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ものぐさ日記

ひとり遊びが好きな中年童女の日常

愛がなくても喰ってゆけます。

2008年03月12日 | 
 ここのところ、内職が忙しく、ブログの更新が滞っていました。内職といっても、ひとつは、一銭にもならない、時給外のバイト先の内職。バイト先にソフトがないからって、平気で、「家でお願い!」と、頼むっていうのは、どういうこっちゃ…とも思いますが、自分が好きな分野の内職なので、今のところ、許容範囲。もうひとつは、少しはお金になるかもしれないし、ならないかもしれない。なるにしても、手間はかかる、というもので . . . 本文を読む

停電の夜に

2008年03月01日 | 
 ジュンパ・ラヒリの「その名にちなんで」がおもしろかったので、デビュー短編集、「停電の夜に」を借りてきました。 タイトル作品、「停電の夜に」は、PEN/ヘミイングウェイ賞やニューヨーク新人賞をに輝いた短編ですが、短編集の英語のタイトルは「Interprecter of Maladies」(日本後タイトル「病気の通訳」)で、こちらの作品は、O・ヘンリー賞を受賞したそうです。短編集には、9本 . . . 本文を読む

その名にちなんで ジュンパ・ラヒリ

2008年02月22日 | 
 ミーラー・ナーイルの映画、「その名にちなんで」がおもしろかったので、原作本を図書館で借りてきました。 『その名にちなんで The Namesake』 ジュンパ・ラヒリ著 ふだんあまり小説は読まないので、読み出して、(ああ、小説って、こういう感じなんだっけ…)と、文章表現に感動しました。文字なのに、映像より印象が鮮明で、映画で見たものとは、別の状況を想像してしまいます。同時にミーラー・ナーイルの切 . . . 本文を読む

旅行人 2008年上期号

2008年02月02日 | 
 今年から、年2回の発行になった雑誌、『旅行人』の最新号、208年上期号が、インドのグジャラート特集だったので、買おう、買おうと思っていましたが、久喜の小さな本屋に置いているはずもなく、十日町に帰省する前日、渋谷のLibroでようやく手に入れました。ちなみに、渋谷のブック・ファーストには置いてありませんでした。ダメじゃん。 グジャラート州は、インドの西端。パキスタンと国境を接する地域で、砂漠あり、 . . . 本文を読む

西洋骨董洋菓子店

2007年12月23日 | 
 Amazon の「お急ぎ便」で頼んだら、翌日には配達されました。でも夜の9時過ぎで、パジャマだったので、玄関口には夫に出てもらちゃった。有料のお急ぎ便、次は使うまい…。   西洋骨董洋菓子店 よしながふみ    たいていのことは何でもマスターできる、優秀な頭脳の資産家のおぼっちゃま、伝説のケーキ職人、最年少で世界チャンプになった天才ボクサー、そして天才的に不器用な家政 . . . 本文を読む

大奥 第3巻

2007年12月21日 | 
 待ちに待った大奥第3巻。  男子だけを襲う奇病のために、日本人の男子数が減り、徳川家の将軍も、三代・家光から女子だった、という大胆な設定の漫画。1巻は八代将軍吉宗、2巻、3巻は、将軍男女入替の家光の話。  家光といえば、最近、日光で、お墓参り(大猷院廟)をしたばかり。日光があれほどきらびやかなのも、女性の感覚だったのかも…と、つい思ってしまうほど、説得力のある設定です。主な登場人物の名前が、 . . . 本文を読む

きのう何食べた?1

2007年12月03日 | 
 「きのう何食べた?」1巻 よしながふみ著 講談社  40代のイケメン弁護士、シロさんは、美容師のケンちゃんと同棲中。2人はゲイで、毎月の食費は、共同生活費の中から、2万5千円と決めているので、いえ(家)食中心だけど、お料理上手で、ナルシストのシロさんの作る料理はおいしくて、ヘルシー。  仕事をきっちり6時に終えて、スーパーに寄って、食材を見てから決める献立のたてかた、安売りの底値を把握してい . . . 本文を読む

