またたび

どこかに住んでいる太っちょのオジサンが見るためのブログ

ヴィトンがつなぐ 気仙沼カキの未来  とのこと

2012-11-20 08:10:04 | 震災関係
ブランドにあまり興味を持っていないので、ヴィトンやシャネル、コーチ、グッチを並べられてもどれか判断できず、また値段もどのくらいするかわかりません。
そんなブランドに興味がない私からのこんな記事の紹介です。



【ヴィトンがつなぐ 気仙沼カキの未来】
http://www.asahi.com/fashion/topics/TKY201211180237.html
■50年前、仏の危機救った縁で

 ファッションブランドによる東日本大震災の復興支援が、今も様々な形で続いている。なかでもユニークなのは、日仏のカキ養殖業者の絆をもとに、宮城県気仙沼市のカキ養殖を支えようとするルイ・ヴィトンの活動だ。気仙沼と仏ブルターニュのカキ養殖の現場を訪ねた。

 津波から1年8カ月。気仙沼市の西舞根(もうね)地区は流された住宅の跡が続き、高い木の枝に漁網が引っかかったまま。そんな中で、浜の突先の真新しいカキ加工場では、鮮やかなスカーフを頭に巻いた女性ら約30人が笑顔でカキを仕分けていた。「まず食べてみて」と自慢げにすすめられたカキは、ぷっくりとして芳醇(ほうじゅん)な海の香りがした。

 約50軒あった集落は数軒を除いて全壊。この水山養殖場も、加工場や機械、船8槽、収穫中のカキの筏(いかだ)70台などを失った。被害総額は2億円以上。「自力の再建はまず無理だった」と代表の畠山重篤さん(69)は語る。支援話はいくつかあったが、メーンに選んだのはルイ・ヴィトンからの申し出だった。

 畠山さんは、森に落葉樹を植え養分を海に循環させて環境保全を行うNPO法人「森は海の恋人」の活動を続けてきた。ルイ・ヴィトンが支援を決めたのは同社も森林保全活動に力を入れていて、かつて宮城県産カキがフランスのカキの危機を救ったことがあるからだ。同社にとって、日本が世界で最も古く大きな市場のひとつだったせいもある。支援は3年間。資金の使途にも限定がなかった。

 さっそく施設を再建できたが、「何より助かったのは、仲間がまた仕事ができるようになったこと」と畠山さん。畠山さん自身も母を津波で亡くした。大事な人や家を失い途方に暮れていた人たちが、未来への希望をつなぐ場が必要だった。仮設住宅から通う女性は「やはり海の匂いを嗅がないと力が出ない」。既に収穫を2回終え、あと1年順調に水揚げできれば再建が軌道に乗るという。

 畠山さんは10月初旬、パトリック・ルイ・ヴィトン5代目当主の紹介で、仏ブルターニュのカキ養殖業者を訪ねた。約50年前に当地のカキが流行病で壊滅的な被害を受け、宮城から送られた種カキで復活した。現地のカキ養殖協会会長は「カキはフランスの伝統であり文化。宮城の恩は忘れていない」と畠山さんを励ました。

 畠山さんは30年前にもここを訪れ、森と海の関係を強く実感したことがその後の森林保全活動の契機になった。ブルターニュの穏やかな海を見つめながら畠山さんは語った。「気仙沼の本当の復興までは、あと30年はかかる。でも、津波で作れなくなったブロン(ヨーロッパヒラガキ)は、早々に出荷してみせますよ」

 11日、初めて気仙沼を訪れたルイ・ヴィトンのイヴ・カルセル仏本社会長は、「地域の伝統を大事に、物や金だけではない、形のない物を次世代に継承していこうとする活動は、私たちのブランド姿勢に通じる。今後も各地で、未来を見て進んでいくような様々な支援を続けたい」と話した。


ただお金を出して終わりではなく、こうして現地に足を運んでいただいたことがすごく嬉しいです。
1年8ヶ月経って風化が問題視されていますが、忘れていなかったんですね。
ヴィトンさんありがとうございます!


よし、ヴィトンを買って恩返しだ。
ってヴィトンってどんくらいするの?
ここ7年以上財布を買い換えていない私でした。