のあ いちい ワールド

ここは、物書き「のあ いちい」の、人間世界とそれ以外の宇宙人について多くふれるブログです。

胸の痛み 冠れん縮性狭心症?

2010-09-27 15:52:08 | 医療情報
Q.「冠れん縮性狭心症」 服薬後も圧迫感

 1年前、「冠れん縮性狭心症」と診断されました。血圧は正常範囲内で、現在、コニール2mgを服用していますが、1日に5分くらいの胸の圧迫感があります。今の治療を続けていいのでしょうか。(61歳女性)


A. 薬替え 量の調節検討も―南淵明宏 大和成和病院院長(神奈川県大和市)―
 

 冠れん縮性狭心症は、心臓の筋肉に酸素を送る冠状動脈が突然、自分勝手にギュギュッと縮こまってしまい、血流がさえぎられてしまう病気です。

 症状や心電図検査から、どう考えても狭心症と思われるのに、冠状動脈の造影検査をしてみると、狭くなっている部分が見つからない場合、冠れん縮性狭心症という診断名がつけられます。コニールなど、冠状動脈を広げる効果があるカルシウム拮抗(きっこう)剤と呼ばれる薬剤が有効とされています。

 コニールを服用して、それでも毎日発作があるようならば、ヘルベッサーやシグマートなど、同じカルシウム拮抗剤ですが、異なる薬に替えて、服用量の調節も検討すべきだと思います。

 この病気の原因は詳しくは分かっていませんが、過度の精神的ストレスが大きな要因と考えられています。相談者が仕事上などで、ストレスや悩みを抱えているならば、その解決が最も重要と思われます。

 ただし、相談者の場合、胸の痛みが本当に心臓病によるものなのか、断定できません。胃酸が食道へ逆流し、胸焼けなどの症状を起こす「逆流性食道炎」など、消化器の病気でも、よく似た症状が頻繁に見られるからです。主治医に、消化器病など、ほかの病気の可能性はないか、尋ねてみるのもよいと思います。

(読売・医療相談室記事より)

◇症状のほんとうの原因を突き止めるのもたいへんですね。どんな病気でも、当事者になってみないと分からないものですから・・

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抗血小板薬を服用中

2010-09-21 15:53:07 | 健康管理
Q.抗血小板薬を服用中・・・ 内出血が多いが、薬との関係は?

 今年3月半ばに急性心筋梗塞で入院し、心臓の血管にステントを2か所入れる治療を受けました。今は元気になったのですが、血液をサラサラにする薬を飲んでいるので、歯医者は歯茎を切るような治療は控えるようにと言われています。最近、内出血が多く困っています。ぶつかったりした覚えがないのに、大きな青あざが腕などにあって、びっくりすることがあります。今も、腕に黒いアザが残っています。血管が切れやすくなっているのでしょうか。これは血液をサラサラにする薬と関係がありますか。(59歳女性)


A. 内出血は、薬、加齢、ビタミン不足などが原因か―南淵明宏 大和成和病院院長(神奈川県大和市)
 

 大いに関係があります。前にもご相談いただいた、ステント治療の後、どうしても必要なプラビックスという薬剤による影響で出血が止まりにくい状況があるのだと想像されます。この薬によって、ステント治療による効果が永きにわたって続くために血液の持つ「出血を止める機能」を鈍磨させる必要があるのです。

 なぜならステントはすばらしい医療器材ですが血管にとっては異物です。この部分を通過した血液がこのよそ者に驚いて、血管が破れて出血が起こった事態が起こったと勘違いして、血液を固めようと反応してしまいます。それを防止するための薬なのです。これを抗凝固療法と呼んでいます。

 青あざが自然とできてしまうというのも、こういった抗凝固療法によるものと想像されます。血管が切れやすくなっているわけではありません。これは軽微な物理的損傷で誰でもいつでも毛細血管は切れてしまうのですが、その小さな出血をすぐに止血することができないせいで起こっているものです。

 出血が止まる、という現象にはいくつかの要素が働いています。まずは血管の因子です。血管が脆いと出血もしやすいし出血を止めることもままなりません。でもこれは薬のせいではありません。加齢や栄養状態の不良化、ビタミンの不足、などによって血管の壁の構造が脆くなってしまうのです。

 次に血液の因子です。血液の中に溶け込んでいる成分が、①量的に足りない②しっかり働かないーーことで、血が止まりにくくなります。プラビックスやワーファリン、バイアスピリンは出血を止める成分を②のように「しっかりと働かない」ようにする薬です。ご相談者の場合、血管の因子と薬の影響の両方で青あざができやすいと思われます。

