のあ いちい ワールド

ここは、物書き「のあ いちい」の、人間世界とそれ以外の宇宙人について多くふれるブログです。

ピロリ菌感染 保険適用広がる!

2010-08-27 15:38:29 | 医療情報
ピロリ菌感染者、保険適用広がる… 胃壁萎縮なら除菌治療

 胃に住み着く細菌・ピロリ菌。胃炎を起こし、胃がんや胃潰瘍はじめ様々な病気につながる。除菌治療の保険適用が、6月から、早期胃がんの内視鏡治療後の患者などに広がったという。

 ピロリ菌は食べ物の口移しなどで幼児期に感染、胃粘膜の上や粘液中を浮遊する。胃の内部は胃酸のため通常の細菌には住みにくい環境だが、ピロリ菌は酵素で周囲を中和して生息する。

 ピロリ菌に感染すると胃の粘膜細胞が炎症を起こす。自覚症状はないが、感染が続くと慢性胃炎になる。

 ピロリ菌が引き起こす慢性胃炎は、胃がんや胃潰瘍をはじめ様々な病気の素地となる。

 だが、ピロリ菌に感染した全員が胃がんになるわけではない。ピロリ菌感染者のうち、胃がんになるのは0・2~0・3%だという。

 胃がんは、ピロリ菌による慢性胃炎の状態から、徐々に胃壁が薄くなる「萎縮」が起こる萎縮性胃炎を経て発症する。萎縮はエックス線や内視鏡の検査でわかる。萎縮のスピードや最終的にがんになるかどうかは、遺伝や食事が関係する。

 除菌治療は、胃酸を抑える薬(プロトンポンプ阻害剤)と2種類の抗菌薬を1週間服用して行う。服用者の1~3割に軟便や下痢が起こる。除菌できた場合、再感染の心配はほぼない。

 従来、感染の有無を調べる検査や除菌治療に保険がきくのは、胃・十二指腸潰瘍の患者のみだったが、今回、
〈1〉悪性リンパ腫の一つである胃MALTリンパ腫
〈2〉血液の難病・特発性血小板減少性紫斑病
〈3〉早期胃がんの内視鏡治療後の患者にも広がった。

 胃がんへの拡大は、国内の研究結果による。早期胃がんの内視鏡治療後に、ピロリ菌除菌をしたグループとしないグループに分け、残った胃の状態を調べた。除菌をすると、胃への新たながんの発生が、除菌をしないグループの3分の1に抑えられた。

 今回保険適用が広がったが、それでも対象になるのはピロリ菌感染者のうち100人に1人か2人程度とされる。ピロリ菌の専門医が組織する日本ヘリコバクター学会は、感染者全員に除菌を推奨するが、自費だと検査・除菌費用は、施設や検査手段などで異なるものの、数万円かかる。

 ピロリ菌の感染者は、衛生環境が整わなかった1960年代以前に生まれた世代に多く、60歳代以上に限ると8割とされる。感染を調べる検査は、内視鏡で胃粘膜の組織をとる方法と、血液や尿、便、呼気を調べる方法がある。

 同学会理事で杏林大学(東京・三鷹)消化器内科教授の高橋信一さんは、「自分が胃がんになるおそれがあるかを知る上で、ピロリ菌の感染を調べる価値はある」と指摘。除菌治療を行うかどうかは、「萎縮の程度が進んでいたり、家族に胃がん患者がいたりする場合は、がんに進む可能性が高いと判断できるので、治療を勧めます」と話す。

(読売・医療大全記事より)

◆この記事を読んでいると、私もピロリ菌の除菌をした方がいいかな、と思います。
胃潰瘍・十二指腸潰瘍・・という病名が付くつかないには関係なく、手ごろな費用で除菌が出来るようになるといいですね。

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ケーシー高峰さん!

