のあ いちい ワールド

ここは、物書き「のあ いちい」の、人間世界とそれ以外の宇宙人について多くふれるブログです。

芥川賞作家・高樹のぶ子の「Web SIA」がまもなく幕

2010-10-30 16:33:46 | 作家案内
芥川賞作家・高樹のぶ子の「Web SIA」がまもなく幕を閉じます!

◆高樹のぶ子のSIAブログ

☆SIA最後の訪問となったインドネシア編のムーヴが放送

福岡在住の芥川賞作家・高樹のぶ子がアジアを巡り、文学を通して異文化に浸るというプロジェクト『SIA=Soaked in Asia』。

10回目の最終回は、多民族・多言語のインドネシアを訪ねる。この国で高樹が選んだ作品は、バリ島在住のオカ・ルスミニ(43)著『時を彫る男』。高貴な家に盲目で生まれた男が、触覚や嗅覚を頼りに独自の審美観を創造し、木彫家として成功する。家族は彼の妻に誰もが美しいと讃える兄嫁の妹を勧めるが、彼は誰も美しいとは言わない身体障害者の召使いを選ぶという粗筋だ。

 オカと会い、小説の背景を探る際、高樹は湿潤な気候ゆえに、様々なものが放つ匂いに着目。より濃い匂いを求めて、バリ島ならではの霊媒師やバリダンスの踊り子たちに会いに行く。そのなかで「主人公に実在するモデルはいなかった」とオカは言っていたが、高樹は耳が聞こえない夜盲症の木彫家にも会う。

無音の世界に生き、目も見えなくなる夜でも、彼は妻を他の女性と即座に区別できるそうだ。抽象的だが生理的に訴えてくる匂いと、土着の精霊信仰が絡み合うバリのヒンズー教に、高樹は自らがSIAのテーマと課した「知識を超えて愛するために」の方策と意義を発見する。(ホームページより)

◆最後のムーヴ放送


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☆ヘルタ・ミュラーさん(56)がノーベル文学賞に決まった。

2009-10-09 22:54:28 | 作家案内
ルーマニア出身のドイツ人作家、ヘルタ・ミュラーさん(56)がノーベル文学賞に決まった。

作品のテーマとして取り上げ続けてきたルーマニア旧独裁体制の市民への弾圧について、
「時が過ぎても独裁の事実が記憶から過ぎ去ることはない」と。

 ミュラーさんへの授賞はドイツで、冷戦終結の転機となった「ベルリンの壁」崩壊20周年にちなむ朗報として受け止められた。

ケーラー独大統領は「20年前、東欧の独裁体制が終わったことを我々に想起させる」とコメント。
旧東ドイツの独裁への非難を繰り返してきたメルケル首相も「壁崩壊20年に、忘却に逆らおうとする者をたたえることは重要なメッセージだ」とほめたたえた、という。

 ルーマニアのドイツ語圏に生まれ育ったミュラーさんは80年代に著作を発禁処分にされ、家宅捜索や尋問を繰り返し受け、87年、故郷を離れ、当時の西ベルリンに移り住んだ。
移住後もチャウシェスク政権が崩壊する89年末までは秘密情報員から殺害の脅迫を受けており、こうした被弾圧体験が作品群を大きく性格付けているという。

 ミュラーさんは、
「独裁下で生き延びることができなかった友が私にもいる。問題なのは、まだそうした歴史を直視しない人々がルーマニアにいることだ」と弾圧側に回った人々を非難した。

 さらに「ナチスの強制収容所、軍事独裁、数々のイスラム国に存在する神がかりな独裁、こうした歴史的な破局が多くの人々を巻き込んだ。破局が記憶から消え去ることはない」とも語った、と。

「濃厚な詩と、散文の率直さにより、阻害された人々を描写した」ことが受賞理由になったとのこと。

テイミショアラ大学でドイツとルーマニアの文学を学ぶ間、チャウシェスク大統領の独裁に反発し、言論の自由を求める運動に参加。工場の翻訳者となったが、秘密警察への情報提供を拒んで解雇され、失職。こうした体験を作品に投影したという。

