Mooの雑記帳

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7月9日(火) 「沸騰化の地球」を救うことができるのか

2024-07-09 20:24:47 | 日記

明日の入院に備えて、いろいろと準備をしておりました。入院期間がどれくらいになるのかわからないので、このあとのブログ更新は、パソコンに触れるようになった頃合いを見て行うことにします。

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各地で記録される過去最高の気温、豪雨災害の様子を見るにつけて、いよいよ気候変動も底が抜けてきたのではないかと思わされます。
ジャマイカやアメリカのテキサスを襲ったハリケーン、カリフォルニアを中心としたヒートドームによる異常高温や山林火災、メッカ大巡礼を襲った50度越えの猛暑のためにサウジアラビアで1300人超が死亡したというニュース、どれももはや異常というより状態化してしまった感すらあります。

そんなことはどこ吹く風、ロシアは相変わらず他国の首都にミサイルを平然と打ち込み、北挑戦がそれを助け、欧米よりと見られる大統領となったイランではミサイル生産を拡大するというし、この国も軍備強化には本腰を入れるのに、地球温暖化阻止にはまるでその気が見えない。

多分、現在までの状況から考えると、人々の意識は「今起こっている現象は”まだ異常気象”のうち」なのであって、いずれ収まるというレベルのものなのでしょう。そう思い込みたい気持ちは分からないでもない。昨日まで、そのように生活してきたのですから。
しかし、自然の変化は、予想を遙かに超えて悪化しており、気がついたときには後戻りできないティッピング・ポイントを通過してしまっている可能性に直面しているのであり、多分、現在はそのポイントを通過中なのではないのか。

悲惨な災害が多発し自分の身に降りかかってきたとき、誰が一体こんな状態をもたらしたのかその責任を追及してみたり、どうすればいいのか途方に暮れたりということになりかねない。このまま推移すれば、近い将来間違いなく災害が自分の身に降りかかる。余りにも危機感が乏しすぎます。

イギリスのエクセター大学などのチームが、まもなく「ティッピング・ポイント」に到達する恐れがあるとの報告書を出したのは昨年12月。報告書のティム・連トン教授は昨年の異常高温について「一時的に転換点を超えたように見える。転換点が近づいているシグナルかもしれない」といい「過去に崩壊した全ての文明で起きたような根本的なリスクだ」と述べています(朝日2023年12月7日BBC_news.japan 2023年7月18日)。

日本においては、現在の自民党政権では大企業とアメリカのための政治が本命ですから、気候変動対策に本気を出すことはあり得ない。出来ない相談です。そもそも、資本主義経済の利潤追求は底なしであり「後は野となれ山となれ」ですから。
これを変える力を持っているのは、本気になって政治を変えようとする人々であり、その力によって生み出された政権でしかありません。
しかしまた、それに気がついたときには遅すぎたとなりかねない問題でもあるのです。

この日本において、それを生み出す人々の運動、とりわけ若い力が育つのかどうか。

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