田町の行政当局が、現在の財政状況をどのように把握しているのかという点です。ここまでの状況に至らしめた要因、現在の問題点、財政克服の課題などを正確に認識し、そのもとでこの委員会に臨んでいるのかどうかという点です。

過去の推移からは、この認識についていささか不安があります。町長・副町長、財政担当課だけではなく、そうした認識が役場全体で共有され、改革の機運に結びついているのかがまず問われます。このような財政危機にありながら、役場全体が旧態依然とした空気に慣れてアクションを起こそうとしないのなら、改革自体が遠い話になってしまいます。

さらに、今後の審議日程案を見ると、次回からいきなり各諮問項目の各論に入ることになっています。これはいささか乱暴。委員会が構成されて、池田町の財政状況について十分な理解もなく、共通認識もない状態でどうやって審議を開始するのでしょうか。まず、財政問題についての基本認識をそろえる努力から始めるのがスジです。

明日は、町の説明を聞きながら、必要な意見と財政資料の提示を行うことにしています(討議の状況、財政資料その他はMoo`s Archivesに収録)。このブログでも随時、委員会での様子や問題点などを発信していくつもりです。


5月24日(月) 何のために学ぶのか

2021-05-24 22:24:43 | 日記

角川ドワンゴ学園チャンネル N高政治部(高校生のための主権者教育)で行った特別講義での麻生副総理の発言がいまごろ話題になっています。この授業が行われたのは今から8ヶ月前のことで、特別講師の三浦瑠麗氏のオリエンテーションの後を受け、第1回目の授業として行われたものです。

ツイッターなどで話題になっているのが、義務教育は小学校まででいいと発言した部分。私自身はこんな話があったなどとは聞いたことがなかったので、つい最近の話かと思ったら全然違った。
N高政治部では各党の党首も出演していますから、幅広く各界の人士の話を聞き政治的見識を高めようとしていることは認めるのですが、麻生副総理を出したのは自民党としては恥ずかしいんじゃないですかね。

話題になってツイッターで拡散されている部分をテープ起こししてみましたよ。音声を聞きたい人はこちら

<麻生>
いろんなものを考えるんだったら、もう、きちんとした教育は小学校までで十分じゃないかと、中学まで義務にする必要があるのかと。
たとえば、微分積分、いまでいえば因数分解なんていうのはみんなやらされるけれども、大人になって、ね、このドワンゴの人たち大人になって因数分解なんて使った人は一人もいませんよ。サイン、コサイン、タンジェントなんて何のことか全く残ってないと思うね。1回も使ったことないと思う。それで必要かね?義務として。というような意見はいっぱいあるんですよ。そういった話は。もう一回ちゃんと考え直した方がいいんじゃないの。
義務教育は小学校まででいいと。幼稚園と小学校だけにしようと。中学から学校にいかなくてもいいと。行きたい人は行けばいいんだ。今でも高校は自由でも高校の進学率は90%を超えていますから。間違いなくそれでも、この前将棋をやった、えらい若くて王将やいろいろになった人がいたけれども、あの人若くてあれだけやれるでしょう。学校なんか行って勉強なんかしたらあんなことはできないと思うね。いいじゃない、それで。その人の生き方なんだから、というような発想ですよ。ゴルフやるにしても、野球選手やるにしても、自由だというふうに考えてみても僕はこれからの時代あっていいんじゃないかなと。昔からそう思ってんだけれど、まあ、これ言ってウケたことないね。(終わり)

要するに、「中学以上では将来の生活に何の役にも立たないことを沢山詰め込んでいる。義務教育としては小学校まででよろしい。あとは自分でやりたければやればいい」という持論の展開。
小学校や中学校で、「先生、こんなこと勉強して何か役に立つんですか?何のためにこんなことやらなくちゃいけないんですか」と教師に食い下がり困らせている生徒もビックリのレベル。これが自民党副総裁、この国の副総理の発言ですよ、みなさん。
さすが、みぞうゆう(未曾有)、ふしゅう(踏襲)、はんざつ(頻繁)で漢字教養本の普及に貢献されたお方だけあります。

なぜ義務教育が中学段階までなのか、なぜ役にも立たないことを勉強しなければならないのかというこの手の質問には、「麻生さん、あなたのような人にならないタメですよ」とだけ答えておくことにしましょう。

ドラマ「ドラゴン桜」は、荒唐無稽な設定にはどうしようもないところがあるけれど、なかなか教育の本質を突いているところがあって、興味深く観ています。学ぶ動機の発見、自発的な学びの尊さ、人間が変わるとはどんなことなのか・・・など。荒れた学園ものとはひと味違って、高校生たちの真剣な熱演にはなかなかのものがあります。

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ずっと前にも一度書いたことがあったように思いますが、私が教師になって2年目、名古屋のある高校(全日制、音楽科)で数学の授業を担当したときのことです。

ある曲線で囲まれた部分の面積がなぜ簡単な積分計算で出せるのかという、最もスリリングな場面をいかに生徒に分かってもらえるか必死で考え、新しい記号を使いながら説明を始めました。ある関数と軸とで囲まれた面積の変化率がその関数そのものになることを使い、結局不定積分を求めて端点の値を代入すればアッという間に計算できてしまうという事実を伝えたかったのです。

私も教師になりたてで若かったこともあり、その必死さ、真剣さが伝わったのでしょうね。最後に面積S=F(b)-F(a)が導かれた瞬間、生徒たちの何人かから「アッ」という声がもれ、そのあとは教室全体が拍手で包まれるという、信じがたい光景が現出したのでした。

音楽科の生徒達にとっては、それこそ微分・積分などというのは生涯どんな場面であってもまたお目にかかることはないでしょうし、彼女ら、彼らにとっては「何の役にも立たない」ものです。しかし、普通科の生徒たちよりもはるかに私の意図を受け止め、真剣に学び、かつ深く理解してくれていました。

数学は、その生徒達の受験にも全く関係のない学科です。むしろ、それゆえに自由にのびのびと学んでいる子たちだったからこそ、眼前に何が起こっているのか、なぜそのような不思議な超簡単な計算で複雑な面積が求まってしまうのか、人間が到達した知識の奥深さに素直に感動できたのではないのかと思うのです。

ある意味で、その経験こそ私の教師生活の原点となったといっても過言ではありません。麻生さんのおかげで、20代の私に戻ることができましたよ。