2010-08-18 23:23:09 | 医療情報

 読売新聞の医療大全で、ケーシー高峰さんの記事を読んでいるとおもしろいですね。
それで、以下でそれにふれてみました。



―医事漫談でブレイク、腰痛に―

 腰痛になったのは、昭和40年代。テレビ局での撮影中に、脚立の上で足を踏み外して、頭と腰を打ってしまって、それからだな。1週間入院したけれど、退院後も腰痛がおさまらなくて。



 ちょうど医事漫談でブレイクし、多忙なスケジュールをこなしていた時。本当に忙しかったのよ。朝はラジオ局で番組をまとめて収録、お昼と午後にそれぞれテレビの生放送、夜からはキャバレーでの営業というスケジュール。
そんな中で、仕事は休むわけにはいかない。1日の終わりには、痛くておじぎができない。キャバレーで、へんなおじぎをしていたから、客に「どーしたんだぁ、ケーシー!」ってヤジをとばされたなあ。



 ご存じかもしれないけれど、うちは医師の家系。親兄弟はもちろん、親戚も医師ばかり。
腰痛も、都内の総合病院に勤務する外科医のおいっ子にみてもらっていました。



 痛くなると駆け込んで、神経ブロック注射をしてもらいました。



 15,16回はやったかな。「だんだん効果は薄まる」と聞いていたけど、その通り。だんだん効かなくなってきた。



―03年、自宅で倒れる―

 2003年8月、とうとう入院する事態になってしまいました。



 自宅(福島県いわき市)で、夜中トイレに行こうと起き上がろうとしたとたん、腰に激しい痛みが走って、立ち上がれなくなってしまいました。尿路結石の時みたいな痛み。もちろん一人で歩けず、かみさんに支えてもらい救急車に乗りました。MRI検査で、脊柱管狭さく症と診断されました。それで手術をしました。



 手術後、主治医から「手術はうまくいきました。あとは本人次第です」と言われました。



 で、すぐに、リハビリが始まりました。最初は車いすで移動し、アームバーを握り、立つことから。大きなボールの上に座ってバランスをとったり、中ぐらいのボールの上に腹ばいになり前に飛行訓練のように進んだり。1日2回、ハードでした。



ケーシー高峰さんが語る (2) 芸人だからサービスしちゃう
みんなでワイワイリハビリ
 個室に入っていたけれど、リハビリはみんなと一緒。すぐに仲間とわいわいやるようになりました。



 福島・浜通りの女性は、明るく人なつっこいのよ。みんな気軽に声をかけてくれてね。
「あれ、ケーシーじゃない?腰やったのけ?」とあいさつ代わりに腰をぱーんとたたかれたり、「で、次、テレビはなに出る?」とか、とにかくおしゃべり。リハビリの前に、おしゃべりで汗かいちゃって・・・・
とにかく女性は元気!夜も、内線電話がかかってくるの。「部屋さこねか。酒のむとアルコールが全身にまわって早くなおるっぺ」って。



 東京の病院だったらああはいかないね。土日がまた大変なのよ。リハビリが休みでゆっくりしようと思っても、廊下で「ここさ、ケーシーの部屋だから」とか「今日はリハビリないしいるはず」と大きな声が聞こえてくるの。見舞客と話しているんだね。で、トントンとノックされて、かつおの刺し身やおはぎ、おむすびを差し入れてくれる。



 居留守は使えないよね。



 どうしてもサービスしちゃうの。芸人だから。中には売れるとすぐ天狗になる人もいるけれど、それやったらおしまい。残っている芸人はみな、腰が低いですよ。



体重増加に要注意
 医師には、「もう少しリハビリが必要」と言われたけれど、病院にいたら落ち着かない毎日で、早めに退院してしまった。痛みはなくなったけれど、ちょっと重たい感じが残っていたのね。



 で、しばらくして、しびれが出てきてしまいました。今も、左足の薬指と小指がしびれています。雨がふったり、クーラーなどで冷えると症状が強くなります。



 リハビリを十分やらなかったからかなあ。



 退院してすぐ、10月にテレビ「笑点」で復帰しました。



 医師からは、腰痛予防に朝夕のスクワット、もものマッサージ、ストレッチの体操をして、1年間は舞台や寝ている間、コルセットをするように言われていました。



 でも、なかなか守れなくて。5、6個オーダーで作ったコルセットは、汗かいてむれるし、寝ている間は、苦しいのなんのって。「どっちに転がるかわからないから」と言われたけど、すぐとっちゃった。