知られざる魯山人

2007年11月11日 | 
知られざる魯山人 山田和:著 文藝春秋社:刊    茄子のヘタまで料理しちゃう人、というのは、魯山人でした。  魯山人といえば、書家、篆刻家、画家、陶芸家、料理人、美食家と、いろいろな面で、その才能を知られた人ですが、私にとって、一番印象的なのは、「タニシを食べて死んだ人」だということ。子供の頃、近くの山の沼でタニシを捕って、酢味噌で和えて食べていたので、「タニシで死んだ」と聞いたときは、シ . . . 本文を読む

グ印関西めぐり 濃口

2007年10月14日 | 
 大好きな漫画家、グレゴリ青山の新刊。 グ印関西めぐり 濃口メディアファクトリー刊    6月にブンブン堂のクレちゃんが出たばかりなのに、また新刊が出るなんて、ウレシー!グレゴリ青山といえば、アジア・バックパッカー漫画。最近では、京都案内の「ナマの京都」「しぶちん京都」など、京都案内も面白かったので、この関西めぐりも期待していました。なんせ、グレゴリさんは、京都生まれで、京都育ち。 . . . 本文を読む

シナン

2007年10月02日 | 
 オスマントルコ時代の建築家、ミマール・コジャ・シナン(偉大な建築家シナン)の物語。  シナン 上巻(左)下巻(右)夢枕 獏:著 中央公論新社    シナンは、トルコのカッパドキア地方のキリスト教徒の家に生まれ、デヴシルメ(少年徴集制度)によって、イスラム教に改宗されられ、イェニチェリ(君主の直属軍団)に配属され、生涯で477の建造物を造った人だそうです。69歳でスレイマニエ・モス . . . 本文を読む

アトランティック・レコード物語

2007年09月29日 | 
 ◎(二重丸)。図書館で借りた本ですが、買おうかな。(と、思ったら、絶版だそうで) ドロシー・ウェイド&ジャスティン・ピカーディー:著林田ひめじ:訳早川書房    レッド・ツエッペリンが、アーメット・アーティガンの追悼コンサートで、1回限りの再結成するそうです。伝説のロック・バンド、ゼップの再結成だなので、チケット争奪戦も熾烈だったようです。  ゼップの再結成の話を知ったとき、思 . . . 本文を読む

アルカサル-王城- 13

2007年09月19日 | 
 実在した14世紀のカスティリア王、ドン・ペドロ1世の物語。 アルカサル-王城- 13  青池保子 *  *  *  *  *  *  *  *  *  *  *  *  ドン・ペドロは、カスティリア王アルフォンソ11世の嫡男として生まれたが、彼が生まれる前に、すでに、アルフォンソ11世には、愛妾の生んだ双子の男子がいた。カスティリア王家のサロンは、王妃(ドン・ペトロ)ではなく、王の愛妾が中 . . . 本文を読む

デジタル書籍

2007年09月12日 | 
 去年、「ロマンの泉の美術館」に初めて行って、館長が、あの伊藤文學氏だと知って以来、月刊『薔薇族』編集長伊藤文學の談話室「祭」を、お気に入りに登録しています。  月刊「薔薇族」は、私が育った小さな町の本屋にも置いてありました。女子高生の我々が冷やかし半分に立ち読みするには、そう抵抗がありませんでしたが(?)、男性が立ち読みしたり、購入したりするのは、勇気がいる雑誌だと思います。何度か廃刊になり、 . . . 本文を読む

へうげもの参考書

2007年09月03日 | 
 へうげものがおもしろくて、古田織部はどんな人だったのか、知りたくなりました。とりあえず、古田織部というタイトルがついた本を、図書館で3冊借りてきました。 「古田織部」 土岐 信吉 「古田織部の茶道」 桑田 忠親 「古田織部」 勅使河原 宏    いかんせん、お茶をちゃんと習ったことがないので、本を読んでもよくわかりません。疑問も、茶道のえらい人は、なぜみんな「宗」の字がつくの . . . 本文を読む

へうげもの 5

2007年08月24日 | 
 5月にはまった漫画「へうげもの」、5巻が出たので、さっそく買いに行ってきました。 へうげもの 5  山田芳裕  今回もすごくおもしろーい!  忠臣蔵好きだし、大河ドラマもほとんど欠かさずに見ている、時代劇ファンですが、古田織部のことは、緑色の釉薬などで有名な、「織部焼き」しか知りませんでした。この漫画のような人だったかどうかは、疑わしいけど(^^)、とにかく織部についてもっと知りたくなりま . . . 本文を読む