「ケン、元気にしてた?…自分のわがままでケンを傷つけちゃって
本当にごめんなさい。謝って済む問題じゃないよね。
でもゆっくり考えてやっぱり私にとってケンは大事な人なの。
自分勝手なのはわかっている。あんなひどいこといって
許されることじゃないってこともわかってる。
ただもう一度会って話がしたい。そのことを伝えたくて……」
通話は途中で切れてしまったが言いたいことのおおよそ伝わった。
独り部屋でたたずんでいると、部屋のカーテンが大きく膨らみ、
夏を引きずる風がケンの頬にふれた。
自分の胸を二度程叩き、大きく深く息をついた。
ケンはアイヴォリーに輝く月に別れを告げた。
本当にごめんなさい。謝って済む問題じゃないよね。
でもゆっくり考えてやっぱり私にとってケンは大事な人なの。
自分勝手なのはわかっている。あんなひどいこといって
許されることじゃないってこともわかってる。
ただもう一度会って話がしたい。そのことを伝えたくて……」
通話は途中で切れてしまったが言いたいことのおおよそ伝わった。
独り部屋でたたずんでいると、部屋のカーテンが大きく膨らみ、
夏を引きずる風がケンの頬にふれた。
自分の胸を二度程叩き、大きく深く息をついた。
ケンはアイヴォリーに輝く月に別れを告げた。
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