 朝夕の体操も、飲んで帰った後はさぼっちゃう。朝もかみさんに言われるけど、「酒残ってるしだめだー」って・・・・・



 今の問題は、体重です。腰痛手術のころより15キロぐらい増えちゃった。
というのも、2005年に舌がんが見つかって手術をしました。その後、食べ物がやたらおいしくなった。こんなに味が違うのかなというぐらい。1回の食事量はかわらないけれど、回数を食べるようになってしまって。特にお腹周りに肉がついて、白衣のサイズも大きくなりました。



 ほかに大きな問題はないかな。食事は気をつけていますよ。海草類をとり、ヨーグルトはプレーンで、塩辛いものは避けています。



 体も冷やさないようにしています。夏場のクーラーが困る。毛布をまいて冷えないようにする時もあります。自宅ではなるべくクーラーはつけないようにしているけど、お客さんが来たらつけます。でも、そろそろ時間かな、冷えてきたなと思ったら、「ママ、毛布とまくらももってきて!」とかみさんにお願いするの。で、「ほら、これから何するかわかるだろ」って冗談を言うと、みんな笑って、「じゃあ帰ります」となりますよ。



2003年に腰痛の手術を受けたケーシー高峰さん(76)。痛みは消えたが、左足の小指と薬指にしびれが残った。いまでも雨が降る前日や、冷房で体が冷えるとしびれが強まる。



 医師から、退院後1年間はコルセットを使うよう言われた。だが、舞台では汗でむれて気持ち悪いし、寝ている間も苦しくて、途中で装着するのをやめた。



 朝夕のスクワットやストレッチも、深酒するとさぼってしまう。腰痛には体重増加も要注意だが、手術当時72キロだったのが87キロに。特に腰回りに肉がつき、演芸場で着る白衣もLLから3Lになった。



 「5年前に舌がんの手術をしてから、食べ物がやたらおいしくなった。で、1日何回も食べちゃうわけ」



 優等生とは言えない患者だが、舞台では熱血なドクター・ケーシーになる。



 観客の健康相談に応じるコーナーでは、「病気と仲良くしろとは言いません。腰痛の手術をしたら、まずリハビリ。しっかりやれば後々苦労しない」とリハビリ体操を実演する。



 もちろん、持ち前の毒舌も。高血圧の人にはこうアドバイスする。



 「刺し身を食べる時、しょうゆを使うのはやめなさい。かわりにケチャップをかけてごらん。まずいから」



 独創的な医事漫談の原点は、故郷山形にあるという。



 母・門脇シヅエさんは、江戸時代から続く医師の家に生まれた。自らも医師になり、無医村で開業、99歳で亡くなるまで現役だった。地域医療への貢献が認められ、第1回医療功労賞(読売新聞社主催)も受賞した。



 そんな母をみて、兄や姉も外科医や歯科医になった。末っ子のケーシーさんも、日大医学部に進んだ。だが、ほどなく、芸術学部に転部する。母親はそんな息子に落胆し、「もう山形に帰ってくるな」と勘当した。



 医事漫談は、「せめて白衣を着て孝行したい」という母への思いがあったから。



 十数年ぶりに母と話したのは30歳代半ば、テレビの生放送中だった。突然、司会者に促されて受話器をとると、懐かしい声がした。



 その後、漫談家として不動の地位を築き、俳優としても映画やドラマに出演、活躍の場を広げた。母も認めてくれるようになった。



 振り返れば、母は80歳を過ぎてなお、精力的な仕事ぶりだった。ドクター・ケーシーもまだこれから。



 「新ネタを考え続け、死ぬまで漫談を続けたい。病気の体験を話せば、お客も身を乗り出してくれる。腰痛にしろ、舌がんにしろ、私は病気に恵まれました」



☆ケーシー高峰さん
1934年山形県生まれ。日本大学医学部に入学後、芸術学部に転部。司会業を経て、1960年代後半から、黒板を使って白衣姿で行う医事漫談でブレイク。漫談家として人気を集める一方で、俳優としても活躍。ドラマ「夢千代日記」、映画「学校3」はじめ数々の話題作に出演。



(読売・医療大全記事より)



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販路再編インド先行 !パナソニック

2010-08-08 09:47:41 | ニュース

パナソニック 販路再編インドで先行 !


