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2018.6.4 【劇場型半島】 金正恩氏の誤算はこうして生じた…トランプ氏に封じられた「こけおどし」と「瀬戸際戦術」

2018-06-05 00:53:09 | 日記

朝鮮人が乗っ取った日本のマスコミは、トランプの気まぐれと報道しています。

 

理想国家日本の条件 さんより転載です。

2018.6.4 08:00http://www.sankei.com/premium/news/180604/prm1806040007-n1.html

【劇場型半島】
金正恩氏の誤算はこうして生じた…トランプ氏に封じられた「こけおどし」と「瀬戸際戦術」

「やるぞ、やるぞ」あるいは「やめるぞ、やめるぞ」と緊張をあおり、交渉を優位に持ち込む手口が北朝鮮が伝統的に得意としてきた「瀬戸際戦術」だ。だが、米朝首脳会談をめぐってトランプ米大統領が北朝鮮のこけおどしにきっぱり「やめる」と通告したことで、その戦術があっさり封じ込められた。金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長の慌てぶりは、直後の行動にも顕著に現れた。金正恩氏にとって誤算が生じた経緯をたどると…。(ソウル 桜井紀雄)

「尊厳高いわが国」に無礼な!

 トランプ米大統領による会談中止通告は、北朝鮮外務省の高官が「会談の再考」をちらつかせた2つの談話がきっかけだった。

 1つ目は、北朝鮮がその日に予定していた南北閣僚級会談の無期延期を通告した5月16日、金桂寛(ゲグァン)第1外務次官が出した談話だ。

 談話は、先に核を放棄させ、後で補償する「リビア方式」という主張を「はばかることなく吐き出している」とボルトン米大統領補佐官を名指しで批判。「えせ憂国の志士だ」と罵倒した。「米国が敵視政策を終わらせることが先だ」とも要求した。

 非核化は、あくまで北朝鮮が主導的に講じる措置であり、核を手放して独裁政権が倒れたリビアと「尊厳高いわが国」を同一視するな、一方的核廃棄を強要するな-と込められたメッセージは非常に分かりやすい。まずは米国が「敵視政策の解消」という見返りをよこせとも主張している。

 

2つ目の談話は、女性の崔善姫(チェ・ソンヒ)外務次官が24日に発表した。次の標的はペンス副大統領だった。「軍事的選択肢」が排除されたことはないと発言したペンス氏を「愚鈍な間抜け」呼ばわりした。

 「自分たちが先に対話を求めながら、あたかもわれわれが要請したかのように世論をミスリードしている」とも非難した。会談は金正恩氏が持ちかけたのが事実だが、「尊厳高い」北朝鮮としては応じてやったという建前が必要なのだろう。「会談場で会うか、核対核の対決の場で会うかは、米国の行動にかかっている」と捨てゼリフも吐いた。

米をやり込めた経験があだに?

 韓国では、唐突な南北会談中止に慌てはしても、見慣れた瀬戸際戦術による一時的な反発との受け止めが少なくなかった。文在寅(ムン・ジェイン)大統領は22日のトランプ氏との会談で、北朝鮮が反発した米韓軍の共同訓練が終わる25日以降には対話を再開できるとの見通しを示した。

 だが、トランプ氏は違った。北朝鮮が非核化措置として核実験場放棄を外国メディアに公開した24日のその日に、金正恩氏に宛てた書簡で米朝会談中止を通告したのだ。「会談をやめるかも」という瀬戸際戦術に対し、「そうまで言うなら」と背中から突き落としたようなものだ。

 書簡には「金委員長が直近の声明で示した猛烈な怒りと露骨な敵意」が原因だと記している。北朝鮮としては、外務省幹部の個人の談話の形で、最高指導者の見解とは一線を画したつもりが、トランプ氏は、金正恩氏の意向だと受け止めたわけだ。

 

米報道を見ると、崔氏の「核対核」の常套(じょうとう)句も「核戦争も辞さないと警告した」と報告されたようだ。言語の違いもあるが、北朝鮮外交官が使い慣れた悪態やこけおどしの言葉は、皮肉なことに想定外の破壊力を発揮したことになる。

 金桂寛氏、崔氏ともに対米交渉のエキスパートとされ、核問題をめぐる6カ国協議などで米高官をやり込めてきた経験を持つ。だからこそ、過去の米高官らと同じようにトランプ氏も焦るはずだと高をくくっていたのかもしれない。

意外な形で予測的中?

 北朝鮮の報道から推定すると、中止通告を受けた24日、金正恩氏は東部、江原(カンウォン)道の視察にいそしんでいたようだ。全くの不意打ちだった状況が浮かぶ。

 すぐさま自身の「委任」の形で、金桂寛氏に釈明の談話を出させた。「首脳会談は切実に必要」だとつづり、会談に応じたトランプ氏の「勇断」をたたえたり、非核化をめぐる「トランプ方式」に期待していたことを打ち明けたりと、恋人に別れ話を切り出されたかのように追いすがった。

 東海岸の元山(ウォンサン)の視察に移っていたとみられる25日には、文氏に「すぐ会いたい」と伝え、翌日には2回目の首脳会談を行い、抱き合って融和をアピールした。閣僚級会談を一方的にキャンセルしたことなどどこ吹く風で、使いやすい友人を呼びつけたがごとき振る舞いだ。ただ、25日以降には対話再開という文氏の予測は意外な形で的中したことになる。

 

元山のホテルには、核実験場廃棄の取材に来ていた外国報道陣が滞在していた。金正恩氏が報道陣と会見するサプライズ演出も想定できたが、内心それどころではなかっただろう。

 制裁で圧迫され続けている金正恩氏にとって「会談をやめるかも」とポーズは見せても本当にやめるという選択肢はなかったらしい。一方、トランプ氏は、会談を見送れば、制裁維持と軍事的圧迫という路線に立ち戻ればよく、金正恩氏より失うものははるかに少ない。今回の会談中止騒動は、最初から主導権がどちらにあったのかという現実をまざまざと見せつけた。

 

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