一度だけ部屋に姿を現した人型の存在!
別次元に消えて見えなくなってしまったが、
兄弟の死を告げに来たことが後から分かった。
3人続けて兄弟が他界。
・・・・・
リアルの世界だったり、
寝ているとき見る夢の中であったり。
5次元世界とこちらとを行き来する。
そして、今回:
病院のベッドで亡くなる前に言った兄の言葉を思い出し、
私はスマホを手に、スタジアム横の新横浜公園へ向かった。
辺りは薄暗くなっていたが、ウォーキング中に目の方は慣れたので、
暗さが気にならなかった。
スタジアムを正面に見上げながら、
近道しようと草一杯の土手を上がって行った。
スタジアムでは何かのイベントがあったらしく、
反対方向から帰途につく人々の姿が続いていた。
私は舗装された歩道を公園へ向かっていた。
と、北西の稜線の上空に大小2つの光体。
2つの光体とも尾のようなものが下がっている。
スマホでは写らないだろうと思いながらも、
一応シャッターを押した。
喪服姿の夫婦が向かってくる。
「あれ、なんですか?」
私が指差した方をちらっと見てから妻の方が言った。
尾を引く大小の光る2つの物体はホバーリングしたままだった。
私はゆっくりと歩きながら、
2回、3回とシャッターマークを押した。
目を凝らすと、大小の尾を引く光る物体の下に、
細長い棒のような物体が横に伸びていて、
同じくらいの高さでディスク型のものも浮かんでいた。
さらに下方へ視線を移すと、
薄い灰色の雲の中に飛行機が3、4機飛んでいるのが見える。
物体はホバーリング状態をつづけていたが、
私は、並んでいる花壇の花を撮ろうとそちらへ向かった。
「楽しみにしていたんだ・・下の公園でUFOを撮って来てみせてよ」
亡くなる数日前に言った兄の言葉が私の脳裏で木霊し、
・・今日ここへ案内をしたのはだれなのか・・
と内心で呟いた。
世界の向こう
別次元に消えて見えなくなってしまったが、
兄弟の死を告げに来たことが後から分かった。
3人続けて兄弟が他界。
・・・・・
リアルの世界だったり、
寝ているとき見る夢の中であったり。
5次元世界とこちらとを行き来する。
そして、今回:
病院のベッドで亡くなる前に言った兄の言葉を思い出し、
私はスマホを手に、スタジアム横の新横浜公園へ向かった。
辺りは薄暗くなっていたが、ウォーキング中に目の方は慣れたので、
暗さが気にならなかった。
スタジアムを正面に見上げながら、
近道しようと草一杯の土手を上がって行った。
スタジアムでは何かのイベントがあったらしく、
反対方向から帰途につく人々の姿が続いていた。
私は舗装された歩道を公園へ向かっていた。
と、北西の稜線の上空に大小2つの光体。
2つの光体とも尾のようなものが下がっている。
スマホでは写らないだろうと思いながらも、
一応シャッターを押した。
喪服姿の夫婦が向かってくる。
「あれ、なんですか?」
私が指差した方をちらっと見てから妻の方が言った。
尾を引く大小の光る2つの物体はホバーリングしたままだった。
私はゆっくりと歩きながら、
2回、3回とシャッターマークを押した。
目を凝らすと、大小の尾を引く光る物体の下に、
細長い棒のような物体が横に伸びていて、
同じくらいの高さでディスク型のものも浮かんでいた。
さらに下方へ視線を移すと、
薄い灰色の雲の中に飛行機が3、4機飛んでいるのが見える。
物体はホバーリング状態をつづけていたが、
私は、並んでいる花壇の花を撮ろうとそちらへ向かった。
「楽しみにしていたんだ・・下の公園でUFOを撮って来てみせてよ」
亡くなる数日前に言った兄の言葉が私の脳裏で木霊し、
・・今日ここへ案内をしたのはだれなのか・・
と内心で呟いた。
世界の向こう