 パナソニックは子会社の三洋電機、パナソニック電工の完全子会社化をにらみ、販路の再編に着手するという。

家電製品、照明など住宅用機器の一体販売が柱で、まず2010年度中にインドでパナ電工が持つ約1万2000店にのぼる住宅用機器の販路を通じパナソニック、三洋の家電製品を販売する。

海外市場で統合効果をいち早く引き出し新興国開拓のモデルとし、日米欧市場でも同様の再編を検討する。

国内外の電機大手にはない多様な商品群を効率的に販売する体制を構築、収益力の強化を急ぐ。

 パナソニックは11年4月に三洋、パナ電工を完全子会社化する予定。

家電、住宅用機器とも世界的な販売競争が激化しており、完全子会社化を待たずに海外から販路の再編に取り組む。

                   (日経新聞を読んで)

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◆インターネット関連◆自由市場


「得度式」に臨む小さなお坊さんたち!

2010-08-04 16:26:41 | ニュース

―「得度式」に臨む小さなお坊さんたち―東本願寺


 京都市下京区の真宗大谷派本山・東本願寺で4日、全国から小、中学生らが参加して、僧侶になるための儀式「得度式」が行われた。

 188人が大谷暢顕門首から頭にかみそりを当ててもらう「剃刀の儀」に臨み、墨袈裟と法名を受け、お坊さんの仲間入りをした。

浄土真宗の宗祖、親鸞が得度した年齢にちなみ、男女ともに9歳から参加できるという。

得度式は1月と12月を除き毎月7日に行われているが、8月は夏休みを利用して参加する児童や生徒が多いため、2回行われる。

 今回は男女188人が式に臨み、9歳の子は72人。

御影堂で大谷暢顕門首から頭にかみそりを当ててもらう剃刀の儀を受けた後、真新しい墨袈裟(けさ)を身につけた。

記念撮影では頭をそったばかりの男の子や髪を後ろにたばねた女の子が並び、日焼け顔をほころばせていた。

◆小、中学生らの得度式

(共同通信記事より)

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◆インターネット関連◆自由市場


更年期症状に、大豆イソフラボン!?

2010-08-04 12:48:58 | 医療情報
Q. 大豆イソフラボン、更年期症状に良いか?

 大豆イソフラボンを摂取すると、更年期の症状が改善できると聞きました。本当でしょうか?(50歳女性)


A.特定の腸内細菌を持つ女性に効果―水沼英樹 弘前大産婦人科教授(青森県弘前市)
 

 イソフラボンは、細胞の老化を防止する抗酸化作用があることで話題になっているポリフェノールの一種です。大豆にはダイゼン、ゲニステインなど10種類以上ものイソフラボンが含まれています。
 これらを総称し、「大豆イソフラボン」と呼んでいます。

 これらのイソフラボンは女性ホルモン(エストロゲン)と構造が似ています。そのため、体内で、エストロゲンと似た働きをし、エストロゲンが欠乏して発症する更年期症状や骨粗しょう症、動脈硬化症などの治療や予防に効果があるのではないかと、以前から注目を浴びてきました。

 日本人では、更年期症状の頻度が海外に比べて少ないのは、普段から納豆や豆腐といった大豆製品をよく食べているからではないかとも言われています。

 とはいえ、これまでの人を対象にした試験(臨床試験)では、効果があるかないか、一定の見解が得られていませんでした。

 ですが、最近新しい発見がありました。イソフラボンは、体内で、ある腸内細菌により、形が変化することで、腸に吸収され、エストロゲンと似た効果を発揮することがわかったのです。

 日本人の約半数がこの腸内細菌を持っており、白人より20%も多いとされています。

 つまり、この腸内細菌を持つ女性がイソフラボンを摂取すると、女性ホルモンを補う効果が期待できると言うことです。


 なお、大豆イソフラボンは、大量摂取によって、副作用が出るおそれがあるので、国の食品安全委員会では1日当たりの大豆イソフラボンの摂取目安量の上限値を70―75mgとしました。そのうち、通常の食事ではない形(サプリメントや、特定保健食品など)で摂取する量は1日当たり30mgまでが望ましいとしています。

(読売・医療相談室記事より)

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