82年、短編集「泥沼の世界」ルーマニアの小さなドイツ系社会における腐敗や不寛容、抑圧などを題材にした短編集。
94年、「緑の梅の土地」独裁下の民衆の窮状を描いた作品。

92年、「狙われたキツネ」日本語に翻訳されたが絶版。

・ヨーロッパ文学賞など多くの文学賞を受賞。

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◆SIAブログご案内

2009-09-30 10:07:52 | 作家案内
◇SIAぶろぐとは?
芥川賞作家で選考委員の高樹のぶ子のSIAブログ。

作家であり九州大学特任教授である高樹のぶ子氏が、九州大学アジア総合政策センターを拠点として、アジアの文学作品とその作家、地域に生きるさまざまな人々との交流を通じて、まさに「アジアに浸る(soaked in)」ことにより、高樹のぶ子氏自身が感じた「アジア」を、さまざまなメディアを通じて世界に発信するマルチイベントです。
アジアに生きる人々が何を望み、何を愛し、何を憎しみ、何を守りたいと感じているのか。文学を芸術や娯楽としてだけでなく、「心の情報」として捉え、作家高樹のぶ子氏の柔らかな感性を通してみなさまにお伝えしていきます。(SIAブログより)

現在は韓国編。次回はインド編です! 下にリンクを貼っておきますので、関心がおありの方は立ち寄ってみてください!

私も、「のあ いちい」か「いちい」でコメント欄への書き込みとトラバをしています。ご意見がおありの方は参加してみてください!
        
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◆文学界新人賞にイラン人女性!

2009-04-15 12:22:10 | 作家案内
第108回文学界新人賞にイラン人女性の「シリン・ネザマフィ」(29)さんが決まった。

作品名「白い紙」

1955年に始まり、一般公募で純文学の新人賞を発掘してきた同賞で、日本語を母語としない外国人の受賞は、一昨年同賞を受賞した芥川賞作家で中国人の楊逸(ヤンイー)さんにつづく2人目だ。

受賞作は、イラン・イラク戦争下のイランの田舎町を舞台にした若い男女の青春恋愛物語だという。

ネザマフィさんは、テヘラン出身で、来日して役10年になるという。神戸大学大学院工学研究科を経て、現在大阪府内の大手電気メーカーでシステムエンジニアとして働いている。

在学中に日本語で書いた小説で、2006年の留学生文学賞を受賞している。

◇今回の受賞作は、5月7日発売の文学界6月号に掲載予定。

◆シリン・ネザマフィさん

◆関連記事


◇文学界「同人雑誌評」 名物連載 三田文学に“移籍”
寄せられる同人誌の減少などを理由に、昨年末で打ち切りになった月刊文芸誌「文学界」の「同人雑誌評」が、来月から季刊「三田文学」(三田文学会)に引き継がれることになった。
◆関連記事



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◆金鶴泳文学展

2008-02-07 22:49:36 | 作家案内
すでに亡くなりましたが、心の奥に気にかかっていた一人の作家がいます。
その人の『凍える口』という作品を読んでから、ひとの心の奥に巣食っている苦しみのことが、書棚へ目がいくたびに思い出されるのです。
その作家の本格的文学展が群馬県高崎市の土屋文明記念文学館で開かれています。


生誕70年 金鶴泳 -愛を求めて

期   日 : 平成20年2月2日(土)~3月16日(日)
開館時間 : 午前9時30分~午後5時(入館は4時30分)
休 館 日 : 毎週火曜日
観 覧 料 : 一般  400円(320円)/大学・高校生  200円(160円)/中学生以下  無料
      ※( )内は、20名様以上の団体割引料金
  
◎講演会
  期 日 : 3月2日(日)
  時 間 : 午後2時~3時30分
  演 題 : 金鶴泳の青春
  講 師 : 吉永 哲郎氏(郷土研究家)

