ものぐさ日記

ひとり遊びが好きな中年童女の日常

大奥 第3巻

2007年12月21日 | 

 待ちに待った大奥第3巻。

 男子だけを襲う奇病のために、日本人の男子数が減り、徳川家の将軍も、三代・家光から女子だった、という大胆な設定の漫画。1巻は八代将軍吉宗、2巻、3巻は、将軍男女入替の家光の話。

 家光といえば、最近、日光で、お墓参り(大猷院廟)をしたばかり。日光があれほどきらびやかなのも、女性の感覚だったのかも…と、つい思ってしまうほど、説得力のある設定です。主な登場人物の名前が、歴史上の人物を合わせてあるところが興味深い。それによりますと、お玉様は、後に綱吉公のご生母様となられるお方。漫画の中では男ですけど、京都生まれですね~。

 

 漫画雑誌を定期購読しないので、新しい漫画家の情報には疎く、昔から知っている漫画家の単行本ばかり買っていましたが、同じような傾向の漫画が好きな人からの口コミで、大奥にもたどり着くことができました。年をとって保守的になってくると、情報を教えてくれる友人というのはありがたいものです。

 大奥の著者、よしながふみは、先日読んだ「きのう何食べた?」の作者。絵柄は、これといって特徴がないので、口コミ情報がなければ、自分で買ってみようと思わなかったと思います。「きのう何食べた」に出てくるご飯は、実においしそうなのですが、本人がかなりの食通で、他の作品にもおいしそうなものが出てくるとか。それを知って、「西洋骨董洋菓子店」も読んでみたいかも~と思っていましたが、他の本を買うついでができたので、今日Amazonで注文しちゃいました。うっかりして、送料のかかる「お急ぎ便」で頼んじゃったけど、ちょうど貯まっていたポイントでまかなえたから、いいのだ。(って、誰に言い訳しているんだか

 それにしても、「本」カテゴリーに分類したほとんどは漫画ですな(^^;)。

 こちらの試し読みコーナーで、大奥の1巻がちらっと読めます。

 


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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
大奥 (ゆきこ)
2007-12-21 19:20:37
「大奥」いいですよね~。
やはり、家光と有功は悲恋に終わるんだろうなという予感がひしひしと伝わってくる描き方で、ますます先が楽しみになりました
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案外悲恋ではないかも (とーこ)
2007-12-22 10:15:22
ゆきこさん

歴史上の家光とお万の方の間には、子供がいなかったけど、終生仲むつまじかったようです。漫画でも、「両思い」の関係は変わらないんじゃないのかな~と、期待しています。

それより、歴史上のお玉は、桂昌院だと知ってビックリ。今後の展開が楽しみです
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Unknown (ゆきこ)
2007-12-25 17:57:58
私は大奥についての知識があまりないので、時代劇の「大奥」を見てびっくりすることもしばしばです。
「正気を保っている」ようなことが描いてあったので、悲恋になってしまうのかな~と思ったのですが、いずれにせよ先が楽しみです
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恋愛と繁殖 (とーこ)
2007-12-25 22:09:14
ゆきこさん

今の感覚では、恋愛感情がないのに、繁殖のために、複数とセックスしなくてはいけない、というのは、気が狂ってもおかしくない状況ですよね。恋人にそれを強いるというのも。でも、ほんの数十年前の日本でも、式まで面識のなかった人と結婚する人も多かったしねー。こういう状況を乗り越える恋ってすごいですな。
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