のあ いちい ワールド

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虫歯治療で抜いた神経再生、世界初の臨床研究へ

2013-04-21 14:34:10 | Weblog
=歯の再生医療=

症状の重い虫歯の治療では、歯の中央部分に位置する歯髄をくりぬき空間を金属などで補強するという。

周囲はセメントで固めるが、すき間から細菌が入り、虫歯が再発したり、歯の根もとが化膿したりすることも多く、抜歯に至る場合もあるという。


読売でこのニュースを知りました。歯が健康であること。悪くなってから、その有難みが分かりますね。


虫歯の治療で抜いた歯の神経(歯髄)を、親知らずから取り出した細胞を移植して再生する、

世界初の臨床研究を国立長寿医療研究センター(愛知県)の中島美砂子部長らが今月内にも始めるという。


細菌による虫歯再発や化膿を防ぎ、歯の寿命を長くできると期待される。

 
臨床研究では、患者5人の、親知らずなど不要な歯から、歯髄の再生を促す細胞を採って培養し、培養した細胞を、とどまらせる役割のたんぱく質とともに、歯髄の抜けた空間に注入するのだという。


犬の実験では2か月後に歯髄が回復したが、臨床研究では、同様の効果があるか、安全性と有効性を確認するのだという。


☆中島美砂子 口腔機能再生研究室長
歯学博士(九州大学)
・専門分野
歯科保存学、再生医学、発生生物学
・研究テーマ
Bone morphogenetic proteins (BMPs)を用いた象牙質・歯髄の再生

※歯髄幹細胞を大量に増幅し、試験管内で歯・歯髄複合体を作製し(バイオ歯)、虫歯で失った部分に移植して歯・歯髄を再生させる新しい虫歯・歯髄治療法を開発する事を研究目的としている。
現在、歯髄幹細胞を用いて歯髄を取り去った歯に、再び歯髄を再生させる治療法の開発に成功している。
また、歯髄の幹細胞を利用して脳梗塞や心筋梗塞を治療する細胞移植療法の開発を行っており、歯髄幹細胞の全身疾患への応用も目指しているという。

http://www.ncgg.go.jp/
(※詳細は上記リンク先にてご確認ください)

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