・・・・・・あわぞうの覗き穴・・・・・・

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古歌顧裏:20 古い演歌

2018年06月06日 | つぶやきの壺焼

讃美歌や応援歌は、みんなで揃って歌うことに意義のある歌です。
歌うときはひとりという歌には、歌謡曲から呼び名の移った演歌と呼ばれる類別があります。

演歌という呼び名はそれほど古いものではなく、"演"とは違う字をあてていたこともあったようです。

最古の演歌で検索してみると、オッペケペー節が顔を出しますが、それは演説歌を無理に縮め呼びしたもので、現代の演歌とは質の違うものです。

演歌をさかのぼった歌謡曲系統の歌のひとつに、曲名の由来のよくわからないゴンドラの唄があります。

ゴンドラの唄
いのち短し 恋せよ少女
朱き唇 褪せぬ間に
熱き血潮の 冷えぬ間に
明日の月日の ないものを

この唄は、ツルゲーネフ『その前夜』を日本で舞台にのせたときの劇中歌として作られたので、その舞台を見れば由来もわかってきそうです。

歌は世につれと言われますが、場にもつれられるようです。

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