・・・・・・あわぞうの覗き穴・・・・・・

気が向いたときに、覗いてご覧ください。
何が見えるかは、覗く方々のお眼め次第です。

古歌顧裏:12 汽車の旅

2018年05月29日 | つぶやきの壺焼

汽車と呼ばれていたときは
どこに行くのか それよりも
乗ればうれしいものでした
今は昼寝の 揺れる椅子

汽車の旅
千里(ちさと)の山坂 ひた走り
車は煙(けぶり)を 後にして
楽しののぞみを 乗せ行く時
嬉しの旅路を 駆け行く時
響くやわだちの 轟きに
心も空にぞ 勇むなり

___千里の山坂 つかの間に
___過ぎ行く旅路の 面白や
___遥かのみ空に 見えたる山
___忽ち来たりて やがては行く
___送りて迎えて 幾度か
___あまたの野山は 窓に入る

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