◎対談
  期 日 : 3月9日(日)
  時 間 : 午後2時~4時
  テーマ : 金鶴泳の文学の特質
  出席者 : 黒川創氏(作家)……主な作品 若冲の目/もどろき/イカルスの森 など 
          文弘樹氏(図書出版クレイン代表)

◎講演会
  期 日 : 3月16日(日)
  時 間 : 午後2時~3時30分
  演 題 : 金鶴泳の文学
  講 師 : 黒古一夫氏(筑波大学大学院教授)

★申込方法(共通)
事前に電話・FAX・葉書・文学館受付にてお申し込みください。先着順で各定員100名です。定員になり次第締め切ります。受講料等は無料ですが、展示観覧の場合は、受付にてチケットをお求めください。

★問い合わせ先
  電  話 027-373-7721
  FAX 027-373-7725
  住 所 〒370-3533 高崎市保渡田町2000番地


金鶴泳(きん かくえい、キム ハギョン、1938年9月14日 ~ 1985年1月4日)
本名は金廣正(キム クァンジョン)。
1938年、群馬県に生まれる。東京大学大学院化学系研究科博士課程中退。
1966年に「凍える口」で文藝賞受賞。以後作家活動に入る。
「冬の光」「鑿」「夏の亀裂」「石の道」の四作が芥川賞候補作となる。
吃音者・在日朝鮮人二世という苦悩の中、独自の世界を描いた。1985年、自死。享年46歳。

著作
『凍える口』河出書房新社, 1970年
『金鶴泳集』河出書房新社, 1972年
『あるこ-るらんぷ』河出書房新社, 1973年
『石の道』河出書房新社, 1974年
『鑿』文藝春秋, 1978年
『郷愁は終り、そしてわれらは』新潮社, 1983年
『金鶴泳作品集成』作品社, 1986年
『金鶴泳作品集』1-2, クレイン, 2004-6年
『〈在日〉文学全集6金鶴泳』勉誠出版, 2006年

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☆【文芸と資格】: ☆作家の街:桜色の部屋

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★『消えた高校生』
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☆芥川賞作家・高樹のぶ子氏「SIA」の5回目取材で上海へ!

2007-12-07 20:15:30 | 作家案内
☆芥川賞作家・高樹のぶ子氏「SIA」の5回目取材で上海へ!

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3日から上海です。SIAの五回目。
上海が中国を代表する都市かどうかは別にして、いまアジアでもっとも活気の溢れている都市のひとつであることは確かです。
上海という大都市を動き回って、潘向黎さんとの対談や小説の舞台訪問などをしますが、ホテルにもどったとき、このブログを覗いてみるつもりです。
日本語入力のパソコンがあれば、海の向こうから、コメントできますね。
ネットカフェなども、あるかもしれません。
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☆潘向黎(パン・シアン・リー)(1966~)
生まれたのは両親の出身地だった福建省の泉州。文革のため上海復旦大学教授だった父親とは別々に暮らし、母と上海に戻ったのは12歳のとき。文学少女だった潘さんは、その間ずっと古典小説を読んで育った、と。
1992年から2年間、東京外大に留学した。日本語は流暢で、表現力豊かだ。
6月、優秀な若手作家に贈られる庄重文文学賞を受賞。初の長編「明月楼」の準備にも取り掛かっている。清代末、1900年ごろの江南古鎮を舞台にした大家族の物語だと。

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★『消えた高校生』
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☆Andre Paul Guillaume Gide(アンドレ・ポール・ギヨーム・ジッド):フランスの小説家:1869年11月22日 ~ 1951年2月19日。(アンドレ・ジイド、アンドレ・ジードとも)