 さて、歯医者さんなど、心臓以外の問題で別の領域のお医者さんにかかる場合、こういった薬で抗凝固療法が行われている患者さんは敬遠されがちです。治療に出血が伴うと、その出血が自然に止血されない可能性があるからです。リスクのある、面倒な患者さんを扱いたくない気持ちを持つお医者さんがいるのは仕方がありません。

 時に歯医者さんから「歯の治療をしたいので抗凝固療法の薬をしばらく止めていいですか?」とアホな質問をされます。こういった薬は心臓の働きを維持している薬です。そういう歯医者さんは歯の治療さえうまく行けば、治療台の上で患者さんの心臓が止まることがあっても平気なのでしょう。歯科医師の団体のホームページでも「心臓病治療中の抗凝固療法は中断してはならない」と注意が喚起されているのですが、こういった事情にも無頓着な歯科医もけっこういらっしゃるようです。

 ご相談者様が心臓の治療を受ける病院や医師をしっかりと自分で吟味したように、歯の治療でもしっかりと歯科医を吟味して治療を受けるべきです。

(読売・医療相談室記事より)

◆これって大変なことですね! 歯科医師も知らないなんて。・・患者が賢くならなくては・・

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◆運動で治まった倦怠感! 

2010-09-18 16:35:12 | 健康管理
疲労と病気 運動で治まった倦怠感

 朝目覚めた時から体がだるい。日中は頭痛や目の疲れでイライラ。午前8時前には出勤し、帰宅はおおむね深夜。1日の疲れを癒やそうと晩酌の量は増え、寝不足でまた、翌朝だるさが残る――。
横浜市の医師山本晴義さん(62)は30歳代のころ、そんな疲労の悪循環に悩まされてきた、という。

 心と体の関係を診る心療内科が専門の山本さん。ある時、引退間際で練習をしなくなったせいで心身の不調に陥ったスポーツ選手の患者を診た。健康には体を動かすことが大切なことに改めて気づいた。「自分も運動をしてみようか」。思い立つきっかけになった。

 山本さんは、「自分は運動音痴」との思い込みがあり、若いころからスポーツとは無縁。40歳で入会したスポーツクラブでは、最初は5分間のジョギングがやっとだったが、徐々に慣れ、最寄り駅までの3キロも、走ったりウオーキングしたりするようになった。

 すると数か月後、自分でも不思議なことに、日ごろの倦怠感が治まっていることに気づいた。日中の頭痛も減り、夜もよく眠れる。

 国際武道大体育学部教授の山本利春さんによると、疲れをとるのに適度に体を動かすことは体の仕組みからも理にかなっている。疲労物質のひとつの乳酸が筋肉にたまると、凝りやだるさの原因となる。軽い運動をすると乳酸は早く取り除かれ、肝臓で糖となりエネルギーとして再利用される。スポーツの試合の合間や後に、軽い運動やマッサージを行うのもこのためだ。

 これは日常生活にも応用できる。

 長時間のデスクワークは、血液の循環が滞って、肩凝りなどを招きやすい。肩や腰の筋肉を20~30秒程度、ひねったり伸ばしたりするストレッチを行うと、血液の循環が改善され、乳酸の処理を促すことができる。体が温まり精神的にもリラックスした風呂上がりに行うと良い。

 山本利春さんは「休日も、昼まで寝だめするより、軽い運動でリフレッシュするのが良い」と話す。通常よりも速いペースでの15~20分間のウオーキングなどの有酸素運動が有効だ。

 今は運動が習慣となった山本晴義さん。朝はテレビの体操番組を見ながら体を動かす。晩酌はほどほどに、生活のリズムも変わった。病院の自室に備えたパンチングボールは、ストレス解消の効用も。空いた時間には病院の周囲を散歩する。「毎日運動を続けることで体調も良くなった」と話す。

(読売・医療大全記事より)

◇これって真実だと思います。体調が悪くなって初めて実感すること。運動は、誰にとっても必要ですね!

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◆がん患者が支える―家族会の情報―眼球守る

2010-09-16 21:19:33 | 医療情報
「網膜芽細胞腫」

 2001年3月、熊本市のMさん(44)は出産後1か月で、長男、K君(9)が自分と同じ病気と知った。
1万5000人に1人とまれな子どもの目のがんだ。親が患者だと確率は高まる。
10年間悩んだ末の出産だった。美保さんは、幼児期に両目を摘出している。

 国立がん研究センター中央病院(東京・築地)を拠点に活動する網膜芽細胞腫の子どもをもつ家族の会「すくすく」を友人から紹介されて相談すると、「少しでも早く東京の専門医に」と強く勧められた。

