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Chef's Note

『シェフの落書きノート』

スタッフの前予約

2009-02-02 | 美味しいお話
賄いの時間、食事をしながらスタッフがワインのメニューを見ている。

「シェフ~!ボルゲリロッソも10%OFFになるんですか?」

「ん? なるよ。売値が5800円だったけ? そこから10%OFF」

「やったぁ~! 絶対これ飲もう! これ美味しいですよね?」

「ガンベロロッソ(イタリアの有名ワインガイド)も1グラスとってる04年だからね」

「5220円か…。安いですよね?」

「『ドリンク10% OFF』って後で考えたら店にとってはヤバイ企画だよね」

「私が来てもこれ売ってくれますよね?」

「飲みたかったら飲めばよいし。それは早い者勝ちってとこかな」

アウラのスタッフは、アウラをプライヴェートでもよく利用してくれている。
有難い話です。

「たまには、他のお店に行ってみればいいじゃん? 良いお店もいっぱいあるでしょ?」
…と僕が言うと…。

「えっ~~~!来ちゃだめなんですか?」

「駄目じゃないけど…。他のお店に行くのも勉強になるじゃん」

「んん~。やっぱりアウラがいいな。他に行ってハズレひいたら落ち込むもん…」
…とのこと。

気持ちはわかるよな。
僕も事前に調べないで訪れた飲食店でここ数年間、当たりは残念ながらない(^^ゞ
昔はこんなことはなかった… ^^;
東京にはもっと美味いものが沢山あったぞ!
…とよく思う。


話は変わるが…

お正月にやってた『一流芸能人・格付け』とかなんとかいう番組。
観られた人も多いかと思います。

A5ランクの黒毛和牛とオージービーフの試食。

正解したのは、なんとGackt(ガクト)のみ!

Gackt(ガクト)は、黒毛和牛を口に含んだ瞬間に笑みを浮かべ…
「簡単すぎる!間違えようがない!」
…と言った。
僕もそう思う。

例え風邪で高熱を発していて寝込んでいる時にこの試食をしたとしても間違えないと思う。
それくらいの味の差は歴然とある。

食品偽装が当たり前に行われるわけだよね…とも思った。
消費者が見極める目をもっていないのだから、騙されるのは当たり前の話なのかもしれない。

本物が必要のない時代が日本には来ているのかもしれない。
『笑える番組!』が僕には『『笑えない番組!』になっていた。


余談から話を元へ…

スタッフは、ボルゲリロッソと『会員限定 特別コース』を前予約。
しかっし…まぁ~
一番お得で美味しいものをピンポイントで狙ってくる ^^;
ここで働いているのだから、当然だけど。


んん~ …
僕の手の内が完全に読まれている。



今いるうちのスタッフは…
貯金も節約も全く考えていないご様子(^^ゞ

お店が暇でも悲壮感なんて全くない。
ラテン系の『人生楽しまなきゃ!』という極意まで身につけたか?
…と思えるほど…。

僕が次々と繰り出すお得な企画をてぐすねひいて待っている。

本当に怖~~~~いお話…デス。


政治のことまで言い出した。

「オバマに負けたマケインを借りて来~~~~い! 日本のボケた政治家に任せられるか? 太郎ちゃんを引きづりおろせない情けない政治家に私たちの将来をゆだねるなんて出来るわけがない!」

…だってサ (^^ゞ

言うよね~~~~~~~~!



ね?
怖いでしょ?











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