住む人がいなければ二束三文の価値しかない不動産名義の書き換えはまだですが、ようやく亡母の預貯金等の遺産相続手続が完了しました。戸籍謄本などの資料集めから、丸３か月。
各金融機関の書類をファイルしたもの（左）と、登記簿謄本、印鑑証明書等のあまり（右）
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遺産相続の手続は、ファイルを作って、できうる限り効率的にやったので、たいていの金融機関は、請求後すぐ現金化できました。
JAには、最初に手続方法の資料請求したときに、「原則的に窓口に来て手続。使用していた印鑑、通帳等も全て探し出して持参」と言われ、泣きそうになりましたが、兄2人が病気療養中であること、私が遠方に住んでいることなど、当方の事情を文書にして提出したら、書類が届いた日にすぐ現金化してくれました。ありがたや、ありがたや…思わずJAには礼状を書いて送ったくらい、ありがたかったです。
書類のやりとりはそんなに面倒ではなかったけれど、手続が2段階になっていたのと、時間がかかったのが、信託銀行。労金もけっこう大変だったなあ。
一番大変だったのがゆうちょ銀行。他の金融機関はすべて郵送でやりとりしたのですが、ゆうちょ銀行だけは、最低でも３回郵便局の窓口に行かなくてはなりません。どうやら、他に比べてシステムが複雑なので、間違いがないように、ゆううちょ銀行の代理として、郵便局の人に書類を確認してもらうためらしいのですが、案内文書がわかりにくいので、郵便局野窓口の人も間違えて、私はつごう４回郵便局へ足を運びました。しかも１回の手続が長い。窓口でも20分くらいかかったし、郵便局からゆうちょ銀行の相続専門の貯金センターに書類を送って、次の段階に進む書類が到着するまで、かなりの時間がかかりました。最初の窓口から２回目まではなんとひと月半、次は2週間、窓口の人が２人集まってチェックしたはずの書類に不備があったという知らせが届いたのは、２回目の出頭から２週間後。普通の銀行なら、翌日には電話がきますけどねー。もう一度出直して、小切手が届いたのは、また２週間後。
そう、普通の金融機関だと、指定口座に振り込んでくれるのですが、ゆうちょ銀行の預金は、送られてきた小切手を現金化するために、また窓口に行かなくちゃならないのです。しかも、相続人の代表者（＝私）はう、ゆうちょ銀行の口座（ぱるる）を持っていたから、他の銀行に振り込めるけど、口座がない人は、現金で持ち帰るしかないらしい(=_=)。
ゆうちょ銀行の口座は持っているけど、自分の貯金と相続分を足すと、ゆうちょの限度額を超える場合は、さらに手続が必要。その上、他銀行へ送金するために、登録している印鑑をデータ化しなくてはならないとかで、この期に及んで印鑑も登録しなおしたりして、結局最終回は１時間半も郵便局にいました。もちろん昼休みなんかにはできないので、日雇いの身だというのに、ゆうちょ銀行の手続の日は毎回休みを取りました。
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文句ばかり言っていると、「自分が稼いだわけじゃないのに、もらえるだからいいじゃないの！」と母に怒られそうだけど、何も残さなかった父の時はラクだったし、 そんな父を恨んだこともないので、母も子供に残すためにそんなに節約しなくてもよかったのに…と思います。ごめんね>お母さん
労金もJAもゆうちょ銀行も、相続人の私にとっては、手強い相手で、積極的に利用したい金融機関ではありませんが、実はそういうところほど、母には親切にしてくれたということもわかっています。「銀行のATMでもたもたしていると、他のお客さんや行員さんも怖いけど、JAや郵便局は親切なのよ～」と、言っていたし、期限の来た定期預金などは、足の不自由な老人を気遣い、わざわざ自宅まで来て、書きかえ手続をしてくれていたようです。母がお世話になりました＞JAさん、郵便局さん
しかしね～。このままじゃ、競争力ないと思うぞ～＞ゆうちょ銀行。他の金融機関は、手続に必要な書類なんか、数行のメモで知らせて来たけど、ゆうちょ銀行は20ページくらいに渡って書いてあって、しかも郵便局員が間違うくらいの文章力だったもん。ゆうちょ銀行のシステムの改善を強く望みます。まぁ、私は数か月以内にゆうちょ銀行の口座は解約するけど…