 眼球摘出と思い込んでいたが、上京して受診した同病院の医師は「まだ大丈夫」と予想外の診断。抗がん剤や放射線でがんをたたく眼球温存療法を受けた。

 そして小学4年生の現在の視力は、右1・2、左0・04。近所の小学校に通い、キャッチボールが大好きな少年に育った。父親のHさん(42)は「あの時、相談しなければ、地元で眼球摘出をしていたかもしれない。情報交換がいかに大切かを実感しました」と振り返る。

 会では同病院で毎月定例会を開く。気軽に話ができる場で、会員でなくても参加できる。年1度の勉強会には、全国から130人以上の親子が集まる。専門医の講演に加え、テーマごとに患者や親が語り合う分科会を設ける充実ぶりだ。

 国内での発症は年80人という珍しい病気だけに、孤立してしまいがちな地方の家族にとって貴重な情報交換の機会になっている。

 代表の池田小霧さん(40)は「子育てや日常生活の悩みは、医師には聞けない問題。会員同士で体験を話し合って悩みの答えを探したり、話を聞いてもらって救われたりする場になればうれしい」と話す。


◇がんの親を持つ子どもを支える活動もある。08年に発足した「Hope Tree~パパやママががんになったら~」。子どもに自分の病気をどう伝えるか悩む親に、ウェブサイト(http://www.hope-tree.jp/)や講演会を通じ助言している。

 日本では、子どもの心への影響を気遣い、がんを知らせるかどうか、どう伝えるかにとまどう親も多い。また、子どもの口から周囲にどう伝わるかも気になる。

 代表の大沢かおりさん(43)は「発達段階に応じた適切な伝え方があると知ってもらうことで、子どもとよいコミュニケーションをとるお手伝いができれば」と話している。

(読売・医療大全記事より)

◆ガンにもさまざまありますが、私としては、とても貴重な情報を読ませていただきました。

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シモンチーニ がんセンター

2010-09-04 12:12:11 | 医療情報
シモンチーニ ドクターついては、Gooブログ「猫の目」さんのコメントで知り、「いちいサイト」ほかで複数回取り上げていましたが、
私が「いちいサイト」の方に載せたイタリアのシモンチーニ博士のブログを読み、イタリアで実際に治療を受けた方がコメントを入れてくださいました。
貴重なもので、他にも救われる方がいらっしゃるかもしれませんので、以下に載せました。博士の治療を望む場合、抗がん剤や放射線治療を受ける前にメールをしていただくのが良いと思います。正常な細胞を破壊してしまってからでは効果が薄いと考えられます。詳細はセンターにご相談くださいね!
 
いちいサイト・右サイドバー下方コメント欄をご覧ください

以下、公開されているコメントを下へ赤字ペーストしました!

★こちらのサイトで紹介された、シモンチーニ ガン センターの海外の治療に行ってきました。
日本のセンターは、なにか、いろいろ迫害に会い、開設がおくれているそうで、待っていたのですが、僕にはがんの進行と戦わなくてはならなかったので、海外での治療を行いました。シモンチーニ先生と連絡を取るまでにも、とても時間がかかって大変でしたが、ボランテイアの方々の協力を頂き、無事、治療をしてきました。膵臓がんだったのですが、きれいに腫瘍は消えてくれました。
2ヶ月間入院していましたが、最初のころは、全く、効果が無く、『やっぱり、駄目だったんだ。』とがっかりしましたが、1週ごとにチェックに来てくれるシモンチーニ先生の、『大丈夫。光太郎。大丈夫だよ。』という言葉に励まされ、4週目で、始めてシモンチーニ先生が、『光太郎、シュリンク(縮んだよ。)!』と言って二カッと白い歯を見せて笑顔を見せてくれたときは、涙が出ました。その後は、あれよあれよという間にがんが消えていくような状態でした。
僕の場合、抗癌剤治療を日本で勧められたのですが、膵臓がんは、5年生存率が僅かであり、僕の場合は、特に難しいといわれていたので拒否しました。

どうせ、死ぬなら、苦しまないで死にたい。というのが、本音でした。そんな時、こちらのブログで、シモンチーニ先生を知りました。

知らなければ、僕は、今頃、どうなっていたのか?と思うと、人間の縁の不思議さを感じます。インターネットのない時代でしたら、僕は、死ぬのを待つ状態だったと思います。

現在、無事に帰国しましたが、一言、いちい様には、お礼を申し上げたく、コメントさせて頂きました。

僕の膵臓がんは、日本では、既に、回復困難な状態でしたので、遺書を書いていたくらいでした。

シモンチーニ先生がいうには、1年間くらいは、定期的に、重炭酸ナトリウムの点滴を続けたほうが良いそうで、
それは、日本の病院で行う事になりました。

本当に、ありがとうございました。

心から、お礼申し上げます。
by koko (2010-08-24 19:23)
いちいサイト 

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