あずまクラブ(越前の守)です。正しい心の探究をします。

”人間は夢とロマンを持つから動物とは決定的に違う”から始めます。正しい心の探究です。

悲観論に騙されるな!

2012-02-10 00:11:13 | 日記
松山てつや氏、ブログ転載 です。

五木寛之の「下山の思想」という本が売れているらしい。
出版社も大々的に広告を打ち、売り上げランキングに
入ってきている。「日本は敗戦の焼け野原から見事に
立ち上がり、世界第2位の経済大国なったが、もう
20年も不況が続き、後は下山するしかない。」という趣旨のものである。
今後の日本は成長、発展を願わずに、衰退の中を、
静かにゆっくりと過ごせばいいということである。
なんと悲観的な思想か。

その中では「日本人の人口は世界の60分の1なのだから、
収入も60分の1でいい」と主張している。
現在の日本のGDPは、世界全体のGDPの約12分の1を
占めているので、収入は5分の1ということになる。
たとえば月収30万円の人は6万円になるということだ。

また、1月30日に、厚生労働省の国立社会保障・人口
問題研究所が、日本の将来の推計人口を公表した。
「2060年には、人口が3割減の8674万人となり、
高齢者が4割を占める。生産年齢人口の1.2人で
高齢者1人を支える構造になる」との発表を行った。

この発表を受け、多くの国民は不安を感じ、日本はこのまま
衰退していくのだという悲観的な思いに襲われたに違いない。

おそらく、この時期に発表した背景には、政府の増税路線を
後押しするねらいがあるに違いない。これだけ少子高齢化が
進むため、社会保障の財源確保には、増税は当然であるとの
意識を国民に植え付けようとしているのだろう。

しかしこの発表は、「このまま何の対策をしなければ
こうなりますよ」という予測に過ぎない。
だからこそ、こうならないように、明確なビジョンを掲げ、
根本的な対策を打って、日本を発展させる方向に導き、
国民を勇気づけなければならない。そうした発想が
、政府、役人、マスコミには一切なく、ただただ不安を
あおるばかりである。日本全体が貧乏神に取りつかれている状態だ。


民主党政権という日本を衰退させる左翼政権になって以来、
様々な不幸が日本を襲ってきた。東日本大震災や、さらなる
経済不況、ヨーロッパの信用不安、中国の暴挙など、国民の
不安は一層強くなってきた。そうした時には、国民は政府に
頼ろうとする気持ちが強くなる。元々、「お上にたよる」
意識の強い日本国民はなおさらである。そうした気持ちに
乗じて、政府は増税をしようとしている。

つまり、将来年金が欲しいのなら増税するぞと、弱みに
付け込んで脅しているのである。


自己保身の強い政治家や官僚などは、不況を好み、経済が
好況で民間に活力があるのを本質的に嫌がる。
なぜなら自分たちの存在理由、影響力が薄くなるからであり、
既得権益が小さくからである。だからこそ、様々な悲観論、
不安要素を強調し、結果的に国を衰退させるのである。

日本は今、大きな転換期を迎えている。このままでは
国が崩壊しますよという兆候が、様々な不安要素として
表れているのである。新しい時代を迎えるには、古いものは
崩壊せざるを得ない。夜明け前が一番暗いが、今の日本も
夜明け前の暗さと捉えるべきである。

日本には底知れない潜在力がある。世界に冠たる技術力、
実質的には中国よりも遥かに強い経済力、そして、日本人
の精神性の高さは、他の国民の追随を許さない。

リーダーが優秀で、日本の本来の底力を発揮できるよう
舵取りができれば、日本は世界を導くリーダーに充分に
なれるのである。むしろそうあらねばならない。

それが日本の使命である。
【了】

転載した記事
http://xavierja7.blog.fc2.com/blog-entry-134.html
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