1869年パリ生まれ。ソルボンヌ大学中退。オックスフォード大学名誉博士。父親は、ソルボンヌ大学法学部教授を任じた。小説などの著作により、既成キリスト教的道徳・倫理からの解放を訴えた。欧州の広範囲に渡って文学的影響を与えた。その著作は死後、ローマ教皇庁により、禁書に認定された。政治的には当初は共産主義的であり、反ナチ・反ファシズムで知られる。戦前は、反戦・反ファシスム世界青年会議名誉議長を務めた。1936年にソ連を訪問してからは反共に転じ、『ソヴィエト紀行』でスターリン体制を痛烈に批判した。

小説には、生涯の妻であった従姉・マドレーヌの影響が強く、『背徳者』、『狭き門』などに彼女の影を持った女性キャラクターが登場している。しかしながら、私生活ではマドレーヌのことを愛していながらも20年以上も性交渉を行わずにいたり、マルク・アレグレとの同性愛関係により結婚生活は破綻をきたしていたと言われている。このアレグレとの関係は、ジッドの『日記』に詳しく書かれている。また、彼にはエリザベート・ヴァン・リセルベルグという愛人も存在しており、リセルベルグとの間に娘がいる。

1938年、最愛の妻マドレーヌが亡くなると深い孤独感に陥り、『今や彼女は汝の中にあり』を著す。

1945年にゲーテ勲章授与。1947年にノーベル文学賞受賞。

1951年パリで没。

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☆【文芸と資格】:

☆野球断念、作家へ転身

2007-10-23 20:13:59 | 作家案内

長嶋さんの一言で決めた!

作家の伊集院静さん。
山口県立防府高校時代、あと一歩で春の甲子園に手の届く所までいった。
しかし、最後の夏は県予選1回戦で敗退。野球は高校で終わりにするつもりでいた。

東京見物で後楽園球場を訪れ、巨人軍選手だった姉上のご主人のはからいで、ミスターに出会ったという。
「東京に来るのならセントポールに入りなさい。ぜひそうしなさい」
高校三年の秋、長嶋茂雄さんの一言で進路を決めたそうな!
立教大学の新人戦で4番を打った。将来は野球で食べていきたかった。
それが、ひじを壊し、キャッチボールも出来なくなった、と。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

立教大学文学部卒業後、広告代理店勤務を経て独立。

テレビコマーシャルのディレクターになる。松任谷由美・松田聖子のステージ演出。「ギンギラギンにさりげなく」作詞。

野球をあきらめ、15年の歳月が流れた1985年、先妻の女優・夏目雅子さんを病気で失った。「・・なんでもいいから、本気でやっていかなきゃならない、」と。

そうしたなか、小説をかいたらどうか、という勧めがあった。

92年、『受け月』で、直木賞受賞。この作品では、引退試合を迎えた社会人野球の老監督だった、と。

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☆【文芸と資格】: ☆作家の街:桜色の部屋

死霊〈1〉 (講談社文芸文庫)

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☆高樹のぶ子氏の「S I Aブログ」

2007-07-26 22:01:41 | 作家案内
☆gooブログを読んでいる皆さん!
芥川賞作家・高樹のぶ子氏の「S I Aブログ」を覗いて見て下さい!
アジアの国々を回り、生の声をトークブログ動画で、また新鮮な切り口でブログを書いてらっしゃいます!
下記サイトにも、氏の「トークブログ」を貼りましたので、覗いて見てください。
高樹のぶ子氏は芥川賞の選考委員です。ブログ中で今回の受賞作品に触れています。☆【文芸と資格】:◇高樹のぶ子のS I Aブログ

桜色の部屋:「作家情報」

2007-06-01 12:09:06 | 作家案内

☆作家の街・桜色の部屋:「作家情報」に信州・松本、映画「さよなら、クロ」の母校を訪ねて...



『悪魔はもう歌わない』 ・藤岡改造 審美社 1987/11出版 ーブライアン・ジョーンズ 孤独な反逆者の肖像ー(乃阿一葦が図書新聞で書評した作品)についてふれ、情報更新しました。





☆作家の街;桜色の部屋





☆アフィりブログ:ふたごのふくろう


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